「多様性をみとめてしまった責任」がヒトリヒトリに問われているのだ。
『どうしてこのような状況になったのか。一つ言えることは、他人が手で触れた食べ物に対する違和感、拒絶感があるのだと考えられる。人と人の交流が稀薄になったこと、さらには地域でのイベントや祭りの減少などにも原因がありそうだ。住宅の数は増加しても、家と家との距離が開き、人と人、心と心の距離も広がりつつあるのではないか。日本独特の和の精神や、村社会の概念も崩壊しつつあるのだろうか。それにしても、我々指導者の目から見ると、本問はよく練られ、医師を目指す受験生の能力・資質を医学の話題を使用せずに探ろうとしている点で良問である。私が本問に接しまず気付いたことは、医師という職業に従事した場合、将来遭遇するであろう3つの事項が、課題文の中にさりげなく盛り込まれているということである。それは、(1)少数者の人権尊重・擁護に対する考え方、(2)高齢者に対する意識の度合い、(3)言いにくい事柄を他人に告白する際の話術の3点である。』
「医は仁術」を実践できている医師が今のヒノモトにどれほど居るかは判らないがこの様な問いはこの記事にある様に医師の資質を問う問題として適当だと私も思う。これも「多様性をみとめてしまった責任」がヒトリヒトリに問われているのだ。
医学部入試で出た「他人のおにぎり問題」あなたはどう答えますか?
「食べたくない」という人もいる……
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68473
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