見出し画像

消えていく仕事や職業 2015年7月30日

 自称「考える女」神垣です。

 昨日、「写植」の話をしました。


 昨日、取材で一緒だった
 デザイナーとカメラマンと
 取材先へ向かう道中
 「写植」の話になりました。

 デザイナーもカメラマンも
 わたしと同世代。

 わたしたちが駆け出しだった
 1990年ごろまでは
 まだ使われていた言葉です。

 「写植」とは「写真植字」の略。

 印刷物を制作する際に必要な
 「版下(はんした)」というものがあり

 写真植字機を使って印画紙に印字した活字を
 切り貼りして、版下台紙に貼り付けていました。

 写植屋さんと呼ばれる専門業者がいて
 版下に使う活字の書体や大きさ、太さなどを指定した原稿を渡すと
 その指定通りに印字した写植文字を持ってきてくれたものです。

 パソコンの画面上でデザインや編集作業が一度に行える
 DTP(デスクトップ・パブリッシング)が普及してからは
 またたくまに消えていったのが写植の専門業者でした。

 20年ほど前には、あった仕事が
 今はなくなっている。

 そう思うと、
 今はあるけれど、10年後、20年後には
 消えてしまう仕事もあるわけです。

 これから先
 どんな仕事や職業が消え、
 残っていくのか

 真剣に考えてみなくては……
 と改めて思ったのでした。

 他人事ではなく、明日は我が身!
(VOL.2463 2015年7月30日配信 メールマガジン あとがきより)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?