週刊わたし~令和3年12月号

2021(令和3)年12月1日~7日号
『師走る季節にわたしは漫然と日常に揺蕩う』

今年も例に漏れず、とてつもなく早いスピードで月日が流れていった。どれくらい早いかというと、1日だと、びゅっ! 1週間だと、しびゅっ! 1年だと、ばびゅんっ!閑話休題。去年は、子宮筋腫の治療の一環で、仕事は事実上の休業だったので、通年とは違った年末を送っていたと記憶しているけれど、体調が悪かったことしか頭にない。そして今年は今年で、体調はまあ、年が明ければ齢50になるわけなので、年相応の不具合は起こっているものの、まだ何とか自己完結(とはいえ、病院行って薬を処方してもらってはいるのだけれど)出来ているから、そちらは踏ん切りもつくというものだが、如何せん、まさかの義母との急な同居+限りなく介護に近い介助生活で、日々はさらなるスピードで駆け過ぎている。ダイエット生活もかれこれ、3ヵ月を裕に越えてきた。この1ヵ月ほどは緩慢な数値変動ながら、亀の歩みほどながらも落ちてきているので、この調子でいくと、目標まであと1年近くかかりそうだが、今の生活を「スタンダード」にすることが目的なので、いずれ目標体重になってくれていればいいという、わたしの性分からしたらだいぶ気の長い考えではあるが、これも齢50を目前にして、残り数十年の人生、とにかく他人様にだけは迷惑をかけず、死ぬ寸前まで元気でありたいと願うが故。意識しないと、すぐに色々とダメになる。そんなお年頃――。今週は、差し迫った仕事はないが、気の重い仕事がいくつか重なっており、家に帰ってもちっとも休めないので、専ら、わたしのストレス解消&癒しはYou Tubeで贔屓にしているYou Tuberさんたちの動画や配信を観漁ること。コメントひとつ、ほとんど発することなく、沈黙の観る専門勢ではあるけれど、画面向こうで、視聴者をとにかく楽しませてくれようとしているクリエイター達に、心底感謝している。それ以外だと、今冬アニメではワールドトリガーの3rd Seasonを堪能しているくらいで、そういえば、名探偵コナンもリアルタイムで観なくなって久しい。スピンオフの警察学校編も放送されるので、撮り溜まっている地上波放送分を観たいのだけれど、なにせ、録画機器の付いたTV及びリビングは、現在、大半の時間を義母に占領されているので、どうしても観る気が失せてしまう。いっそ、寝室に録画対応のTVを一台、夫に買ってもらおうかしら。

2021(令和3)年12月8日~14日号
『一年の計は元旦にあるのかしら?』

この季節になると、この数年、定期購入していると言っても過言ではない、とある占い師さんの365日のメッセージがついた占い本を買ってしまう。
占いに左右されるほどの人生ではないが、なぜか昔から「占い」の類が好きだし、多分に世代もあるのかも知れないが、上の世代には「干支」や「四柱推命」で吉凶を語り、西洋占星、陰陽五行、そうして血液型からはたまた動物占いエトセトラ、とかく占いというものにスポットが当たり始めた世代だからか、「占い」は日常の中のエンターテインメントとして定着している。かく言うわたしも、例に漏れず、神秘的な事柄やオカルトに傾倒したうら若き「中二病」な時期があり、その頃からタロット占いなども齧ったりして、この歳まで延々、オカルトな世界が好みである。
だからという訳ではないが、去年あたりからは、電子でこの占い本を買って、「思い出した」ように、吉凶なメッセージを読んでは、「ふぅ~ん」と思うだけで、考えたら、そこに書かれている「これやった方がいいよ」とか「これならこの時期がおススメ」などという「ありがたいアドバイス」に従った事はあまりない。所詮は気休めということなのだろう。
それでも、来年のラッキーカラーなんかは意識して、でも自分の好みのカラーじゃないと、もうそれだけでしょんもりしているのだから、いいんだか悪いんだか、ちっとも分からない。
そういうものだろう。エンターテインメントなのだもの。

2021(令和3)年12月15日~21日号
『安物買いの銭失いするほど買い物上手ではない』

高卒であるわたしだけれど、社会人生において「ボーナス」という賞与制度の恩恵に与ったことがない。かれこれ30年以上もである。ちなみに、退職金などという制度とも縁がないが、それは置いておいて。つまり、この時期、ボーナスによる年末年始のさまざまな世間的な商戦に関して、1ミリとも気持ちが動かないので、セール時期など何とひとつ把握していない。そのため、幸不幸が同時に起こる。必要だったり、欲しいなと思った時が購入タイミングなのだけれど、偶然、セール時期にあたって、思ったよりも安く買えた!というのは、当然「幸」の部分だけれど、その逆パターン、セール時期などを逃すのが「不幸」ではなく、もう少しでセール時期になるから、その時まで待とうと待ってしまって、購入しようと思っていたことを「忘れて」しまって、それでも通常値段でも買えれば問題はないのだが、そういう時に限って、売り切れていたり、すでに購入できなかったりすることが「不幸」の部分。8割9割の確率で、20%もOFFになるなら、
 セール待ってから買おう♪
などと思うと、買う事を忘れて、思い出して、
 まあ欲しいものだったから定価でも問題ないもんね!
という強がりも、目的の「ブツ」が入手不可となってしまっていたときの絶望感の半端なさに拍車をかける結果となる。
つくづく、買い物上手な人が羨ましいと思うのがこの時期。年明けての福袋とかもそう。お年玉などというものとも縁遠くなって久しいので、年始にあの人だかりに突っ込んでいける人は凄いなと、漫然と思いつつ、正月はやはり爆笑ヒットパレードを観ながら、ダラダラと、買ったお節とお刺身で日がな一日飲んだくれるのが一番の「しあわせ」なのだと嘯く。

2021(令和3)年12月21日~31日号
『師走り終わるもわたしの日常は光陰矢の如し』

年の瀬ではあるものの、凄く期待していたアニメの劇場版を観るために、かなり久しぶりに、ヲタ活&飲み活をした結果、ヲタ活はともかく、飲み活に至っては、その時はいいけれど、通常体に戻るのに2~3日かかってしまうという憂き目に遭っている。もちろん、寄る年波には勝てないと匙を投げてはいるものの、それにしても、こんなにも酒に弱くなってしまったのかと、内心ガッカリしている。
ほんの20年ほど前までは、週の内8日は飲み歩いていたというのに。二晩くらい徹夜になっても、酒焼けひとつ起こさず、飲んだくれていられたのに。
などと。日常が光の矢で過ぎ去っていく現状、身体も意識も取り残され気味になるのは致し方ないとは言え、寂寥感は否めない。
そんな一年だったなと、振り返ってみたり、みなかったり。
今年は我ながら、実にバラエティに飛んだ(誤字に非ず)1年だった。
来年こそは、流され気味な我が人生終盤に向けて、少しは自我を確固として生きていきたいものである。
皆様、良いお年を。

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