見出し画像

AliExpressで363円のスマートウォッチを買ってみた!

スマートウォッチってあるじゃないですか。我が家でも愛用者が増えてるんですよ。私はApple Watch series5とOMRON HeartGuideを、妻と次男はXaomi mi band 5を使っています。

でね、先日ふと思ったのですよ。失敗しない製品選定しかしていないから、幸せなスマートウォッチライフを過ごしているのだけど、本当にそれでいいのか!?って。

それはそうと、私はWishやAliExpressが大好きです。何を買おうかなーとスクロールしている時間は楽しいし、数百円でなんだか不思議なものが海外から来るのも面白い。配送までに数週間かかるものもあったりして、サプライズ感もあります。届いた包みを見ながら「これ何買ったんだっけ」って思いながら開封するときのわくわく感がたまりません。

まあつまり、タイトルの通りです。WishやAliExpressで数百円で売られているスマートウォッチがどんなものなのか、興味がわいたのです。

買ってみた

というわけで、買ってみました。じゃじゃん。

AliExpressで売られていたPlus Smart Bracelet、363円ナリ。太っ腹な送料無料。トータルが326円になっているのは、10% OFFクーポンを使ったからです。やっす。そして値引き金額ちっさ。

届いた

8月24日に注文した私のPlus Smart Bracelet、本日9月13日に無事配送されました。じゃじゃん。

ものすごく安っぽい箱に入ってました。角がつぶれているのは、AliExpressの仕様です。送料無料ですからね、輸送中の箱つぶれくらいで文句を言ってはいけません。

出してみた

箱の中身を確認しましょう。じゃじゃん。

なんていうか、想像を超える安っぽさです。ガチャガチャで出てくる子供用の腕時計みたいな質感。てゆーか価格的にもそんなもんですけど。

豆本みたいに読みにくい取扱説明書

こんな安物だけど、一応取扱説明書がついていました。

ちっさ。中国語と英語しかないのはいいとして、サイズが驚異的。老眼には無理。ルーペを使って読み始めましたが、すぐに面倒くさくなってスキャナで読み込み、拡大表示して読みました。

M1 Macbook Airのモニタに大写し。これだけの文字を手のひらサイズに詰め込んじゃダメ。おじさん泣いちゃう。

本体チェック

プラスティックトレイから本体を取り出して、じっくり観察します。

本体とベルトはハメコミ式。そしてはめ込む部分がUSB端子になっています。これは画期的な設計ですね。充電ケーブルなど不要、マイクロUSBにつきものの端子のぐらつきとも無縁。

充電器に直刺しするのは鬱陶しかったので、USB延長ケーブルを使って充電しました。しかしこれ……充電するたびにベルトを外すのが面倒です。最初はものすごく堅いし。しばらく抜き差ししているうちに、きっと緩くなるんでしょうけど。

タッチパネルなんていう素敵な機能はなく、本体前面にボタンがひとつ。このボタンだけですべての操作を行ないます。短押しと長押しで動作が違うことまではわかりましたが、それ以上はよくわからないまま、アプリインストールに進みました。

専用アプリFitProをインストール

取扱説明書にあったQRコードを読み取って、Webサイトへ。

アプリストアだけではなく、「Server Download(China Only)」というリンクがあるのが、面白いですね。中国からはPlay Storeが使えないんでしたっけ。

で、AppStoreを開いてFitProのダウンロードページを見たんですが……評価が低くて笑っちゃいました。思わずレビューを読み込むと、アプリそのものというよりスマートウォッチ本体への文句が多く書かれていました。機種名はさまざま。ドンキホーテで1,980円で買ったなど、国内ディスカウントストアで1,000〜2,000円程度で購入した人が多いようです。

面白がってレビューを見ていると、ボタン操作に関する記述がありました。短押しでメニュー順送り、長押しで表示されているメニューを選択(決定)とのことでした。短押しと長押しの使い分けがわかり、誰かわからないレビュアーさんに感謝。

アプリからBluetoothで接続したりするあたりは面白くないので割愛。この手のものを使ったことがある人なら特に悩むようなこともなかったので。

設定を終えていざ装着!

やっと正しい時刻が表示されるようになったPlus Smart Braceletを、腕に装着。じゃじゃん。

なんか、腕が汚くてすんません。ということでリセットしてアプリと接続して腕に装着しただけで、すでに50歩という表示。ずっと同じ場所に座ってましたけど?

とはいえ、ちゃんと表示されることに感動。だって363円ですよ? このサイズのカラー液晶画面がちゃんと動作しているだけでビックリするじゃないですか。

もちろん、常時表示じゃありません。腕を動かすと、表示される方式です。何か起こるかなと、この状態でボタンを長押ししてみたら、ウォッチフェイスが変わりました。

こっちは24時間表示ですね。時計の下に表示されてる絵は何を示しているんでしょう? BPM 0 っていう表示も不安になりますね。心臓動いてないのかな俺。

少し使い方がわかってきた

バイタルは常時計測される訳ではなく、手動で計測する必要があるようです。心拍数、血中酸素濃度、血圧が一度に計測されます。多機能ですね!

数値はデタラメでしたけどね!(笑)
しかも一度計測した数値がウォッチフェイスに表示され続けるので、一見すると今のバイタルに見えるところが紛らわしい!

そして、通知機能もちゃんと作動するようです。Facebook Messengerの新着を音で教えてくれて、メッセージも表示できます。中華だから、漢字が表示できるんですね。優秀。

まあ、ひらがなとカタカナは表示できないんですけどね!(笑)
ちなみに上の画像は「本日は打合せありがとうございました。 資料は明日お送りします。原稿お待ちしております。」というメッセージを試しに受け取ってみたところ。見事にひらがなはなかったことにされてます。

大問題発生

だいぶ使い方もわかってきて、2日ほど腕につけてみました。時間がいつでもわかるってのは便利ですね。Apple Watchでもできることですけど。
なんて思いつつ、ちょうどそういうタイミングだったので、iPhoneにiOS 16をインストールしたりして遊んでいたんです。

ふと気づくと、iPhoneのキーボードが表示されなくなっていました。iOS 16のバグか? と最初は疑いました。メジャーバージョンアップにちょっとした不具合はつきものですからね。

noteアプリもこの通り。入力画面だというのに、キーボードが表示されず入力ができない状態です。

しかし、色々なキーワードで検索してみても、同様の不具合の情報はありません。おっかしーなーと思いつつ色々いじっていたら、あることに気づきました。

Bluetoothをオフにしてみると……

キーボードが現われました! ということで、文字入力する用事があるたびにBluetoothをオフにするという変則的な運用で1日過ごしました。

で、さらにあることに気づきます。

あれ、これってBluetoothキーボードを接続しているときと同じ挙動なんじゃない……? でもBluetoothキーボードなんか接続してない。最近あたらしく接続したBluetoothデバイスといえば時計くらいしか…… えっ。

ここまで書けば、お察しのいい方はもちろん、ある程度お察しの良くない方、もしくはそこそこにぶい方もお気づきですよね。

そう、Plus Smart Braceletを接続していると文字入力ができなくなることがわかったのでした!

……ということで!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?