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六角レンチが教えてくれたこと

この記事は、フィードフォースグループAdvent Calendar2021 の6日目です。

昨日5日目は、サラリーマン会計士さんの「知ると楽しくなる監査報告書の中で見るべきたった3つのポイント」でした。監査報告書って奥深いですねぇ。決算書を読む楽しみがひとつ増えました。


今日は六角レンチの話です。

六角レンチ。

Amazonやニトリで組み立て式の家具を買うとついてくるアレです。

六角棒スパナと呼称されることもあるのですが、本記事ではシンプルに六角レンチで押し通らせていただいております。いつも大変お世話になっております。

Wikipedia「六角棒スパナ」から引用

思えば、山口県の片田舎から18歳で上京し、一人暮らしを始めて以来、数えきれないほどの家具を六角レンチで組み立ててきました。

雨の日も風の日も。健やかなる時も病める時も。

六角レンチで組み立てた本棚やテーブルと寝食をともにしてきた私にとって、六角レンチ=人生・家族といっても過言ではありません。

そんな最愛の六角レンチですが、以前からどうしても勘弁ならないことがありました。

これです。

^q^六角レンチ <  ガンッガンッ

そう。この六角レンチ、途中に障害物があるとくるくる回らず、ひっかかったら戻して、ひっかかったら戻しての工程が発生し、、



と、のべ数十年もの間、もやもやを抱えながら組み立てを行っていました。

ところが先日。いつものようにガチャガチャひっかけながらリモートワーク用のデスク拡張ギアを組み立てていたところ、ふと疑念が湧いたんです。

「果たしてこんな構造的欠陥のあるものが、何十年も人々に使われ続けるだろうか……?」

と。

「もしかしたらおかしいのは、六角レンチではなく自分の方ではないだろうか……?」

と。

そして改めて六角レンチをまじまじと見てみると……

あっ、あーっ!! こ、これひょっとして!?


こういうこと!?!!

( ✧Д✧)六角レンチ <  んほぉぉぉおおおおお!!

はい。というわけで、障害物があるときは、普通に縦で使えば良かったんですね。

「道具とは、長辺こそが唯一の持ち手」という固定観念にとらわれて、「短辺も持ち手になり得る」ことに気づかず、数十年もの間、ウウウ、オアアー!!と組み立てを行っていたわけです。

失った時間と穏やかな心、プライスレス。

アホみたいな話というか、まぁ実際私がアホなだけなんですが、これと似たことって、私生活でも仕事でも多々あるなぁと、仕事部屋で六角レンチを握りしめながら思いを馳せてしまいました。

例えば……共働きでパートナーより家事負担が多い気がするという憤り、意義の見い出せない日次レポートをクライアントにコメント付きで送り続ける理不尽さ、外注先の仕事が遅いと感じるストレス、部下が期待に応えてくれないという葛藤。

コレほとんどは、固定観念や慣習にとらわれて、自分自身が改善のための十分なアクションが取れていない状態だと思うんです。

「悪いのは自分ではなく相手だ」という邪念を捨て、今の自分のやり方・コミュニケーション――いわゆる前提を疑って、どうすればもっと良くできるんだろう、を考えて行動に移していかなきゃなぁ、と。

今回の六角レンチ事件は数十年越しにたまたま気づくという、良い子はマネしちゃダメ案件でしたがそもそもほとんどの人は最初から気づくかもですが、要は、

「なにかおかしい」「違和感がある」「ストレスがたまる」と感じたら、思考停止で受け入れるのではなく、おかしいと思う患部を特定し、即座に調べ、考え、話し合って、例えばルール化。例えば役割や領域や目的を明確にするアクションを起こして、改善に向けて進んでいく。それって健やかに生きるためにはホント大事だよなぁ、と。

ちょっとした違和感というのは、闇金ウシジマくんやミナミの帝王で言うトイチの金利、ないしは幕之内一歩のボディブローばりに、じわじわじわじわ、溜めれば溜めるほど後から効いてきます。複利の真逆ですね。早く解決するに越したことはない。

パートナーが家事をやってくれないと思ってしまったなら、家事の役割分担や担当条件をなあなあや期待ベースにせず明確化すべく話し合う。(とは言えきっちりやり過ぎて思いやりの心を失っては家庭内が地獄化するので、時間に余裕があれば相手の担当であっても押しつけがましくなく自発的にやる ※重要

意義の見い出せない日次レポートは、週次単位で母数を溜めた方が精度が高く判断を誤りづらくなるし、空いた時間でもっと良い運用やコンサル、さらに成果を上げる提案ができるので週次に変えませんか、みたいな旨をクライアントと腹を割って話す。

外注先の仕事が遅いと感じるならば、スケジュールを明確かつ的確に提示でできているのか、そもそもオーバーワークな量の仕事を依頼していないか、依頼の仕方は先方にとってベストかを議論する。

部下が期待に応えてくれないとのたまうならば、期待していること、期限、そのために必要なことはしっかり伝えてあるのか、そこに到達するためのフォローやサポートは盤石か、環境は整えられているのか、相談しやすい雰囲気は作れているか、キャパを遥かに上回る仕事を任せっきりにしていないか、今何に躓き何に憤りを感じているか、達成のための障害は何なのかを、双方納得して共通認識が持てているかを含めて見直す。

など、停滞に必ず存在する原因を解きほぐしていく。

解決策は、常に自分の中にしかないのです。

現状打破は正直、しんどいしめんどくさい。一時的に痛みを伴うこともあるけれど、今を打ち崩し、前に進むことで、そこにはより豊かな人生が待っている。

どんなことでも、きっといつか笑い話にできる。

晩秋の土曜日。そんなことを六角レンチから思い出させてもらった話でした。

フィードフォースグループ Advent Calendar 6日目でした。明日7日目は、アナグラムが誇るGreatデザインリーダー仙波さんです。

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