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【CL愛知7-1/20位】ドラゴンルギアの思考【エクストラ構築記事】

目的

もうCL愛知2023が終わって1週間が経ちます。はやく記事をまとめないと旬が過ぎてしまうし、明日は親知らずを抜くので、痛みに苦しむ前に記事を書くことにしました。
CL愛知2023オープンリーグの優勝はドラゴン型のルギアだったことは皆さん記憶に新しいと思います。さらに、トップカット16人のうち9人がルギアということで、今回の大会のトップメタがルギアであることは周知の事実です。
つまり、「ドラゴン型ルギア」に対する理解は基本的には全プレイヤーに浸透していると考えて良いです。今更20位が何を、と思われるかもしれませんが、この記事の目的は、「トップカットに残った人のドラゴン型ルギアへの理解」と、「自分のドラゴンルギアへの理解」がどの程度近いものなのか、あるいは異なるのか、認識のすり合わせにあります。
自分の理解が正しかったかどうか、オポネントで落ちた僕には確かめるチャンスがなかったのです。

記事執筆の都合、以降の考察はあくまで主観、僕の認識、見解のように記載されますが、前提として、一部、練習メンバーから得た知見、見解も含まれてることをあらかじめお断りしておきます。
(決して僕一人で行った考察ではないということです)
一緒に練習、研究してくださった皆さん、この場を借りて御礼申し上げます。

しかしながら、その中でも、僕自身の軸をもってドラゴン型ルギアへの理解を深めていったのは間違いなく、練習メンバーとは一部異なる構築に落ち着いたので、そのあたりについて深堀りしていければと考えています。

環境考察

環境考察については割愛します。エクストラの記事たくさん出てて、どこもかしこも同じようなこと書いてあるのでもう皆さん飽きたと思います。今後の考察の前提となるので、結論だけ記載しておきます。

  1. ルギア

  2. レジドラゴ、黒馬

  3. フュージョン系
    (また、Tierに上がるほど数はいないが、LO系統は無視できない存在)

デッキレシピ

(割愛された)以上の環境考察を踏まえ、握るデッキは早々にルギアに決定しました。(もう一つの候補にミライドンがあり数万円かけて雷エネルギーを光らせましたが、ボツになりました。スタンで使います。)

紆余曲折を経て、最終的に決定したレシピが以下となります(見づらい)。

図1.ドラゴン型ルギア

ドラゴン型ルギアの思考

課題

ドラゴン型ルギアの最大の課題は「ミラー対面の複雑性」です。
環境考察でTier2にレジドラゴと黒馬をあげていますが、これは、「エクストラバトルで使い慣れてるから使う」人が少なからず一定数含まれている、と考えていたからです。
それをいったん考慮しない場合(勝ち進んだ後の上位卓)のTier表はもはや下記のようになると想定しました。

  1. ドラゴン型ルギア

  2. なし

  3. その他

盤面完成時の制圧力は環境内から頭一つ抜きんでているため、正直ミラー以外の対面はその場のプレイングでどうとでもなります。
最も考慮すべきは、「ミラーでどう立ち回るか」ということなのです。

さて、「ミラー対面の複雑性」についてですが、おそらくすべてのルギア使用者が頭を抱えていたことは間違いなく以下の2点だと思います。

  1. 後1ソニックストライクへの回答

  2. GGエンドっていつ打つの?誰にうつの?

この2点に対して明確に回答をもって臨まなくてはなりません。

ドラゴン型ルギアが目指すこと

CL愛知前後、Twitterでエクストラについて検索をかけてみると、下記のようなコメントが散見されました。

「エクストラは後1GGエンドで終わる運ゲー」
「ルギアは後1GGエンドが超強い」

いや確かにGGエンドは強いんですけど。
もちろん相手が先攻でたねポケモンを2匹以下で番を返して来たら狙いにいきますが、あくまで後1GGエンドはゲームを楽にするための選択肢のうちの一つであり、積極的に狙うべきものではありません。(少なくとも、「ルギアが強い理由」「ルギアを握る理由」ではないと考えています)

だって、そんなの誰だって分かります。ルギア相手に先攻とったら少なくともたねポケモン3体並べてきます。後1GGエンドで勝てません。相手の場にポケモンが2匹以下しか並ばないのは、基本的に「相手の先1ハンドにボールがなかった時」です。ボールがあれば全人類採用しているデデンネかクロバットを駆使して3体以上並べてきます。「ボールがなかった時」はそもそもエクストラの先1として非常に弱い動きをしているということであり、GGエンドを言わずともルギアなりガブリアスなりで殴っていればサイド先行して勝てます。

「いやでも、たとえ3体以上並んでたとしても、相手がレジドラゴ2体+クロバット+オドリドリみたいな盤面だったら、ドラゴ2体を飛ばせば勝ちじゃないか」という意見もあると思います。
その通りです。
だからレジドラゴはTier2(と考えた)なんです。
目的はレジドラゴに勝つことではありません。8-0ないし7-1して優勝することです。
同じ盤面でレジドラゴをルギアに置き換えてみた時、その理屈は一瞬にして破綻します。
たとえ後1GGエンド(ないしソニックストライク)で相手の盤面からルギアを消したとしても、「ルギアにはミツルが採用されている」ので、先2ミツルからルギアVSTARが簡単に育ちます。返しでGGエンドでアーケオスを2体飛ばされると、一気に立場が逆転します。

自分の場には
「ワザを使ったにも関わらずサイドを1枚もとってこなかった」、
「打点が160点しか出ない」、「VSTARよりHPの低い」、「サイドを3枚とられる」木偶の坊と、エネのついていないルギアしか残りません。

後1ソニックストライクの場合でも、「エネルギーが空になったHP200のポケモン」と、「エネが1,2枚ついたルギア」しか残りません。

負けじゃん・・・

つまり、ルギアが後1でやることは、
「サイドを先攻すること」
「GGエンドを打たれてもゲームができる盤面を形成すること」なのです。

理想盤面

「盤面完成時の制圧力は環境内から頭一つ抜きんでている」と述べましたが、僕が考える最強のルギア盤面は以下の通りです。

  1. 殴れるアタッカー(バトル場)

  2. 殴れるアタッカー

  3. 殴れるアタッカー

  4. アーケオス

  5. アーケオス

  6. (システムポケモン)

つまり、1~5のうち2体をGGエンド、さらに2体が倒されてもアタッカーが残る盤面が理想盤面です。
アーケオスさえ残れば新しいアタッカーを育てることができるので、基本的にはGGエンドでアーケオスが飛ばされることを前提に考えますが、
アーケオスが飛ばされるタイミングでエネルギーがついた殴れるポケモンが2体残っていれば、その2体で殴ってる間に最後の1体は手張りで育てることができるということです。
繰り返しますが、GGエンドはサイドはとれません。
GGエンドを打った後のガナは、「ワザを使ったにも関わらずサイドを1枚もとってこなかった」、「打点が160点しか出ない」、「VSTARよりHPの低い」、「サイドを3枚とられる」ポケモンなんです。
サイドさえ先行しておけば、たとえアーケオスが飛ばされても手張りが間に合います。

重要なのは、「盤面に可能な限りエネルギーを残しておくこと」なのです。

ということは、必然的にルギアが後1で目指す盤面がおのずと見えてきます。

バトル場:十分育ったルギアVSTAR
ベンチ:エネルギーをつけたガブリアスV or ルギアV
ベンチ:アーケオス
ベンチ:アーケオス

「ルギアを育てて相手のバトル場のポケモンを倒す」

これが結論です。
ルギアは基本的に非ルール持ちのポケモンは採用されづらいので、サイド2枚を先攻できます。
ここからはソニックストライクかストームダイブでサイドを2枚とり、カオスオーダーGXでゲームを締める流れとなります(先2でGGエンドでアーケオスがとられてもカオスオーダー分の手張りは間に合う)。

安心ルギア

「十分育ったルギアVSTAR」って何?という話に移ります。
こちらについては、今回3位に入賞されたTDS氏の記事でも触れられていますので、ぜひ参考に。(チャンネル登録もしよう)

後1で前のポケモンを倒すときにはどのようにして倒すべきか?
答えは、「パワフル無色エネルギーを3枚」「Vガードエネルギーを1枚」
つけたルギアVSTARで殴る、です。

できあがったルギアを見てみましょう。
HP310 ワザ打点280
あまりにも強い。

これにより先2GGエンドアーケオス2体、を否定でき、相手のルギアVSTARがパワフル無色エネルギーを4枚つけても届きません。この時点でサイドレースにおいて非常に有利になっていることが分かります。

相手がとることのできる選択肢は先2GGエンドでゴリゴリルギアともう1体のアタッカーを飛ばすことのみです。
再三言いますが、それをやって残るのは160点しか出ないTAGTEAMです。こちらにはアーケオスが2体残っているので、裏のシステムポケモンにソニックストライクでもいいですし、カオスオーダーでもいい。この時点で残りサイド差が2-6になるので、非常に楽なゲームが展開できます。

ここで、ドラゴン型ルギアにおいて「パワフル無色エネルギー」と「Vガードエネルギー」が必須になることが分かります。

「ルギアが280点出せるという圧」と「ルギアに倒されないルギア」という2点が、ミラーにおいて非常に重要な意味を持ちます。
(ついでにレジドラゴVSTARをワンパンできるようになり、ハチマキなしガリョウテンセイを耐えるようになる)

となると、「後攻さえとれれば」、ルギアミラーについてはそもそもGGエンドを打つプランが存在しないことが分かります。
ここで、じゃんけんに勝った時ルギアが選択すべきなのは後攻である、と自分の中で固まりました。

先攻における立ち回り

ここで重くのしかかってくるのは、先攻をとらされてしまったときの立ち回りを確定させておく必要があるということです。
結論として、「先攻の場合はこういう動きをすれば勝てる」というムーブは僕の中には存在しません。
なぜなら、後攻で前述のようなムーブを通されたら負けるからです。
「後攻とればミラーは絶対勝てるよ!」「先攻とったときはこうしよう!」
めちゃくちゃ矛盾してます。僕はそんな無責任な男ではありません。

ここからは、相手のルギアに対する研究が僕とは全く違う方向性であることを祈るのみです。

Vガードエネルギーが入っていない
この場合、仮に後1ルギアVSTARで前を取られても、前述の理想盤面を作りながらゴリゴリルギアをぶつければ、返しのターン(後2)を凌げる可能性が出てきます。
対戦相手もソニックストライクとカオスオーダーで残りのサイドをとってこようとしますが、ソニックストライクを先に使ってきた場合、相手の盤面からエネルギーがなくなっていることが想定されます。
GGエンドを打つタイミングはここ(先3)です。
GGエンドの最も強いタイミングは、「相手の盤面にエネルギーがすくない時」なのです。Nを絡めながらアーケオスを飛ばすことにより、猶予を生むことができます。
先にカオスオーダーから入られた場合はかなりしんどいです。

先1サイレントラボお祈り
最終手段です。たねポケモンの特性が止まっても、ルギアVSTARを立てることは難しくありません(コンプとサーチャーorミツルが手札にある時点で解決できる)。そのため、気休め程度の対策札です。
念のため補足しておくと、先攻を取らされたからといって一生懸命デデチェンジを使ってまでサイレントラボを引きに行く必要はないと考えています。
不必要なデデンネGXの着地は、相手のガブリアス&ギラティナGXに仕事を与えることに他なりません。
もちろん後1GGエンドは警戒しなくてはなりませんから、ベンチに3体並べるためのデデチェンジは問題ありません。その道中でラボが拾えればラッキーくらいの感覚でいます。

やっぱりミラーの先攻はかなり厳しいという結論に至りました。とはいえ、対レジドラゴや黒馬を意識したとき(相手のデッキがわからない状態で)、先攻をとろうと考えているルギアプレイヤーも少なくないと思っているので、その辺含めてお祈りです。

採用意図

さて、これで目指すべきプレイングが固まりました。
あとはそのプランを再現するためのデッキを組むのみです。

ポケモン(16)

ルギアV(3)
3枚か4枚かで悩むポイントではあると思いますが、枠の都合3枚に落ち着きました。4枚にすることで後1GGエンドへの耐性が上がります。

ルギアVSTAR(3)
2枚はありえません。サイド落ち+手札にルギアVSTARでミツルが打てなくなります。

アーケオス(3)
サイド落ち考慮で3枚。

ガブリアスV(2)
1枚のレシピが多いですが、前述のプランを通すために2枚。
ゴリゴリルギアと、ガブリアスVがGGエンドで飛ばされることを考えた時、次のガブリアスVを用意できないと、残ったアーケオスのバリューが非常に落ちてしまいます。
1枚目のガブリアスVはおとりで、2枚目が本命のガブリアスVだと認識しています。ソニックストライクを2回以上使いたいから、という意図はさほどありません。
また「エネルギーを盤面に残す」目的ともかみ合っています。
スタンダードエクストラ殿堂問わず、ルギアデッキの二子玉は「にげるためのエネルギー」として機能することが多いです。にげ0のガブリアスVでスタートすると、エネルギーを1枚分多く盤面に残すことができるので、少しでもその確率をあげています。

ガブリアス&ギラティナGX(1)
予選8試合中、最も多く宣言したワザは「ちょくげきだん」です。このデッキ内で数少ない「1エネ手張り」で殴れるワザであることを認識しましょう。
逃げるエネルギー消費の都合などで、ルギアVSTARについているエネルギーが「ダブル無色」「パワフル無色」「Vガード」であるケースも多々あります。「ストームダイブ240」で削り残したVSTARやTAGTEAMを「ちょくげきだん40」で倒せることは覚えておきましょう。

アーゴヨン&アクジキングGX(1)
前述のプランを通すために必要な1枚。手張りで育てなくてはいけないとき、ガブリアスVと違って「ダブドラ1枚」と「任意のエネルギー1枚」で起動できることが最大の強み。
特性「ぼうしょく」で手札のアーケオスを落とせるのも地味に偉い。
また、ガナも含めて、LO系統に採用されている「ミルタンク」を殴れるアタッカーであることを覚えておきましょう。

デデンネGX(2)
1枚だとスタートした時使えないので2枚(オーロラエネルギーとか採用してたら違うんだろうけど)。
予選中3回こいつでスタートしやがったかわいいやつ。
対LOでは縛られるので決してベンチに出してはいけません。早めにボールでトラッシュに埋葬しましょう。

カプ・テテフGX(1)
ミツルを持ってくるカード。後1アッセンブルスターの再現性をあげる1枚。
ちなみにエナジードライブも十分強いワザなので覚えておきましょう。GGエンド後のガナに対して二子玉つけるだけで160点。ツーパンできます。(カラミティエッジではテテフに対して10点足りません。ほんまこいつ・・・)

グッズ(24)

クイックボール/ハイパーボール(4-4)
削る理由がない。

パソコン通信(1)
5枚目のハイパーボール。

バトルコンプレッサー(4)
削る理由がない。後述しますが、今回クロバットVを採用していないので、できるだけ触る確率をあげるために、コンプレッサーの枚数は削ることができません。

バトルサーチャー(3)
後1でボール1枚(orルギア)、コンプ1枚、サーチャー1枚そろうとアッセンブルスターが言えるようになります。コンプとサーチャーを比べた時に、「アーケオスを落とす」という役割を持つコンプのほうが重要です。ボールがもう1枚あればワンダータッチでも解決できるので、3枚で十分と思います。

トレーナーズポスト(2)
上記の3種の神器を引き入れるためのカード。多すぎるとポストでポストを当てるという悲劇が起こりやすくなるので、2~3枚が妥当なラインだと思います。ゲーム中ブロアーやラボを引く必要がある場面が想定されるので、1枚だと心もとない感じがします。

フィールドブロアー(2)
シンオウ神殿やダストダスの持ち物を割るカード。1枚でも回せないことはないと思いますが、そんな勇気はなかった。

スペシャルチャージ(3)
理論上2枚で足りる気がしているのだけれど、欲しい時に引けないので3枚。引きたい、以上の理由がありません。(もっとエネ枚数が云々かんぬん~ゆえに3枚、みたいな理由があればよかったですが)

レスキュータンカ(1)
コンプレッサーと組み合わせることでゴージャスボールに変わるカード。なくても最悪回ると思いますが、デデチェンジでドラゴンを巻き込んだ時などに回収できるとゲームが楽になるので、1枚採用。

サポート(6)

ミツル(2)
後1での再現性を高めるために2枚。2枚あることで、初手のコンプレッサーの価値が上がります。(コンプ→デデチェンジのルートをとるとき、「バトルサーチャー」と「ボール(ワンダータッチ)」が両方当たりになるので、コンプで落とすカードに迷うことがなくなります。
また、先攻をとらされた時に、ルギアが盤面からいなくなってもリカバリーしなくてはなりません。後1でミツル失敗→かぜよみはしょうがないけど、先2かぜよみは最悪です。2枚がベスト枚数だと思います。

アララギ博士(1)
エクストラなので、博士の研究じゃなくてアララギかプラターヌを使いましょう。

N(1)
エクストラなので、使いましょう。

マリィ(1)
2枚目のN。ミツルの時に説明したように、相手の手札を流せるカードが2枚あるとコンプ→デデチェンジで迷うことがなくなります。
また、LO系統に対してはNよりマリィのほうが強い(ダイゴで持ってきたカードを埋めることができる&Nは必ず6枚引かれる)ので、N2枚よりは1枚マリィにしたほうがよいです。

グズマ(1)
ガブリアスVのソニックストライクや、ちょくげきだんがあるので、正直本来の目的で使うケースがあまりないカード。黒馬のソーナンスをどける用のカードです。(ちなみにLOのソーナンスはどかせない&縛り解除には使えないと思ったほうがいい)
ルギアは盤面さえ完成すれば手札がなくても戦えるデッキなので、「N打ってグズマorボス、サーチャーを引かれないお祈り」みたいなのに非常に強いです。ガブリアスVが2体いることで、グズマ要求を回避できているのが偉いところですね。1枚で十分です。

スタジアム(2)

サイレントラボ(2)
先攻を取らされた時の解決札。
LO系統に採用されているソーナンスの特性を止めるために使います。サイド落ちするとゲームにならないので2枚。サイド落ちしなければ、「アッセンブルスター」のターンに1回、道中の「プライマルターボ」のターンに1回使うので、最低2枚が妥当と考えます。

エネルギー(12)

ダブルドラゴンエネルギー(4)
削る理由がない。

パワフル無色エネルギー(4)
前述のプランを通すためには3枚あれば十分ですが、サイド落ちケアの4枚。ここも特に削る理由はありません。

Vガードエネルギー(1)
前述のプランを通すために1枚。2枚あると嬉しいですが、2枚貼ってもしょうがないので、最低限の1枚。

ダブル無色エネルギー(3)
にげるためのエネルギー。

採用しなかったカード

クロバットV
多くのルギアのレシピに採用されているこのカードですが、僕は採用しませんでした。なぜなら、前述の理想盤面を考えた時、クロバットVを置くスペースがないと考えたからです。
また、ゲーム中ナイトアセットを宣言したい場面は、「そのターン中デデチェンジを使っても欲しいカードが引けなかったとき」です。クロバットVの不採用は、自分から後攻をとり、後1でアッセンブルスターを言いたい、という目的とは矛盾しています。その矛盾は認識しています。
ただ、8戦戦い抜くことを考えた時、デデチェンジを使っても必要札を引けなかったときはそれはもうその時です。「持ってない」1日だった、ということで割り切ることにしました。

アヤシシV
ダブル無色エネルギーを4枚つけることで黒馬VMAXやミュウVMAX、Vガードエネルギーを付けたルギアVSTARを倒すことができます。
しかし、無理に320を出しに行く必要もなく、素直に殴る&裏のゲノセクトをとりつづけることでも十分勝利できるので、ダブル無色エネルギーの採用枚数も考え非採用としました。

クレッフィ
先攻を取ったときにラボのかわりとなるカード。ただし、逃げるエネルギーの要求が重いため、採用しませんでした。(バトル場に出すためのにげるエネルギー1枚、次のターンクレッフィを逃がすために1枚)

ウルトラネクロズマ
貴重な非ルールもちのドラゴンタイプ。サイド枚数の調整に一役買います。枠さえあれば採用したい1枚ではありますが、明確に「ここで使う」という場面が思いつかなかったので、非採用となりました。

ザオボー
最後の最後まで採用を迷った1枚。前日の夜までサイレントラボの2枚目がザオボーでした。
シンオウ神殿を割るカードとして、ブロアーとラボと合わせて計4枚は必要だと考えていました。その中で、ダストダスのかるいしを割る役割まで重く見る場合はザオボーになります。
また、ミラーのVガードエネルギーを割れたり、レジドラゴ対面で裏のダブドラを割れたりするとゲームが非常に有利になります。今回のエクストラは、いかにエネルギーを場に残せるかが勝利へのカギだと思っていたため、相手の場からエネルギーを消せるカードは非常に強力です。
ただし、特に1戦目2戦目で多くマッチングするであろう黒馬のソーナンスに対して厚くありたかった&ザオボーを理想的なタイミングで使えることはさほど多くない、と考え、サイレントラボ2枚目となりました。

ポケモン通信
ボールの9枚目として採用されるケースがあると思いますが、パソコン通信がボールの9枚目なので枠の都合採用せず。

かるいし あなぬけのヒモ など
逃げるためのカードを採用するくらいなら、その分ダブル無色エネルギーに回したほうがゲーム全体、大会全体を通して有用に働くと考えています。

立ち回りと当日のマッチアップ

各対面の立ち回り

ルギアVSTAR
五分以上。前述の通り。

レジドラゴVSTAR
五分。後1でレジドラゴを空にするか、ゴリゴリルギアでサイドを先行して頑張ります。Nが重要だと思う。

こくばバドレックスVMAX
五分。できる限り殴れるアタッカーを3面用意して、手札がなくても戦えるようにしましょう。N+ナイトウォッチャー+シンオウ神殿だけがネック。できる限り解決できるように、山札にデデチェンジとクイックボールは残しておくプレイングが重要です。

LO系統
不利気味。マリィで相手の動きを止めながら頑張ってストームダイブを連打します。盤面には縛られてもいいポケモンだけを置くようにしましょう。
ルギアVSTAR+アーケオス+アーケオス+ガブリアス
この4体で十分です。締めるときにアーゴヨンアクジキングを着地させる勢いで。この対面ばっかりは実際に試合をして動きを身に着けるしかありません。
ちなみに、「ドヤがお」のアローラペルシアンGXは全く考慮していませんでした。すごいポケモン思いつくもんだなぁ・・・。

フュージョン系統
五分。頑張る。

当日のマッチアップ

①VSこくばバドレックス 後攻 6-5 W
ルギアスタート。サイドが先行できたのでそのまま逃げ切り。神殿で2ターンくらい止まったけどアーケオスやアゴアクジが踏ん張ってくれました。

②VSルギア 後攻 0-6 L
デデンネスタート。割といいハンドだったのに、先1でラボ貼られて詰み。道中、相手のエネルギーがすべてアヤシシにつき、Nを打ちながらそことアーケオス1体をGGエンドできればなんとかまくれる可能性がある状況が発生したが、Nにたどり着けず敗北。

③VSルギア 後攻 6-4 W
デデンネスタート。相手にパワフル無色とVガードがなかったので順当に勝ち。

④VSルギア 後攻 6-2 W
デデンネスタート。なんで?
GGエンドでアーケオスを2体とられるも、ゴリゴリルギアとエネ付きガブを用意していたので、順当に勝ち。

⑤VSミュウ 先攻 1-0 W
お相手事故。「先3」でGGエンドたね切れ勝利という煮え切らない結果に。

⑥VSルギア 先攻 6-2 W
ルギアスタート。先1でラボを張ることができたので順当に勝利。

⑦VSパルキア 後攻 6-2 W
ガブリアススタート。お相手スターミーVスタートで、先1でパルキア3体並べてくる。
スターミーVが見えたこのゲームのみ、盤面にエネルギーを残すプレイングが負けにつながるので、ソニックストライクでパルキアを処理しサイド先攻。後2でアーゴヨンアクジキングとゴリゴリルギアを準備し、ダストオキシンまでケアして順当に勝利。パルキアはレジドラゴやルギアと違ってサイドレースをまくる手段に乏しいので、多少楽なゲームになりがちな認識です。

⑧VSルギア 後攻 6-0 W
ガブリアススタート。前述のプラン通りに理想盤面を作って勝利。

結果「〇×〇〇〇〇〇〇」の7-1でオポネント20位。
やっぱり2戦目で負けてしまったのが痛かったです。
先1ラボに屈しました・・・

まとめ

以上となります。
やっぱり僕はエクストラでしか勝てないんだなぁとひしひしと感じました。

質問や、反論ご意見あればお気軽にDM(@sgr_tonpoke)までお願いします!
前述のとおり認識のすり合わせが目的なので、「そういう考え方もあるのか」とさらに理解を深めたいと思っております。ウェルカムです。

デッキ構築に正解はありません。一緒に練習したメンバーのほとんどがドラゴン型ルギアを持ち込みましたが、みな微妙に異なるレシピでした。

最後に、応援してくださった皆様、練習に混ぜていただいた皆様、ありがとうございました。

僕は殿堂レギュレーションに明け暮れる日々に戻ります。

おわり

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