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異例の騒動・・・芥川賞の是非とは / 2018/7/18 AbemaPrime出演まとめ

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・異例の類似騒動!芥川賞選考会への影響は?
大森望さん(書評家)「美しい顔が受賞する可能性も十分にあったし、盗用騒動があったとしても、あえて、これだけ話題になっているんだから、もっと話題にすればいいじゃんって思うんですけど。大炎上して、みんなが『芥川賞がこんなことでいいのか』と怒るくらいになったほうが文学にとっては、ためになる」

自分「炎上っていう表現されましたが、それでいうとマイナスイメージも受けることもあると思うんですけど、それでも(炎上していたとしても)話題になったほうがいいんでしょうか?」

大森さん「そうですね。知らない人が受賞して、無視されたり、その世界では有名らしいよって流されてしまうよりは多分今回の結果って、業界の人は納得している結果だとは思うんですけど、外部の人、普段小説とか読まないし、文学雑誌とか全然手に取らない人にとってはですね、なんか普通に終わったみたいだね、何事もなかったね、というような決着をしてしまったなっていう感じですよね。」

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堀さん「数多ある作品の中から、エントリーされるきっかけは何ですか?」

大森さん「どこの会社でも編集社が予選チームを作っていて、芥川賞・直木賞だと20人ずつくらい。半年かけて徐々に候補作を上げていき、回し読みして、表が集まらないと脱落していく。」

自分「大体何冊くらいが1次選考の対象になるんですか?」

大森さん「20人がそれぞれ10作挙げたとすると、200作品ほどになりますね。」

自分「でも、出てる作品の数からすると全然少ないですよね。」

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自分「場外乱闘は、早めに解決してあげれば、そもそももともとの力があれば(受賞に)もっていけるはずなんで。炎上のようなマイナスイメージがつく形で話題を増幅させていくのは、注目は得られるかもしれないんですけど、信頼は得られない。それが果たして文学界のためなのか。芥川賞の度に毎回毎回このような騒動で話題になり、売れればいいのかというとそれもまたちょっと…疲弊させる感じ。毎回何らかの騒動がありますねってなったら、それこそ芥川賞なんだったっけって話になっちゃう。今回は、そこも少し考えたほうがいいのかなと思う。」

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!