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遠い記憶[セミの声と夏の空]

毎日ジメジメ暑い日が続きます
でも,天気予報では、この地域は、来週くらいに梅雨が明ける
だろうとのこと。

暑さ本番を迎えます。

良いか悪いか,先週,最高気温の記録更新日を、自宅で過ごす
経験をしたおかげで,「明日の最高気温30℃」と言われても,
涼しく感じるようになりました。人間慣れると強いですね。

これを書いている今も,部屋の窓から入る風と,扇風機の弱風
だけ(エアコンなし)で汗もかきません。
(熱中症対策で水分は取ってますよ👍)

前置きが長くなりましたが,昨日までいくつか、セミの話を
書いたあと、思い出したことがあったので書き留めてみます。
この風景は時々思い出しますが、こんなに丁寧に書くのは、
初めてです。🤔



小学生の時だと思います。確か学校の自由(解放)プールへ
遊びに行く時のこと。通り右手脇の民家の塀から伸びている
桜の木に、ツクツクホウシが鳴いています。
〜『ホーシツクツク、ホーシツクツク、ジーッ』〜 
 良い声に聞き惚れていたのか,蝉はどこにいるんだろうと,
探していたのか,しばらく立ち止まっていました。進行(北)
方向は、道路がT字の交差点。何かを思って背後を振り返り
南の空を見たら、綺麗な青空。そうそう、ツクツクホウシの
桜の木の背後には、青空の中,見事な入道雲がありました。
大きくて,高くて真っ白で。それに見惚れていた気もします。
 (よく見ると,モコモコ,雲が湧いてますよね)

しばらくして,何か気配を感じ、進行方向を見たら30mも無い
先のT字路が霞んで見えるんです。煙の中にあるようにボーッと。
「サー」っと音がしていた印象があるのは、後付けのような気が
するんです。(何かしっくりこなくて)
 本当に目先のT字路が、別世界になったかのように、暗く
ぼんやりしています。自分の足元は相変わらず夏の太陽の陽射しが
あって暑いのは変わりません。ただその時に先ほどまで賑やか
だったツクツクホウシの声が消えて,ものすごく静かです。
周りには人も車もいません。でも怖さは感じません。

そんな状態で、しばらく薄暗い中のT字路を見つめていました。
すると、帽子にポツン💧と一滴💧ぼったんとニ滴目。
『ンっ雨か⁉️』足元は明るいのに地面にも大粒の雨粒がぽたん
ぽたんと音がしています。『やば〜い雨に降られる〜』と理解は
したのに、足が地面から離れません。動かしたくて動かないの
ではなくて、頭の理解と体の反応が反発しているように『動きたい』
って思わないというか。。仕方なくそのまま,前の方(T字路)を
見てました。

するとT字路の暗い部分が左から右へと動いていくんです(カーテン
が開くように、明るくなっていく)この時になって初めて、T字路
道路は雨が降っていたんだと理解できました。目の前を雨が降って
いるエリアが移動していくんです。まるで誰かがシャワー持って
歩いているかのように。

すっかり,明るくなってからダッシュで、T字路の所に行くと,
道路が水浸しで,すごい雨が直前まで降ったのを物語っていました。
雨が抜けいった東の方を見ると、道路の先が,薄暗く
『あそこはまだ雨が降っているんだ』と判りました。その先に車が
いましたが止まっていたのは、雨で前が見えなかったからかも
しれません。
気がつけば、ツクツクホウシも泣き出して,日傘をさしたおばさん
が歩き,その横を車がビシャビシャいわせながらゆっくり抜けて
行きます。夏の陽射しの午後の時間にもどっていました


💧 ここからはおまけ。書いていて思いだしたこと。💧

こんなにもはっきりと通り雨を目にしたの人生で2回‼️

2回目は鮒釣りをしていた時。
池の向こうの方から、水面に激しい雨が落ち始めバチャバチャと
いって近づいて来ました。5mほど先の自分の浮き(目印)からは
スローモーションのようでした😱『やられた〜』
逃げるに逃げられず,全身ずぶ濡れになりました🤣

そう言えば、この時も直前までカナカナと鳴いていたひぐらしが
急に鳴き止んで自分の周りに静けさがありました。
池を挟んだ遠くからの声は聞こえていたのに。。

どちらも、昨日のことのように思い出します。

蝉が泣き止んだら空を見ましょう🤔

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました🤗


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