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仕事選びはTakeじゃなくてGiveなんだよ

「もう終身雇用は崩壊して先の読めない時代だから、個人で生き抜く力をつけないとだめだ」

就活に関わっていると3000回くらいこういう話を耳にしてきましたし、自分自身も300回くらい言ってた気がするんですが、

この話、どこか「えもいわれぬ違和感」があるわけです。


それは何か?


いつのまにか成長すること(=take)が目的になっていて、
成長して得た力を何のために使うのか(=give)が忘れ去られてやしないか?

ということです。


私が10年前、前職のスローガンに入るきっかけになったのが、普段はテンションの低い代表の伊藤さんが、セミナーで珍しく熱く語っていた以下の話でした。

みんな成長したいとか、経験を積んでキャリアアップしたいとか泊をつけたいとか、給与がとか言うじゃん?
そういうtakeばっかりのtake思考は一旦やめたほうがいい。

仕事ってのはtakeじゃなくてgiveなんだよ。
授業料払って教えてもらう大学とは違って、何か価値を世の中に出してその対価としてお金をもらうのが仕事なんであって、
成長したいなんて当たり前。

自分はどんな問題を解決していきたいのか?
どんな新しい価値を出していきたいのか?

そういうgive思考が大事なんだよ


これを聞いた当時の私はまさに絶賛「とにかく早く成長したい人間」でして、

「うわ、、、おれ自分のことしか考えてなかった・・・」

と自分の小ささに気づかされ、めちゃくちゃ恥ずかしくなり、改心しようと決めたのを今でも鮮明に覚えています。

確かに、誰が守ってくれるともわからない不確実な時代では、生き抜く力をつけるべきだというのはわかります。

ただそれは仕事(もしくは人生)を楽しむための必要条件であって、
「これを成し遂げたい」という夢やビジョンを追いかけること、
「めちゃくちゃ面白そう」という興味・好奇心につきすすむことが
十分条件になりえるのではないかと思います。


とはいえ、「ビジョンとかやりたい事とかないんだけどどうしたらいいの?」という疑問については考えがあるのでまた別の機会に書こうと思います。

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皆さんは何のために力を使いますか?


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