見出し画像

ヤマトタマムシの採集ついて


今回は昆虫の話をします。
昆虫のなかでも、ヤマトタマムシ (以下タマムシ)の採集についてのお話をします

現在6月の上旬ではありますが、既にタマムシが現れています、

ではどこにいるのかと言うとエノキにいます。

画像1

エノキ以外だと、桜やケヤキなどにもいるのですが、圧倒的にエノキにいることが多いです。

なおタマムシは昨日上空を飛んでいることが多く、なかなか人間の手の届く範囲には降りてきてくれません。
エノキの木の下にいて、ひたすら待っていても降りてくる事は稀です。

ではどうしたら玉虫の採集することができるのでしょうか?

1つは今日を見下ろすことができる場所に行くことです。

例えば歩道橋や建物の屋上、ベランダのすぐ側にエノキが生えていて、見下ろせれば、1-2メートルの捕虫網で取ることが可能だったりします。

もちろん木にタマムシが飛んでいることが前提となります。
いくらの木が生えていて見下ろすせる環境があったとしても、生息していなければ意味がありません。

ただしこのような環境を発見できる事はなかなかありません。

もう一つの手段として長い捕虫網を使うことです。
竿の長さが最低でも5メートルは欲しいです。
この捕虫網は昆虫専門ショップで買うか、自作する必要があります。
専門ショップで買う場合は、数万円かかると言うことを頭に入れておきましょう。
自作すればもっと安上がりになります。
ただし壊れた時は自分で直す必要があります。

私は専門ショップで購入しました。
専門ショップで購入する場合は、網が破れたり、竿が壊れたりしても変えることができます。
捕虫網はパーツに分かれており、網、網を取り付ける枠、竿、そしてメーカーによっては竿と枠を取り付けるための金具があります。

ご自身の予算と相談して決めてください。

話が反れましたが、いよいよ採集のお話になります。

タマムシは、6月から9月上旬までの晴れた日にいます。
時間帯は、11時から15時ぐらいまでで、
エノキを見上げると飛んでいることが多いです。

飛んでいない場合でも、長い捕虫網を持っていれば、網の先端で木の枝を揺らします。
そうすると、タマムシがいればびっくりして飛び立ちます。
飛び立つということは、そこに生息しているということです。

この行為は、タマムシを捕まえるというより、その木にいるかの確認です。

びっくりしたタマムシは、飛んで別の場所に逃げますが、暫くするとその木に戻ってきます。

また何匹も飛ぶ姿を見かけるのであれば、その木の近辺で、張り込みます。

なお飛翔中のタマムシは、長い網があってもつかまえるのは難しいです。

なぜなら、網は長ければ長いほど遠心力がかかり、風が強いと思うように動きません。
タマムシ自体も素早いです。

捕まえるなら、木に止まった個体を狙いましょう


網の竿の長さ網の大きさを生かして一気に止まっているタマムシめがけて、がガサッと網で覆います。
テクニックはないです。
どちらかと言えば力技です。


網を慌てて動かすと、逃げられたり、網を壊す可能性があります。
それに翌日肩が筋肉痛になるので注意してください。

それとタマムシを発見した場合、
一度目をそらすと、どこにいるのか分からなくなってしまいます。
止まった部分を見つめたまま網を動かすのがいいです。

木の上に止まったタマムシを見つめたまま、移動するのは首が疲れるかもしれません。
しかし一度でも目を離すと、止まった場所に目印がない限り、どこに止まったか分からなくなります。
ただし狭い場所や人がいる場所だと、見つめたままの行為は危険です。
周りには注意しましょう。

なおタマムシの習性として、1匹飛ぶと他のタマムシもつられて飛ぶことがあります。

逆に飛ばないと30分から1時間全く飛ばないこともあります。
木にはいるので、網でガサガサやればびっくりして逃げ出します。

なお天候が良くても風が強かったり、暑くても曇っていたり、時間が早すぎたり遅すぎたりすると飛んでいません。

タマムシ採集をするときの注意点ですが、採集の時間帯は暑いので、熱中症対策を忘れずにしましょう!

帽子をかぶる、タオルを首に巻く(汗拭き用)、長袖長ズボンを着用(これは他の虫や肌がかぶれる植物にうっかり触らないように肌を守る、日焼け対策)、近くに公衆トイレがあったほうがいい、できれば自販機も(脱水症状を防ぐため)

あらかじめクーラーボックスに飲み物を入れておくのもいいです、(水、ポカリ系の飲料水がオススメ。個人的には500mlのペットボトルなら4-6本持っていくと、買いに行かなくても済む)

なお先ほど話したタマムシが何匹もいて見下ろすせるようなポイントがあれば数時間で結構な数をすることも可能であったりします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?