コロナ社会が生む新たな孔子
紀元前500年頃〜(300年間)
中国で7つの国が覇権をかけて争う戦国時代
諸子百家と呼ばれる思想家や学派が登場した。
どうすれば正しく生き、賢く国を治め、国を反映させることが出来るかを、王や貴族に問いた。そのうちの1人が孔子である。
孔子は戦争や対立を嫌い、歴史を愛し、実際的であった。
「復讐の旅に出るならば、墓穴を2つ掘っておくべし」
「故きを温ね、新しきを知る」
「唯一不変なるものは変化なり」
孔子は、神、来世、天命、神秘的な存在について語ろうとしなかった。
それらに束縛されない純粋な道徳を世界で初めて構築し、家族への忠誠、年長者への敬意、歴史を敬う心を社会道徳の3本柱とした。
2000年にわたり中国では官僚、法律家、軍人、役人になろうとする人は「四書五経」(実際に孔子が書いたかどうか不明)を読むことを義務付けられ教育、賢人や思想家の教え、調和、従順を重んじる伝統は中国社会の特徴として今日まで受け継がれている。
残念ながら孔子が生きている間は社会秩序の安定と平和はかなわなかったが
戦乱の世の中でこういった学問が生まれ支持されその教えが中国全土統一の基盤ともなった。
争いや問題を抱える乱れた世によって
学問や社会の発展が進んだ例だ。
コロナウィルスによって破壊された社会
次にこの社会の孔子となるのは誰なのか。
今回のこの危機は対立の多いこの世界を
世界平和につなげるきっかけとすることも出来るのではないか。
世界中の孔子が手を取り合いこの危機に向き合い教えを説く。
各国のリーダーたちがその考えを共通のものとして認識し学ぶこと。
大切なのは誰もが孔子になりうるということ。
例え生活が貧しくなっても、まず世界平和を願えるかどうか。
今後生活の水準や暮らしのあり方も大きく変わっていくだろう。
「唯一不変なるものは変化なり」
この変化を世界平和へ!
第三次世界大戦なんてごめんだ。
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