すずめの戸締り観たし、あれから11年経ったわけだし

・すずめの戸締り観た。結論から言うと超良かった。

・以下ネタバレ




・君の名は。みたいな事件を解決する的なカタルシスがある訳でも天気の子みたいにグランドエスケープでブチ上がるみたいなのは正直無かったんだけど、ロードムービーで序盤から丁寧に要素を積み上げて最後に向かうの、今までとはジャンルの違う良さがあったね…

・ダイジンがどういう感情なのはよくわかんなかった。まぁ神なのでしゃあない。あとメイン二人が惹かれ合う理由もあんまわかんなかった。 まぁまぁ…

・以下ネタバレ






・登場人物みんないい人だし大人が全員しっかりしてたの良かったな。これは天気の子もそうでしたが。

・関わる人全員の善意に触れる旅、なんだよな… すずめは全然バイトの途中で抜けちゃったりするけどちゃんと叱ってくれるしその後ちゃんと優しくしてくれるの、良い。

・新海誠作品における大人と子どもの関わり方、やっぱ大人側には責任があるぜというのを描いてる。

・芹澤朋也、マジで何???ドスケベかどうかはさておき好感度ブチ抜きすぎだろ

・オープンカーの屋根ぶっ壊れてるの、良いね 事故った余波で直るのも良いね だけどドアが完全に取れるの、良いね 

・そのドアを無理やりガムテープでくっ付けてすずめ達に追いついてくれる←おいおいおいおいおいおいおいお前お前お前… 良いね…

・以下ネタバレ









・本作はガッツリ東日本大震災がテーマの作品で、それを新海誠というビッグネームがテーマとして取り上げたころの意味、滅茶苦茶重い

・序盤から家の上に乗り上げた船の描写があって、これ震災のニュースで観たな…もしかして…と思ったけど車が東北を目指し始めたあたりで新海誠、やる気か…!と思った。

・東日本大震災以後を生きた俺らってやっぱり大なり小なりトラウマを抱えてるじゃないですか?東日本大震災きっかけで地震の描写なんて未だに注意喚起される(今作もそう)(そしてずっとこれからもそう)し、日常を生きる上で頭の片隅にずっと地震のことがある人はとても多いと思う。

・特典の新海誠本で全部書いてあることですが、新海誠は作品を通して人の人生を変えてしまうことについてかなり自覚的で、だからこと震災のことをテーマにしたんだと思う。それ故に無理な人は徹底的に無理だとも思う。

・ただこのメッセージ性は「俺たちは震災があっても今まで頑張って生きてこれたじゃないか…」ということに集約されると思う。それって(日本の)観客にとっては紛れもなく事実だから。



・あと2012年からずっと3,11の曲を作ってきたRADWIMPSとも相性良かったなぁと思う いってらっしゃい から帰って来れなかった人たち、っていうのはまんま白日なので…

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