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温泉を多方面から見る

『全国温泉大全』松田忠徳・著 (東京書籍 / 2022)

温泉本をたくさん出している「温泉教授」でお馴染みの著者による総集編的温泉網羅本、650ページ超しのぶっちょい本です。

13の章が立てられていて、例えば第1は「お湯を楽しむ」。3は「宿を楽しむ」。実際に著者はたくさんの温泉、温泉地、宿などを知っているので、さまざまな生きた情報を得られます。楽しく、勉強しながら読み進めることができると思います。

8の「飲泉を楽しむ」などいいですね。飲泉だけで一章ですよ。確かにその効能は侮れないものがあると思います。私も昨秋、奥飛騨は福地の宿「孫九郎」で飲泉しましたが、その後実に胃腸の調子が良くなったことを思い出しました。また行かなくちゃ。

10「食事を楽しむ」もたくさんおいしいものと宿が紹介されています。予約したい宿が目白押しなのですが、そんなにお金が追い付くわけがなく、いつ行けることになるやら・・・

合間には種々のコラムが挟まれていて、少し変化もあって飽きずに読めます。ガイド的に膨大な数の宿が出てきますので、時に本をスマホに持ち変えてウェブサイトをチェック、ってことになりますので、そばにデジタル端末を置いておくことを激しく推奨いたします。


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