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資本主義を考えるシリーズ第一弾。 新書大賞2021で大賞を受賞したベストセラーです。 恥ずかしながら本書を読むまで気候変動問題をかなり呑気に捉えていました。 地球が既に待ったなしの状態であること、 それが資本主義の名の下に進められた経済成長の代償であること、 オルタナティヴとして「脱成長コミュニズム」という考え方があること。 資本主義の世界で、それ以外の世界を想像することすら難しい私たちに、 考える機会を与えてくれる一冊です。
やや脱線しましたがまたお金の話です。 仮想通貨の誕生により国家と経済の境界が曖昧になっていくなかで、これまでの資本を中心とした世界〈資本主義〉から、資本に変換される前の価値を中心とした世界〈価値主義〉に変わっていくのではないかというのが本書の主張です。 資本主義にどっぷりつかっていると想像し難いですが、本書を読んで、そもそもお金とは？ 資本主義とは？ という問いがうまれました。 ということで次回からは資本主義についての本を取り上げていきます。
