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温泉に行きたくなる新書

『本物の名湯ベスト100』 石川理夫 / 著

講談社現代新書から2016年に出された一冊です。
数項目のカテゴリー分けされた指標をもとに、その総合点の高い順に全国の温泉の中から100の温泉地をランキングしています。
指標というのは、例えば源泉そのものだったりその提供・利用状況だったり、街並み景観や歴史・文化などです。
何かが極めて突出している温泉もありますが、ここでは「トータルで見ると」という点を重視しています。
そして、第一位は「ナルホド」というか「やはり」という温泉地が輝いてます。あそこが何位であそこがこんな位置か、と驚きや納得で楽しい内容です。しかし、順位だけが全てという内容ではなく、どの温泉地にも魅力があって、その辺はちゃんとおさえられています。
ちなみに、私が昨年訪れた兵庫県の湯村温泉は第20位となかなかの健闘振りです。96度の熱さをマークする自然湧出中心の源泉、泉質の良さ、さらには温泉情緒たっぷりの落ち着いた街並みなどが評価されています。

この本をおりに触れて読んでいると、いろんな温泉に行きたくなります。そして温まることで体温を上げ、心と体を休めることは、昨今のようなウイルス騒動には一番の「薬」「予防」になるように思います。


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