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ひとりといっぴき暮らし

バンコクに移り住み、5年目。
最初の頃とさほど変わらないけれど、
変化のない事が良いことなのか
もっと変化が欲しいのか、
自分でも良くわからなくなって来たこの頃。

日本でも10代で実家を出てから
引っ越しは数回。
帰って寝るだけの部屋もあれば、
陽の当たらない部屋、
ただただ狭い部屋など いろいろ。
あの頃は「ひとり暮らし」に憧れて、というより
とにかく実家から離れたかったし、
東京に住むことが、自分の選択だっただけ。

今は?と思うと
「ひとり暮らし」が最高で
自分次第で操縦していく毎日は、快感と疲労との
隣り合わせ。
タイに来て良かったなぁ、その一言だけれど
何事も 誰がやる?私がやる....はい。
微妙な潔癖症が自分の首を絞めています。

テン君と一緒に住むために、選択肢はグッと減るのが都会なバンコク。

インテリアも変えたいし
DIYも許されているこのアパートでは
もっと手を加えてみたいし。
ヤンチャ犬との生活はある程度理解のある(?)
アパートでないと迷惑も掛かるしね、など。
今のところ、ここを引っ越すつもりはないのだけれど
お庭が少しでもあったり、テラスが大きいとか
欲は出ますなぁ。

食事も運動も勉強もそう。
やっただけの効果、成果、残るもの....
他人様からは「やっている方」とはよく言われますが
「継続すること」が一番大事なのだよ。
「努力」は自分の力だけでは無理よ....と
言い訳ですが、
「エイっ」っと立ち上がるまでの思考や、
ひとりで出来る可能な範囲を超えてまで、
ましてや誰かの助けを借りることさえもが
面倒くさいのが本音。

快適な時間と曖昧な人生のターンにいる今は
誰かと住むことが
とにかく面倒くさい、と思う様になってしまった。

今まで出来た事は、きっとこれからも出来る。
経験とは自分に余裕をもたらすけれど
良い意味でも悪い意味でも、自己都合でいいかな、など。

言いたかったことは、
ひとり暮らしをして実感したことは
「面倒くさい」度がUPしたこと。
”しなくて良い“ が増えたことで
自分がこんなにも引きこもり体質だと思わなかったし。
新しい発見がまた自分を愛おしく思えたこと。

それなりに楽しいことも増えて、
新しい趣味をしてみたり、
エゴの中でテン君のお留守番が増えたり、
今までだったら考えられないくらい
「自己判断」と「自己責任」、そして「自己嫌悪」のアップダウン。

そんな自分が嫌いじゃなかったり、
こんなダメ飼い主にも「すきーーーー!」と
言ってくれるテン君は、私のいろんな部分の
エネルギーでしかありません。

ありがとうね。

ある程度、人間らしくさせてくれる相棒。
今はテン君が元気で居てくれたらそれでいい。

そんなこんなのひとりといっぴきの5年目。

自分をもっと好きになる。
ひとり暮らしの良いところかもね。
生き物と暮らして、自分がブレないように
神様がくれたプレゼントのテン君。

仲良くしていこうね。
彼も7歳になりました。


Y.

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