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ウイングアークの営業部門で生成AIのコンテスト決勝大会を実施してみた

真夏のアイデアコンテスト

10月12日/13日、新しい営業を考えるエグゼクティブ研修に参加し、その最終セッションで生成AIをどのように営業へ活用するかのセッションがありました。新しい営業スタイルを推進する先進的な企業が集まっているのにも関わらず、10%程度しかChat GPTを活用していない現状でした。

本記事は、データ活用に関しては、2014年からスタートし、「営業マネジメント」としては、それなりに帆を進めているウイングアークの営業チームで2023年8月生成AIコンテストを実施し、アイデアを募集しました。そこでは、40作品が提出され、選ばれた3作品がファイナリストとして最終プレゼン大会を実施しました。そのファイナリストのプレゼンがありましたので、紹介させていただきます。


ファイナリスト① エンタープライズ営業部長 倉元さん

営業データはある、ただ、営業データを活用する仕組みがない

ウイングアークの営業本部は、データをフル活用して営業マネジメントはできているけども、現場営業活動でData Empowermentが推進しきれていない課題感がありました。その宝の山となりえるデータソースは週報の報告データがあり、ウイングアークにはセールスフォースに活動を登録して、マネージャーがまとめて、週報をポータルとして、全社展開をしています。
しかし、「週報ポータルがありながらも、その定性データが活かされていない」その課題に対して生成AIを使い、営業活動として必要な情報を必要なタイミングで手に入れるプラットフォームを企画しました。

マネジメントのデータ活用は抜群だが、現場の活動へのデータ活用にまだ課題が多い

自社ツールを使い、週報情報を上手に使うことで、提案タイミングで適切な情報と共に戦う強い集団を目指していけるアイデアでした。
※すでにデモとしても実現済み

週報を活用することで、営業現場の戦闘力も上がる

ファイナリスト② 関西営業部長 居壁さん

出来る人がなにをやっているかまとめ Go Grow

営業であれば、当たり前ですが、どうせなら「できる営業でいたい」。
では、できる営業ってどのようなな定義なのか、そこからくる答えは、「信頼」できる営業(データを参照ください)と外部データではなっています。しかし、「出来る営業」は、主観的な内容が多く、属人的でもあり、学びを得に行こうとしてもそれなり時間・工夫・選定など難しさがあるのが現状です。

出来る営業=信頼できる営業 主観的で属人的で定性的なので情報が取りにくい

そこで、ウイングアークのスター営業であるTさんにヒアリング、ヒアリング内容をChat GPTでサマリーし、各メンバーにインサイトを提供する仕組みを考案しました。自分自身が書いた議事録よりも多くのインサイトを得られることが、Chat GPTを活用することで実現することが分かりました。

スーパー営業T氏からのヒアリングをサマリー 将来は様々な営業ノウハウを武器に

今後は、様々な深堀、ウイングアークのエース営業とのロープレ自動化などなど、「出来る営業」を体感・創造する仕組みを展開していきます。


ファイナリスト③ クラウドソリューション営業部 矢島さん

絶対に回答してくれるヘルプデスク

ウイングアーク2年目のフレッシュな矢島さんですが、その年代ならではの視点で講演いただきました。ウイングアークの従業員は、この4年一気に増加しており、その中で、営業本部も昨年新人を合わせて20%弱にあたる24名増員しました。この一気に増加した環境において、特に直近入社された方は、「どこの部署のどなたに質問すれば回答してくれるのか」が全く分からない状況で、結論、お客様への反応が遅れ信頼感を損ねる状況が懸念されます。

4年で増えていくウイングアークの従業員とそこで出てきた課題

矢島さんが考えたのが、絶対に回答してくれるヘルプデスク、もちろん生成AIで回答もいただきますが、更に、回答な不明瞭な時に「回答してくれる人」を教えてくれる(ここは入社間もないメンバーには嬉しい情報です)プラットフォームを企画しました。

絶対回答してくれるヘルプデスク

優勝は、2年目の矢島さん!!

ウイングアークの営業は、最新のテクノロジーも取り入れ、先進的な営業組織として進んでいきたいと思います。


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