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人生の三つの坂 2015年3月23日

 おはようございます。自称「心がざわつく女」神垣です。

 昨日、義父の三回忌の法要で
 このような講話を聞きました。

 人生には三つの坂がある。

 一つは「登り坂」。
 働き盛り、男盛り、女盛りといった
 30代から40代にかけての心身ともに勢いのある時期を指します。

 二つめは「下り坂」。
 ピークに達した勢いが加齢とともに
 緩やかに下降していく時期を指します。

 人によって
 ピークにあたる年齢や時期は様々でしょう。
 でも、勢いに乗ってグイグイ進むことができる「登り坂」があれば
 力やスピードを緩め、辺りを見渡しながら進む「下り坂」があるのは
 誰しも経験すること。

 では、三つ目の坂とは?

 「まさか」。

 予測もつかないことが
 突然、起こる
 「まさか、あの人が」「まさか、自分が」
 という事態もまた
 避けることのできない人生の「坂」と
 いうお話でした。


 そんな話を聞いた日の夜
 友人が病を患い手術、闘病していることを知り
 えも言われぬ気持ちになりました。

 昨年会ったときは
 なんら変わりはないように見えたのに……

 たあいもないことを話して別れたけれど
 あの時、彼女は言いたいことがほかに
 あったのでは……

 彼女の思いを汲み取れず
 能天気にやり過ごしてしまった
 自分を悔いています。

   自分の中でいろいろな思いが
 交差する春の朝です。

VOL.2377 2015年3月23日配信 メールマガジン あとがきより)


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