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十勝に来て5年が経ちました。

2016年7月1日。十勝に引っ越してきました。ちょうど5年が経ちました。さらにその5年前の2011年7月1日は、札幌に来た日なので、北海道生活も丸10年になりました。

長いのか短いのかはわかりません。ただ一つ言えるのは、いま自分が見ている景色は、10年前はもちろん5年前、1年前ですら想像をしていた景色とは違うということです。

そもそも5年前、十勝に来たときには、2021年になっても十勝にいることをすら想像していませんでした。十勝に来ると決めたときには、3年も経てば京都に帰るつもりでいたからです。

今、5年前とは異なる仕事をしています。5年前には全く想像もしていないことをしています。

体重も十勝に来てから8キロくらい落ちました。札幌時代に10キロ太ったから、ほぼ元に戻っただけですが。髪の毛の長さも変わって、見た目すら変わりました。離婚もして、一人暮らしにもなりました。

話は戻って、こっちに来るきっかけは。新卒で入社した会社で、札幌に配属され4年が経過していました。ずっと異動希望を出していたのですが、在籍していた営業部隊から新しい部署への異動が当分叶わないことがわかり、それであれば、以前から考えていた「地域のことに関わりたい」という想いを実現するために、京都で転職活動を開始したのが始まりでした。しかし京都でピンと来る仕事はなく、であれば北海道の農業に関わる仕事をしよう、と考えたのが道東に来るきっかけでした。

当時は「都会より地方の方がいいじゃん」という風潮が作れればいいななんて思っていたので、都会から地方に人が来る流れを作りたいと、農業の人材サービスを運営している企業に転職。しかも、僕は北海道拠点設立のため採用だったので、入社直後から自宅でリモートワークで働けるというなかなかない条件で働くことができました。仕事柄、全道中を移動することができて、道東を中心にですが、旅行気分で営業に回っていました。

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そんな中、十勝に住み始めて、「どうせ十勝で新しい場所にばかり行くんだから」と始めたブログ。日に日にアクセスは増え、そこから簡単なライターみたいな仕事が入ってきたり、動画を作る仕事がきたりして、副業を始めることに。あれよあれよといろんな縁が繋がり、2019年5月一般社団法人ドット道東を立ち上げるメンバーとなりました。

そして、ガイドブックを発売した直後の2020年7月は会社員を辞めて、ドット道東の仕事が生業となっています。

最近はというと、「ディレクター」「プロジェクトマネージャー」みたいな役回りをすることが多く、ようやくこの肩書きの意味や必要性を理解してきました。正直、初めてやるような仕事や役回りも多く、新人みたいな感覚ではありますが、ようやく自分を信じて仕事をすることができ始めています。

案件の要件をまとめたり、進捗を管理したり、お金を計算したり、道東に関わってくれそうな人たちに声をかけ、会って、巻き込んで。今のところ全てにおいて同じ仕事はなく、同じアウトプットはないので、楽しいっちゃ楽しいし、仕事をする度にパワーアップをしている感覚はあります。

ガイドブックを発売した直後なんかは、クリエイターではない分際で自分の役割はなんだろうと、思い悩み、ドット道東にいいのか?みたいなことを悩んだりもしていたのですが、今はそんなことを考えている暇もありません。とにかく今は「継続」することが物事の本質としての一つだと思ってるので、組織として継続して収益を上げる、そのことを一生懸命考えてやりたいと思ってます。

フリーランスの集団、オフィスもない、住んでる場所も遠い(意外と税や労務関係がめんどい)、自主事業もクライアントワークもやる、同級生とか同僚でみたいな仲良しで始めたわけでもない、でもパートナーと言える一緒に仕事をする仲間が50人くらいいる、地方、そして市町村単位じゃなく県単位でもなく、その間の広域。いろんなことが新しいソーシャルベンチャー的な位置づけとして、新しい発見をできる組織だと思うので、そういうのはちゃんとまとめたいなと思ってます。

会社員を辞める前は、収入減っちゃうのどうしよう。みたいなのを思ってましたが、今はお金のことを全然考えず、とりあえず、後からついてくるだろう精神で頑張ってます。毎回仕事が変わる度に年収は激減してますが(1社目→2社目+副業の最終年はそれ以上にもできました)、変わる度に楽しくなってます。キャリアの積み上げ?年収を上げるため?よく言われているようなことは、なんか違う気がしてるんです。こういうのもちゃんとまとめたい。

最近は、なかなか十勝の中でイベントなどに足を運ぶことができず、お会いできる人が少ない感覚があります。なんだか会えず仕舞いで取り残されているんじゃないかという危機感もあります。もう少し意識的に、ゆとりを持っていろんな人と会う時間を作りたいとも思ってます。なので、是非是非気軽にお誘いください。まじでほんとに。

そして、今は「ビジョンブック」

全く新しいことに取り組んでます。世の中にないようなものだと思うので、みなさんイメージ湧きにくいと思いますが、ぜひ今のうちに乗っかってください。できた後に乗っかってもらうより、今、この訳のわからないうちに乗っかってもらった方が僕たちは喜びます。(笑)

道東に関わりたいと想いを持った若い人たちが、この地域でどうしたいのかとか、どんな暮らしをしていきたいのかなどを書き始めてくれています。

関わりたいと言ってくれた20代前半の人たちが動き始めてます。

最近「未来が明るくない」と思う世の中になっているのは「全部大人のせいだ」ということに気がつきました。確信をする出来事がたくさんあったので、これは紛れまない事実です。異論は認めません。政治家が悪いとかいう人もいますが、それを選んでいるのは自分です。マスコミが悪いっていう人もいますが、今はあらゆる形で自らが情報発信できる時代です。

世の中がネガティブなのは全部、大人のせい。ポジティブなのも大人のせい。親が仕事の文句ばかり言ってたら、子は仕事は嫌なもんだと思う。先輩が会社の文句ばかり言ってたら、後輩はこの会社はよくないんだと思う。

だから、未来っていいもんだよ、自分たちで作るしかないんだよ、ってそういう方向に持っていくしかありません。それは大人の責任だと思っています。この取り組みは僕はその一歩だと思ってます。だから、ぜひ乗っかってください。理想掲載をするか、企業メッセージを打つか、若者のために理想掲載枠をぜひ買ってください!

ということで、この7月で僕は十勝にきて、5年が過ぎました。ぜひ、みなさん今後ともよろしくお願いします。



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