鳳凰の雛か?!武藤選手
こんにちは、武藤選手について書いてる最中に一軍昇格したのを知って少し頭抱えたしげお【公式】です。
今回語りたい選手は
背番号50 武藤敦貴 選手
です。
・その名は…誰だ!?
2019年ドラフトで4位指名されたとき、ドラフト好きやアマチュア野球に詳しい人、仮想ドラフトの楽天陣営など多くの人が武藤敦貴選手の指名に誰?!と驚く指名でした。
映像も少なく、モノになれば凄い荒削りな素材枠とも言える選手を多く担当する東北楽天ゴールデンイーグルス九州・沖縄担当スカウトの大久保勝也スカウト枠でもあり全てにおいて未知数で興味を惹かれたのは今でも思い出します。
・前途多難なスタートと期待まみれのデビュー
ルーキイヤーの2020年に紅白戦?練習試合?で、一塁ランナーのときに牽制で帰塁するときに右肩の脱臼をしほぼリハビリの年となってしまいました。
しかし振り返ると
・利き腕の左ではなく右であること
・この離脱や新型コロナウィルスの感染拡大が本格的になり必要のない外出が出来なくなりリハビリを兼ねてしっかりと身体作りを出来たような感じであること
と、運があったり土台作りに専念できたりと遠回りのようで遠回りではなかった気はします。
2020年9月のイースタン・リーグホーム最終戦が終わり、残り試合全てビジター戦で実戦デビュー。
ファーム日本一を決めるファーム日本選手権大会でもそのままスタメン起用されファーム日本一を経験もしました。
ファーム日本選手権、フェニックスリーグでは打撃に苦しみなかなかいい成績を残せませんでしたが、快速を活かした守備と肩でインパクトを残したと思っています。
2021年は開幕一軍を掴み代走守備要員として一軍の試合を経験し、交流戦終盤から二軍に行き、打撃強化のために2軍でフル稼働をしました。
フェニックスリーグでは現役時代外野守備の名手だった牧田明久二軍外野守備走塁コーチ(現在育成外野守備走塁コーチ)を相手に特守や背面キャッチボールなどと指定強化選手だったのかな?と思えるくらい熱心な指導を受ける様子がViber公開トークで連日公開され、フェニックスリーグ終了後の楽天生命パーク宮城での秋季練習では佐竹学外野守備走塁コーチから取れなくても取るような諦めや妥協を許さない厳しい守備練習を特に受けたりと指導陣からの期待の高さも伺える様子もたくさん見れました。
2022年も一軍キャンプで色々と経験し二軍メインとなりましたが、一番もしくは二番打者として試合出場し4月中旬くらいから好調に入り打撃が止まらなくなり
2022.5.8時点で
23試合出場 打率.356(90打数32安打) 32安打のうち二塁打5、三塁打3、本塁打1
9盗塁 15四球 7打点
とほとんどの試合に出場してのこの内容
(https://www.rakuteneagles.jp/farm/stats/team/batter/)より引用
2022.5.10に一軍昇格し、早速代走として出場し好走塁を披露しました。
しゅごい…()
・お調子者ではなく大胆不敵
武藤敦貴選手は性格がお調子者のように見えて実は大胆不敵、物怖じしない度胸満点な姿を度々見せます。
2020年、仙台市一番町で行われたルーキー選手お披露目会では
「武藤敬司さんの息子です!(両手をキツネにしたあのポーズ)」
と突然冗談を発してザワつかせたのがインパクト大きいですが、試合中や練習中も先輩に物怖じせずに接する姿も見せます。
個人的に印象深いのは2021年のオリンピック開催によるペナントレース休止期間中のエキシビションマッチ、8.4のDeNAベイスターズ戦でレフトを守る武藤敦貴選手がセンターを守る山崎剛選手に対し
「センター!ちゃんと指示を出してください!」
と相当厳しい口調で喝を入れた姿です。
外野守備に対し高い意識を持っていること、例え本来内野手の先輩でも外野を・センターを守るのであれば最低限やってほしいことを知っていること、エキシビションで与えられたチャンスに満足していないことと既に自分がプロ野球選手として生きる道を掴んでいるような気もします。
・結び
2022.5.10の千葉ロッテマリーンズ戦でマルモレホス選手の代走として出場した際も、相手投手の投球練習時やセカンドベースに帰塁するとき投手が構える前など、ちょっとした時間あれば外野手のポジションなどを確認し少しでも守備の隙があれば先に進もうとする快速自慢の生え抜き選手のなかでは唯一性があると言っても良いくらい細部もしっかりしている姿に驚きました。
辰己涼介選手を兄貴分や師匠の用に慕って色々と素晴らしいところを学びつつも虎視眈々とそのポジションを狙う牙も砥いでいる武藤敦貴選手。
大きな怪我など無ければ近いうちに東北楽天ゴールデンイーグルス一軍の外野のどこかを自分の居場所として羽ばたき活躍する姿を見せてくれるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。