#子どもの運動
#20 ベルンシュタインから考える14『巧みさとその特徴』その1
ついに最終章突入です。
今回から、「巧みさ」について考えていきます!
巧みさとは何か?
早速ですが、次のうち、巧みさが現れているのはどちらでしょうか。
短距離走者がトラックを走っている。彼はライバルたちを一気にごぼう抜きして先頭でゴールした。そのフォームはとても美しく、無駄のない動きであった。
兵士は敵より先に目的地にたどり着かなくてはならなかった。森の陰に隠れる敵を察知し、相手の動きを予測
#19 ベルンシュタインから考える13『練習と運動スキル』その2
前回は、「背景レベルに委託する段階」までの話でした。今回はさらに掘り下げていきたいと思います!
動作の自動化ベルンシュタインは、「自動化は、背景で働く自動性を新たに精緻化し、動作の調整をひとつずつ低次のレベルに切り替えていくことであり、止むことのないプロセスである」としています。
これは適切な背景レベルでの調整が強化され、その後に背景レベルが先導レベルから独り立ちし、新たな自動性を引き受けるよ