『AIを「Artificial Intelligence」ではなく、人間の知性を拡張する「Augmented Intelligence」すなわち「拡張知能」と呼ぶべき』

『<AIは「人工知能」ではなく「拡張知能」と呼ぶべき>~「スティーブン・ホーキング氏、イーロン・マスク氏などが『AIは悪魔だ』と、AIの発展に警鐘を鳴らしています。しかし、彼らは機械学習という言葉を使いません。人間のクリエイティビティを再現できない以上、AIは存在しないんです」タンメイが携わった、モーツァルトの音楽を機械学習で再現するプロジェクト「プロジェクト モーツァルト」では、コンピューターはパターンを理解して音楽を生成するのに成功はしたが、傑作とはほど遠かったという。この経験からタンメイは、AIを「Artificial Intelligence」ではなく、人間の知性を拡張する「Augmented Intelligence」すなわち「拡張知能」と呼ぶべきだ、と語った。~たとえば「認証」の方法は、古くはパスワード、近年では指紋認証、顔認証、虹彩認証など、さまざまな方式が開発されてきた。だが、これらの認証方法には脆弱性があった。「生体認証は昔から使われていました。たとえば指紋認証は偽証されやすく、なりすましがしやすい。くわえて、すべての指紋認証に通るマスターキーも開発されてしまったことから、セキュリティ的に安全とは言えません。顔認証は一卵性双生児に弱く、写真やビデオでも騙せてしまいます。虹彩認証もすばらしいですが、目でカメラを見なければいけないことから、これもセキュリティ的に頑強とは言えません」こうした課題があるなか、タンメイのチームが開発したのが「Heart ID(心音認証)」だ。遺伝や環境などの要因により、心音はひとりひとりにユニークな情報だ。また、シンプルなハードウェアで取り回しが可能なことも開発に至った決め手だったという。タンメイは、心音をディープラーニングで学習させ、認証システムをトレーニングした。これによって、新規登録からこれまでの心音データと照らし合わせ、同じパターンかどうかを確認する。デモでは、レオンとアレックスという2人の人物の心音を識別できるかが試された。最初にレオンの心音をシステムに登録し、レオンを認証できるか試し、これは成功した。次に、登録されていないアレックスの心音を認証できるか試したところ、「この人物はレオンではありません」と表示された。つまり、コンピューターが2人の人物の違いを、心音を聴くことによって識別することに成功したのだ。「これらは私が取り組んでいるプロジェクトの、ほんの一部であると同時に、具体的に『実践』されているイノベーションの例でもあります。人間は地球上で最初にイノベーションを起こした存在ではありませんが、『イノベーションとは何か』を再定義しました。イノベーションがより良く、大きく、速くなっていくことを信じています」』

『AIを「Artificial Intelligence」ではなく、人間の知性を拡張する「Augmented Intelligence」すなわち「拡張知能」と呼ぶべき』は私も同じ様に思っていた。本当のアンドロイドには「AI+ロボティクス」の様に複合技術が必要で今のAI(Artificial Intelligence)と呼ばれている技術は基本的には「閉じた空間」での知能だからだ。まだまだ「人っぽい」ロボットの実用化には程遠いし彼の様なニュータイプがオールドタイプの思いもつかない方法で共存してゆくのだろう。

「AIは人工知能でない」15歳の天才が語った「驚愕の未来像」とは
5歳でコードを書き、9歳でアプリ作成
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68515

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