山田の凱旋門 風景印と記念碑
鹿児島県姶良市にある山田郵便局の風景印には「山田の凱旋門」が描かれています。
山田の凱旋門
国の有形文化財に指定されているもので、情報が姶良市のウェブサイトにあります。
https://www.city.aira.lg.jp/bunkazai/gyosei/shisetsu/bunka/documents/gaisenmon.pdf
当時の山田村(現在は姶良市の一部となっています)から日露戦争に出征した兵士100名余りの帰還を記念して山田村兵事会が1906年(明治39年)3月につくったもので、実際に帰還した兵士がここを通ったものと考えられます。
高さ4.7メートル、幅4.9メートルの門で凝灰岩を切り出してアーチ型に組んだものです。
日露戦争は大きな勝利として当時国内が湧き上がっており、凱旋門はその高揚感を示すものと言えるでしょう。
日露戦争
1904年(明治37年)2月から1905年(明治38年)8月のポーツマス講和条約調印までの18ヶ月にわたり日本とロシアの間で行われた戦争です。
当時日本は大韓帝国を、ロシアは満州を勢力に加えており両者の権益が衝突した結果、日本が宣戦布告し陸では満州地方が、海では日本海が主戦場となりました。ロシア革命が1905年に発生し戦争が続けられなくなりアメリカの仲介で講和が結ばれました。
記念碑の地図
凱旋門は姶良市下名1178にあります。
碑文
山田郵便局
風景印は郵便局で押してもらえる絵入りの特別な消印で、色は赤茶色です。郵便窓口に「風景印を押して出してください」とお願いすれば、差し出す手紙やはがきに押してもらえます。また、63円以上の切手を貼ったカードなどに押してもらえます。その場合、差し出さずに持ち帰ることができます。
風景印は2002年(平成14年)) 10月4日から使用開始されたものです。郵便窓口は平日のみの営業です。
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