ダーマの神殿に行って「レベル1」になった件。
初めて買ったファミコンソフトは「ドラクエ3」。バリバリ世代の松重です。こんばんは。
今日は、独立という名の「てんしょく」をしたことで、レベルが1まで下がってしまい、この8ヶ月間結構大変だったぞというお話です。
今回が3度目の「てんしょく」
ちなみに、これまでの経歴はこんな感じです。
スキルとして、ライティング・編集がベースで、そこから制作進行スキルや企画・提案スキルを身につけて、今に至ります。
学生
↓
編集者
↓
Webディレクター
↓
プロデューサー
↓
プランナー
↓
クリエイティブディレクター/執行役員
↓
社長
このうち、編集者からWebディレクター、プロデューサーからプランナー、そして会社員から社長への「てんしょく」がレベル1になったタイミングかなと思います。
実際、何が大変だったのか
正直、前職で役員経験もあり、売上や営業活動にもコミットしていたこともあったり、どちらかというと経費精算や請求処理なども苦手意識はなかったため「何とかなるだろ」と思っていたのですが、現実はそう簡単ではなく…。
具体的には、営業活動をした後の自分の活動への値付けだったり、契約内容の決め方や、書類上のやりとり(それでもそのうち半分以上は契約している税理士さんにやってもらっている)など、会社員という立場では今まで見えなかった、見たことのない業務に、想像以上の時間を取られました。
また、今まで以上に営業活動を行う必要があり、特にSNS上でのPR活動や業界の人が集まるイベントなどオフライン上での交流はめちゃくちゃ効果的なのでこれまで以上に積極的に行動しましたが、今までのように「会社の看板」がない状態での営業活動の難しさも感じましたし、個人としてのSNS上でのインフルエンス力を高めるためにTwitterやnoteの更新をこれまで以上に頑張ってみたものの、正直思ったような成果を出すことができず、メンタル的にダークサイドに陥りかけたこともありました。。。
一方で多大なるメリットも
その代わりと言ってはなんですが、定期的に「レベル1」になることで得られるものもあると思います。
1. 新しい「武器」が増える
「てんしょく」によって、今までとは違う目的を達成するためには、それまでとは違う戦い方をする必要があります。そもそも、どちらかというと、これまでに積み上げてきたものが0になることの方が多かったりもする。でも、そのために身に着けた「新しい武器」はこれまでの経験も踏まえると、確実に自分を助けてくれるものになると思っています。
2. それまでの「当たり前」がリセットされる
今まで所属していた会社や組織、業界的に「当たり前」とされていたものがゼロになります。それによって、これまでには全く考えもしなかった新しい考え方やアプローチの仕方を思いつくことができます。
3. 圧倒的成長をまた感じることができる
レベルが1になることはきついことですが、その代わりレベルが上がりやすいのも事実。しかも、自分の周りには今までのレベルで対峙していた猛者たちがうじゃうじゃいるので、死なないように戦ってさえいれば、一気にレベルを上げることが可能になります。
C Channel森川社長のエピソード
ご覧になったことがある方も多いと思うのですが、現在C Channelの代表を勤めていらっしゃる森川 亮さんのエピソードを。
https://www.gqjapan.jp/life/business/20170206/keep-on-rollin
森川さんは日本テレビ→ソニー→LINE→C Channelという経歴の持ち主です。そんな森川さんは「ダントツにすごい人」となるべく、
1. 新しい価値を生み、結果を出しつづける
2. つねに成長することをやめない
3. 「偉い人」にはならない
という3つの条件を満たしつつ、さらに「やりたいこと」より「やるべきこと」をやるために、ある種快適だったはずの環境を捨てて新しい環境へとチャレンジを繰り替えしていたとのことです。
以下、森川さんのインタビューの一部となります。
一般的に「偉い人」とは、いわゆる肩書や地位、学歴が高い人です。日本では肩書や地位を重視する傾向があるので、「偉い人はすごい人だ」と思い込む風潮があります。
僕は、たくさんの「偉い人」と出会うなかでわかったことがあります。それは、肩書や地位と能力は必ずしも比例しないということ。
もちろん、なかには「偉い人」と「すごい人」の両方を兼ね備えているかたもいます。ただ、「偉い人」というのは弊害になりやすいものです。現状を変えること、チャレンジして失敗することをおそれるようになるからです。
一方、「ダントツにすごい人」たちは、成功した後、新たな挑戦と成功を求めつづけます。成功するたびにそれを捨て、さらなる高みを目指すのは、正直、しんどい道です。でも、あえてその道を選んでいる人物こそが「ダントツにすごい人」なのです。
私もそうなることを日々目指していますし、1人でも多くの人が日本をよくするような仕事を成し遂げてほしいと考えています。
森川さんと自分を比較するのは、正直おこがましいに程があるのですが、このマインドは忘れず、常に厳しい状況の中に身を置きつつ、より「すごい人」になるべく精進していきたいと思っています!!
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