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日本の「大型鰓脚類」相は8科8属11種(ホウネンエビ目3種,カブトエビ目3種,カイエビ目4種,タマカイエビ目1種)で構成され,キタホウネンエビDrepanosurus uchidaiおよびタマカイエビLynceus biformisを除くすべての種が,大陸との共通種である。

長縄秀俊氏

大型鰓脚類の代表格はカブトエビではないでしょうか。続いてホウネンエビこのあたりが一般的ではないにせよ知ってる人は知っているレベル。カイエビ、タマカイエビというのはほとんど知られていない種と思います。

さて、分布とおいう大げさですが、野生の個体を見つけるときの手助けとして記録を残したいと思います。

色々な水田を見て回りましたが、他の方も記述があるように、同地区に幅広く分布しているのではなく、例えば30枚の田んぼに1枚だけしかいないそんなことはよくあります。

探しやすさ順番

1位.ホウネンエビ

探しやすいといってもどこにでもいるわけではないのですが・・・ホウネンエビ,カブトエビ,カイエビの3種の中では比較的幅広く分布をしています。

体化が透明ということもあって見つけにくいですが、メダカ用の網で田んぼのヘリを救って確認する感じです。

水田の水を抜く頃には水たまりが少なくなって割と深めな場所に溜まるので見つけやすくなります。

色としては3色、「無色透明」、「緑」、「ブラウン」
食べ物によって色が変わるようにも思えますが、田んぼの水質やら環境によってなのかもしれません。ホウネンエビは尾びれが赤ですので緑の個体が特にきれいです。

餌は植物プランクトンのようですので、クロレラとかミドリムシで飼育できるのではないかともいます。

子供の頃から中型になるまではわりと群れますが、最大個体になると単独で泳いでいることが多いです。

混泳について、

混泳できる。カイエビ
混泳できない。カブトエビ、メダカ、※捕食されます。

2位.カブトエビ

肌感覚でいうとホウネンエビよりは見つけにくいです。が、鬼のように群生している田んぼあります。

肉食ですので餌問題がありますが、長縄秀俊氏はレタスと鰹節で飼育しておりましたwww

カイエビとは混泳できそうですが、とにかくこ凶暴なので色々混ぜると食われます。

3位.カイエビ・タマカイエビ

個体数が少ないのと群生しないので非常に見つけづらいです。
野生のカイエビはまだ捕まえたことがないかも。

カイエビについては、ホウネンエビを返すために入れた土に混じって発生下ぐらいです。

さて、最近激ハマりのタマカイエビ。本年初めて狙って捕獲できました!で、本日二度目の調査に行ったとこことの報告です。

30枚ぐらいの田んぼを見て回って、いるのは1枚だけ、しかも同じ田んぼに薄く分布しているのではなく、一箇所に集中しています。

ということで、採取場所が悪いと、居ないという判断に普通になりそうです。

タマカイエビについては、千葉県の野田市や茨城県の小貝川水系に発見の資料があるので実地調査に行きたいところではありますが、野田についてもやはりいる田んぼと居ない田んぼに分かれるようで、採取できてしまった今としてはちょっと萎え。(笑)



おまけ

タマカイエビ飼育記録

野生個体は成体になっているので、土から戻すより寿命が短めです。一週間飼えれば環境が整っているということだと思います。

さて、ここから本題。

昨年、メダカの餌として田んぼで採取したミジンコに偶然紛れ込み、メダカ水槽で優雅に泳いでいたのを発見したのが出会いですが、

殊の外長くメダカ水槽におりまして、なんか水が、あってんだろうなという感触からのスタートです。

まず、アナカリスの周りを泳いでいるので、餌はコケ類ではないかと思っています。

今回試したのは4つ:一週間後の結果
1.メダカの水槽、ベランダ:現在未確認
2.小型水槽ベランダ:全滅
3.タッパーをメダカ水槽に浮かせて、アナカリス+現地の土ベランダ:超元気
3.室内、小型水槽+アナカリス:元気

このような結果です。全滅は動物すべて死んだので、酸欠かもしれません(涙)温度が上がりすぎた(煮えた)というのもあるのかも、

これは、メダカ水槽に浮かしたタッパーのほうが明らかに水の量が少ないにも関わらず元気というのは、メダカ水槽の水が多いため、水温が急激に変化しないのではないかと思われます。

1週間生きているということはなんか食べていると思うので、アナカリス二付着するなんかを食べているのかもしれません。

水に関していうと、エビのようにpHショックで死ぬということはないような感じです。

おまけ2

怒られるとは思うけど・・・・メダカ水槽にはメダカとミナミヌマエビがおりますが、カルキ抜きしない水道水を直で入れても死にません。どんな体力ww


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