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SNS捜査の時代に!スマホ普及が理由? 2018/06/06AbemaPrime出演まとめ

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小松アナ「松浦さん、言うまでもないですけど、ここまでスマホが普及しているっていう背景がありますよね?」

自分「そうですね。ただ、今(警察の)アカウントを見たところ12万フォローいますが、発信はそれほどしてない。『情報としてください』というかたちで毎日発信していると思いきや、週に1~2よりも少ないペース。これを見ると、慎重にやっている感じですね」

◆無意識のうちに自分で情報を公開している!発信リテラシーが求められる時代

自分「インターネットを見る場合の“受信のリテラシー”というのは意識している人は多いですが、“発信のリテラシー”というところまでいかないといけない。自分が公開した情報というのは、全世界に公開されているというのをきちんと意識しないといけない。

今回は(逮捕につながったという意味で)よい方向に転がって情報が使われましたが、自分が何気なく発信した情報が、何かしらにて影響を与えるということについて、ちゃんと認識しているかどうか。」

パックン「(今回のことは)車の所有者に『あの日は誰に貸したのか?』って警察が問い合わせたけど、教えてくれなかったということだと思うんですよね。そのうえで、所有者のアップした情報を使ったというのはある意味“黙秘権”が認められていないという風にもとらえられる。

ただ、自分に不都合になる情報を不意に出してしまっていた」

堀「これまでSNSはそういうのを想定して使ってこなかった。ただこれからは、『黙秘したい』という場合でも、もしかしたらすでに自分から情報を公開していることがあるかもしれない。

そうなると黙秘権を使いたいとしても、『あなたが、自分で言ったんですよ』っていうこともある」

自分「自分ですでに『パブリックな情報にしてるんですよ』、となってしまう」

◆スマホやSNSの情報は知らないうちに見られている!?

杉浦隆幸(情報セキュリティ専門)「日本でも(知らないうちに見られていることは)ありますけど、捜査というより広告で使われていることが多い。スマホを使っている方は9割ほど把握されている」

自分「例えばECサイトとかで、得た情報をどういう風に使ってるのかと言うと、広、杉浦さんが言われた通り、広告の部分で『あなたこの商品買いますよね』という形で、広告が最適化されて、それぞれにマッチするような広告が表示されるという流れになっている」

◆スマホの情報は常に警察に監視されている?回避方法は?

杉浦「技術的に防ぐ方法もある。ブラウザだったらプライベートブラウジングを使うとか、それ専用のブラウザもあるので、それを使えば追跡はとまる。スマホでもある」

小松「Appleの発表会で次のOSのブラウザ『Safari』でもトラッキングを防ぐための仕組みが発表されてて、そういうところをアピールするんだなと思った」

自分「そうですね。個人情報はAppleはすごく気にしてます。そこは、ほかの会社よりも我々Apple社の方が『より厳しくやっているんだ!』(っていうアピール)。

前、バッグドア(※「端末に侵入するための裏口」をAppleが仕掛けた可能性がある、と指摘された問題)の話とかもありましたが、それはAppleのCEOが『絶対にないです』と否定した、というケースもありました」

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◆プライベートアカウントでも、警察から要請ばあればすぐに情報が提出されるのか?

自分「情報の取得について、例えばLINE社の場合はやりとりをする時は鍵アカウントをかけて、ユーザーにも明示している。『通信の秘匿』というかたちでちゃんと守っています。

(警察から)問い合わせがあったときにLINE社として、所定の手続きを踏んだうえで(警察に)開示するっていうのは、自分もネット事業をやってきて、かつ警察から問い合わせを受けた経験もある身からすると、(情報を警察に提供する業者側としては)真摯にやっていると思います」

堀「基本的に、インターネット上に自分の『完全なプライベート空間はありません』ってことですよね?」

杉浦「無いという訳ではないが、事業者になにかしら情報をわたしていればないに等しい」

自分「だからこそ、“パブリックな意識”というものが大事。現実世界だと、交番があってお巡りさんがいるという安心感があるから、安全な土壌がある。

ソーシャル上はそういうものが今までなかった。自分としてはソーシャル上にもいた方がいいと思っているので、人々に安心感を与えるためにもパブリックな部分で言えば、あってしかるべきだと思う。」

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REINA「ユーザーが情報提供するだけならいいけど、ジャーナリストになって犯人探しが始まってしまうと冤罪を産むこともある。それを防ぐためには、何かしらのルールやガイドラインがないと…、というところでリテラシーの話につながってくる」

自分「すべてが“記録されている”と思った方がいい。手元に(スマホなど)カメラがかった時代であれば、日常過半数のことは記録されておらず、お互いの会話もレコードされていない。

だけど、手元に(簡単に撮影できる)カメラやビデオがある時代になった今、いつでも記録できるし、記録される環境にある。

ただ、それは撮影した場合でもそれは記録しただけであって、『その情報をどう使うか?』というのは、(情報提供者ではなく)ジャーナリストの話になる」

◆スマホハッキング!被害者確認と対処法は?

自分「認証で指で動かすやつ(ポイントタッチ)を使っていると、手垢がついてバレてしまうことがある」

パックン「自分のスマホが乗っ取られて写真を撮られるのと、日常においてほとんどの人がスマホ(のカメラやビデオ)をもっていて、いつでも写真をとられてしまう環境にいるというのとでは何が違う?」

堀「外向けの“顔”なのか、“超プライベート空間がダダ漏れ”なのかということ。例えば、トイレの個室の中とか」

自分「インターネット自体はパブリックだけど、(スマホなどで使用しているインターネットの)空間自体はプライベートなものだという意識が足りていないところがある」

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堀「学生とメディアリテラシーの話とかをしてると、写真を撮るときに他の人が写りこまないように気を使っている。今後はこれがスタンダードになっていくんじゃないですか」

自分「ドライブレコーダーの場合はどうですか?常日ごろ、事故とかバスの乗車とか…」

堀「それは、パブリックに公開してはダメだということです。安易に(画像を)出さない。もし、出すんだったら個人情報が分からないように加工しないといけない」


クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!