目指せ!サイラ〜 the BEYOND!
連日降り続く雨と湿気にうんざり。気が付けば2023年度上半期が終わる。そしてあの日から1ヶ月以上が経過して、身体も心も。とっくにリカバリーは完了していて、ダラダラと日々をやり過ごしている今日この頃。もう時間が経ち過ぎたし、今更感ハンパ無いしなぁ〜とも思いつつ、備忘録として書き殴ってみる事にした。
レースに向けての取り組みは、2021年と同じで、走力のベースUPだ。その答え合わせとしてマラソンのPB達成を目指す。結果、数分ではあるが去年の自分を超えることが出来た!そして2023年明けからは、山力・上り力の強化の為ひたすら累積標高を稼ぐ。あとは1番のポイントと自分的に思っている暑さへの対応、忍耐力と言った方が適切な表現なのかもしれないが!?春先からは意識して厚着で走る。と、言うのもレースは5月末、それまでの練習期間は気温上昇し始めてはいるが、湿度もそれほど高く無くて、むしろ気持ち良いくらいだ。がしかし、レース当日は気温・湿度共に高いと思われる。ので、無理矢理その状況を作り出して走る!!
4月末からはGWが始まり家族ポイント獲得キャンペーンなんで、ハードワークは終了。本筋から脱線するが、富士山の見えるキャンプ場は天気も良く最高だった!高速の渋滞でメンタル鍛えたし、家族ポイントもしっかり獲得出来た!
いざ出発だ!昨年同様に九州彩の国様御一行でパシャリ!いよいよ戦地へ向かう。今回も関東の仲間(グリオ)が空港で拾ってくれ、途中スーパーで朝食等買い込んで宿泊先まで送迎。受付を済ませ一旦グリオとは、じゃあ明日と、別れた。
いよいよ始まる。それなりにトレーニングは積めた。後は35時間以内に再び此処へ戻って来るだけだ。ボロボロになっても!這ってでも!
◉North(54.8km)
CP1(刈場坂峠)までの15km程はひたすら上り基調。毎度の事ながら、スタート後20kmくらいまでは滝汗に心拍爆上げ。すこぶる調子が悪い、つまり普段通り、と言う事で我慢して進むしか無い。CP2(堂平キャンプ場)までの7.5kmは細かくUP・DOWNを繰り返しながら到着、ササっと水分補給して出発。CP3(慈光寺)ではトイレの後、必携品のライトチェックを終えて水分補給、エイドのドリンクを頂こうとザックにぶら下げていたマイカップを取ろうとすると無い!?カラビナしか無い!?トイレにも無い!?辺りをウロつくも無い!?つまりマイカップを無くしてしまった(涙)これぞ100mileだ!アクシデントは付きものだぞ。Be CooL!心では泣きながらもここは前向きに行くしかない!CP4(くぬぎ村)までは7km。やっと走りのリズムも出て来た!CP5(ニューサンピア)残りは13kmちょい、下りの飛ばし過ぎには充分気を付けて進む。そして、やっとこさ1周目のNorthが終了!多分10分も経って無い、諸々を詰め替えヘッデン装着。逃げるようにサンピアを後にした。
2023/ 8:57’09” 2022/ 9:33’22”
◉South1(53.9km)
さぁ二周目スタートCP6(桂木観音)まで7.6km少しロードを走ってトレイルIN。エイドまでもうすぐでteamエヴァの組長とユキさんに逢う!一緒にエイドIN。ここではなんと、エヴァさんとカトさんにも逢う!CP7(Kinoca)まで11.1kmを談笑しながら進むも2人は少しゆっくり進むってことで3人で先を急ぐ。
CP8(竹寺)まで10.8km。後に知るがエヴァさんカトさんはKinokaでリタイア。いよいよ夜セクション入り、そして自分的にはSouth1のメインディッシュ。天覚山までの急登!何とか登りきりニセピークに騙されながらも大高山をパスして竹寺到着。CP9(高山不動)まで10.5km子の権現を越え西吾野駅まで下り高山不動まで上り!この区間でかなりの疲労感アリ。CP10(桂木観音)まで8.8kmは下れ下れ!2回目の桂木観音。CP11(ニューサンピア)まで5.1km。この2周目を3人で引っ張り合いながら進めたことは大きかった!いよいよクライマックス!ペーサー(メメ)と1年越しの再会!俺を何とかゴールまで運んでくれ〜!
2023/ 21:12’43” 2022/ 21:52’39”
◉South2(54.2km)
俺に問う。脚は!?痛すぎる!内臓は!?問題無し!気力は!?勿論切れてない!!さぁ、いよいよ3周に目突入だ!CP12(桂木観音)まで7.6km。ここからはエイド毎に関門時間がある。貯金は約1時間あるが、ここまで100km以上走って来た脚にはかなり厳しい(泣)CP13(Kinoca)まで11.1km必死にペーサーに喰らい付いて行くが10m以上離されるも、幸いまだ下り脚はまだ死んで無かった。そして最難関!CP14(竹寺)まで11.1km天覚山までのゲキ上りに泣きが入る(涙)の次はゲキ下り!エグぃ上り下りを繰り返しながらフラフラで辿り着いた。脚が終わった・・・。堪らず劇薬ボルダレン投入!
CP15(高山不動)まで10.5kmバディと一緒にエイドOUTするが、すぐに10m以上離される、脚が痺れる!はよ薬効いてくれ〜!と願いながら歯を食いしばって後を追う。キツすぎる!この10kmに3時間を要した。ここまで149km。やっと完走を確信した。CP16(桂木観音)まで8.8km。薬も効いて来たが最後まで気を抜かずに進んでエイドIN。残りは5.1km!ラスボス大高取山をやっつけたなら、とうとうウイニング・ランだ!球磨川の再現、薬が効いて最後のロードも激走!何人かのランナーをおめでとうございます!と讃えながらパスしてフィニッシュ!!俺はサイラーだ!!
2023/ 33:50’19” FINISH!!
◉レースを終えて。
しかしタフだった!今までのランナー人生でダントツ1番キツいレースだった!ただ今年は天候に恵まれた。小雨のスタートで止んでからも曇りベース、3周目は晴れたがそこまで気温上がらずで。これが完走出来た大きな要因だと強く思う。
CP3(慈光寺)で早々に無くしたマイカップの代わりに、暑くなった時の保険で350mlのソフトフラスクをザックに、入れといたのを思い出した!ここからはエイド毎に1.35Lの水を携帯した事で脱水防止になったと思う。結果オーライ!あとはSouth1では組長とユキさんSouth2はメメ。と、都合2周目からペーサーに引っ張ってもらいながら走れたことは、かなりスーパーラッキーだった!もちろんサンピアでのサポートも。水を補充して貰い、ブッ散らかして出た後を整えてくれた。
◉ま・と・め。
思えば2019年からサイラーを目指し2020年2021年とコロナで中止になり2022年初挑戦ではDNF、散った。怪我もしたし色んな人達とツラい練習もした。がしかし、仮に20年・21年開催されていたとしてもDNFだったろう。去年あのまま行けても関門が厳しかった筈。つまり完走はやっぱり2023年だった。足かけ4年積み重ねて完走することが出来た。完走にあたり思う事は70%の覚悟と20%の運。残りは前日しっかり眠れるかwww、このレースを目指す時点で、走力は必然でスタートラインに立って大丈夫かなぁ?と不安になったならば、確率は3割。あとは天候、これは運に入るかな!?肝心なのは這ってでも完走する!という覚悟だ!その為だけに練習を積み重ねた。
ワクワクのゴールシーンは至って普通だった(笑)
レース前から、事前予約していた小江戸川越の鰻は上品で格別、この上無い美味さだったぞ!
バリきつだけど、ホスピタリティもエイドも充実していて、彩の国100mileは最高だ!もう一回の即決は覚悟が!?まだある訳無いやんかwwwまぁ、とにかく毎日ビールが美味いんで良し!良し!
So what's next…???