股関節周囲筋で1番大きいのが大殿筋か腸腰筋になります。 この2つの筋は特に重要です。 なのでスパズム(筋攣縮)が起こっていたりすると機能不全の状態になり上手く股関節が使えなくなります。スパズムの状態では筋も攣縮していますが中の血管も攣縮しており血流の循環不全が起き発痛物質や疲労物質が蓄積してしまいます。そのためトレーニング前に筋の状態を整えておくとトレーニングが捗ると思います。
スポーツ動作では股関節の動きが大変重要になります。大殿筋というお尻の筋肉は体の中で1.2番で大きい筋肉です。大きいのには理由があると思います。しっかり使うために大きいと思います。逆にしっかり使えないとパフォーマンス低下や怪我のリスクにつながりやすいと考えます。
動作を分解してつなげられるようになったら次は坂や雪の上で行う練習に移行します。陸と坂では傾斜がついているので足首の使い方や体重の載せ替えの感覚が違ってきます。そのため陸の次は坂での練習が必要になります。 坂の次はゲレンデで行うと良いでしょう。雪の上では摩擦力が低いため陸とは体重の載せ替える感覚が違ってきます。 そのため練習の段階としては 1.陸 2.坂 3.ゲレンデ という段階で行うと良いでしょう。 なのでオフシーズンなどを利用してシーズンインに備えると良いでし
練習量的には1動作を300回程度練習が必要になる。これが前回の内容でしたが今回は動作をどのように練習したら良いか、それは動作を分解して練習すると良いと思います。 例えばオーウェンを練習するとしたら270回して乗せ替えて360しこむという感じですので、 1.270回しこむ 2.乗せ替える 3.360しこむ この3つに分解できます。そのため、1.2.3をそれぞれ300回ずつ練習すればあとはその技をつなげて行えばできてくるという理屈になります。
運動学習やモーターコントロールという言葉を聞いたことがある方はこの記事を見てくれている方では少ないと思いますが、体や脳に動きを定着させるには300回程度、1つの動作を繰り返す必要があります。時には天才的にみただけでできる人や数回こなせばできる人もいますが大多数の人は練習量を必要とします。 なので1つの動作に300回は練習することをお勧めいたします。
正中位から逸脱した荷重では骨以外の組織で荷重ストレスを受けることになります。 靭帯や関節包という軟部組織に負担がかかります。つまり怪我に繋がりやすくなります。 1回の負荷では耐えれるとしてもスノボーをしていたら何回も何回も軟部組織に負荷がかかります。なので体に、脳に正中位での荷重コントロール、関節コントロールを定着させる必要があります。
関節にはクローズドパックポジションと呼ばれる締まりの肢位とルーズパックポジションと呼ばれる緩みの肢位があります。 締まりの肢位の方が関節の構造学的に剛性が高い肢位になります。 緩みの肢位では関節の構造学的に剛性が低くなりますが柔軟性が高くなります。 正中位では締まりの肢位にも緩みの肢位にも移行しやすいという利点があります。 グラトリでこれをコントロールできればパフォーマンスアップにつながると考えます。
普通の立位姿勢から考えてみます。 体には沢山の組織がありますが、 1番硬い組織は骨です。 柔らかい物の上で立つには不安定性が生じやすいですが 硬い物の上では安定しやすいです。 そのため、筋でも、靭帯でも、関節包でもなく骨で荷重するのが一番安定すると考えます。 そうすると、関節をなるべく正中位で保てる位置で荷重を行うと良いと思います。
グラトリをする上で重要なことは 板の反発を使えることです。 つまり体重をしっかりかけられないといけません。 さらに板の端により体重を乗せれることで板からの反発はより大きいものになります。 なのでまず練習することは なるべく端の方でのプレス練習で 体重を効率よくかける練習をします。 解剖学的視点からみた効率の良い体重のかけ方を説明します。
スノーボードでグラトリの大会を目指してる理学療法士です。 日頃、解剖学、運動学、生理学、神経科学など考えリハビリテーションに励んでいます。 この知識を趣味にも活かしていきたいと考えてここに書き込んでいきます。 まず、スノボーのグラトリをゲレンデでやりたくなる気持ちはありますが、まずは段階を踏んで練習をした方が良いと思います。 順番としては 1.芝の上(平地)での丘トレーニング 2.坂などを使用しての坂トレーニング 3.ゲレンデでの実践練習 この順番で体と頭が順