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中山匡 頑張るフリー営業マンは注目! 『在宅秘書』の仕組みを作ろう!⑨
大企業も注目する「バーチャルスタッフ」
大坪:全部自分で完結させるのでなく、人に任せる……。その際にまず取り組むこととしたら、なんですか?
中山:まずは先ほどの話の現状分析。仕事を書き出すことです。
業務を分類して、次に時間です。
どの業務に月に何時間かかっているのかということを書き出す。
大坪:それは絶対にやらないとダメ?
中山:面倒だいう人はスルーしてもいいと思いますが、逆に「本当に自分ってそんなに人に任せることってあるのかな」って半信半疑の人は、ぜひ試していただくといいでしょう。
大坪:ご自身でやってみて、気付きがありましたか?
中山:メチャメチャありますね。やっぱり、ただ頭でわかっているものを、実態感覚として、「これ、任せなきゃいけないな」って思うのは、この作業をやったからです。
大坪:なるほど。たとえばもう既に任せている人がいる場合も、実はまだまだ任せられることがあったりするわけですよね?
中山:そうですね。
大坪:ひとつの目安として、先ほどの中山さんの〝180時間〟というのがあるんですけども、大体、身一つでやっている人が上手に在宅秘書などを活用しているケースでは、何時間ぐらい外に仕事を任せているんですか?
中山:本当に上手くやっている方は、100時間任せていますね。
平均するとやはり30時間から50時間ぐらい任せているという方が多いですかね。
大坪:なるほど。じゃあ、任せれば任せるほど、運営……自分を含めた〝仕組みの運営〟が上手いといえるんですか?
中山:そうですね。
本当に、一番大きい方では、年収が8倍から9倍ぐらいになっている方もいるんで。
大坪:へー!
大坪:それくらい大きな価値を持ったこの「バーチャルスタッフ」「バーチャルオフィス」のようなビジネスの形態ですが、今後、こういう仕組みっていうのは増えていくと思いますか?
中山:そうですね。今後は、むしろ大手企業からも、逆に在宅を増やしたいというニーズが増えてくると思います。
先日もある人事の専門誌から寄稿の依頼がありました。「人事部が在宅秘書を採用する時にどうするか、何に気を付けたらいいのか」というテーマです。
大坪:まさにお得意なところですね。ずっと今まで研究されたことですもんね。
中山:ええ。今はそういった大手企業の人事部の方々が読むような雑誌でも取り上げられる傾向にあるので、今後は全体的に増えてくると思います。
大坪:今でもアウトソーシングが進んでいると思いますけども、それでもまだきっと増えるということでしょうね。
中山:そうですね。
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