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色々振り返り概要

【モバイルオーダー】

モバイルオーダー「シンプルQR注文くん」のGoogle広告を0523に出したので、18日ほど経ったらしい。

途中あまりに失望して色々いじったので平均費用は一日2500円ほど。

【改善】

・ディスプレイネットワークは無駄
クリック単価は低いものの、ディスプレイネットワークは誤クリックらしい2秒直帰ばかりで完全に無駄。リファラを使ったから分かるものの、クエリパラメータを使うとクリック元がわからないため落とし穴。
実際に自分もauの何とかっていうところのクリックを誤タップした。
名前さえ広まればいい、対象が全人口みたいなサービスならいいんだと思う。マクドナルドとか、税金とか。

・無関係なキーワードの除外
モバイルオーダーにはマクドナルド、スタバなどという関連ワードと検索され、何故か無意味にクリックされた。それで1クリック150円かかるので大変遺憾である。
大手ファミレスチェーン、あとは何故かhttpsで始まる語句の「検索」など、本当に無関係なワードでのクリックが多い。世界のGoogle、故意なのかアホなのか。

特に無関係なキーワードはしらみつぶしに除外していく必要がある。
一定のワードを除外すれば、検索語句自体変なものは目立たなくなった。

・直帰率の高さ
それでも関心が無いのにクリックするユーザーは多い。ただランディングページとは本来そういうもので、数秒で戻るというケースは非常に多い。全体の9割程度が直帰。
一方、1割程度は何らかのアクションがあり、動画視聴や、資料ダウンロードに繋がっている。
アプリインストール自体は400クリックに対して、5インストール(昨日までの集計)なので、1パーセント以上にはなっている様子。

・6月4日ごろランディングページを変えた
完全に変えたというより、ダイアログで文言を出すようにして、ページの見通しを良くしたが、あまりにもメッセージが読まれず、クリックされていないため、大きくメッセージを追加した。

やはり感嘆符の勢いは強いらしく、これを変えてから毎日インストールされている。つまり、以前の仕様では実質0%で、現在の仕様は

30クリックあたり1インストールで約3%、4000円につき1インストールになっている。
これら全てが課金するなら4か月で元が取れるためその価値があると考えられるが、現状1課金のみ。20か月で元をとるのは厳しすぎる。
さらにこの課金は四日後に払い戻しされており、現状0になっている。
導入ハードルが低いということは、辞めるのもハードルが低いということで、今後も継続が大きな課題となる可能性が高い。

また、現状顧客データが取れない分、どこでどのような不満があるのかを知ることが難しいという課題もある。特にネットワーク設定に関してはリテラシーが無ければ難しいし、機能面に関しては注文を受け付けるというのがメインで、詳細な分析やPOS連携が無いという弱みもあるため、ここが面倒だと感じられる場合も予測される。

正直、モバイルオーダーに初期費用含めて年100万円支払える店舗ならそうしていただいた方がいい。確実に機能面では大手の方が勝っている。しかし、個人の単店舗や数店舗しかない小規模飲食店にとって、年間100万円の純損失は痛い。
なぜなら広告費や設備費とは違い、モバイルオーダーがあるから客が増えたり、売上が増えたりするわけではないためだ。そのため、モバイルオーダー費用は純損失である。
一方、人件費も純損失であると言える。人手が足りていなければ売上に影響するが、人手が多くても売上は増加しない。アルバイトが宙を眺めていたり、過剰な仕込みをしている時間にかける人件費は完全な純損失となる。
とは言え、どのような職場でもそういった時間があるのは周知の事実であり、アルバイトが1.5人欲しい時間というのは存在する。

だからといって、アルバイトの仕事を仕込みだけに限定すれば時給が半分になるというわけではないため、結局無駄に1人分の人件費をかけることになる。このようなことは、小規模飲食店ほど顕著である。
アルバイトが5人でも6人でも、あまりオペレーションに変わりはないが、アルバイトが2人と3人では天地ほどの差がある。とは言え、アルバイト2人で足りなければ3人にするしかなく、これが小規模飲食店を圧迫している。

そこでQR注文くんの出番だ。普通の飲食店にはあるWi-Fiとスマホ一台あれば店舗から注文受付業務をほとんどなくすことができるため、あと0.5人欲しいという状況で無駄に1人雇う必要がなくなる。
実際、個人の飲食店に行けばそういう状況にはよく遭遇する。

まぁ既に一応無料で使えるモバイルオーダーアプリも存在する。とは言え、QR注文くんにすら搭載されている便利機能も使えないし、従量課金がかかってきたり、最悪の場合客のスマホに広告が表示されるなど、使えたものではない。
もちろん、企業として利益を上げなければならないため、無料で使えるはずがないのだが、飲食事業者の多くは自身が商売人であることを忘れているのか、世の中には無料で使えるサービスがあると勘違いしているようだ。

【その他の広告】

・SNS広告の方が良い

SNS広告は動画の形で出せるため、まず興味を持ってもらってからクリックされる。その分直帰率は低く、さらにクリック単価もGoogleの33%程度だ。
ただし、SNS広告で辿り着けるユーザーは非常に限定的で、広告期間後半はやはり直帰率が高かった。Google広告の良いところは検索してくる相手に届く点だが、SNS広告は、自発的に検索するわけではないため、必ずしも表示された相手が対象であるとは限らない。
それでも、結果だけを考えればSNS広告は運用の価値があるように感じる。50クリックしかされていないが、資料ダウンロードの割合も比較的高いため、有効なクリックを得られやすい。
つまり、到達できないユーザーはいるが、到達できる範囲ではクリックの質が高いと言える。
もう少しSNS広告で、動画の質を上げてプロモーションしてみようと考えている。

・オフライン広告

結局単価が安そうなのはオフライン広告で、ポスティングやDMだ。
DMは1件あたり約70円で、Googleのクリック単価の半分程度になる。さらに、Googleのクリックのうち9割が関係ないユーザーであることを考えると、必ず飲食事業者に届くという点で非常にコスパがいいかもしれない。
ただ、これはリスト作成がネックで、リストを購入すると一件追加で20円くらいかかる。それでもまだGoogleより安いが、問題は中規模以上の企業オフィスに届きやすい点で、そんな企業は月額980円のモバイルオーダーアプリに興味を示さない。

普通のリストでは到達しないような個人店にリーチするため、開業情報をスクレイピングしてリストを作成した。
この方法であれば無限に個人店のリストを作成することができるが、全ての開業情報なのでショッピングモールに入るような店であったり、チェーン店も含まれるため、これらは手作業で省く必要がある。
今回は敢えていくつかのチェーン店を含めてみた。Google広告で広告費の感覚が死んでいるため、一件70円くらいならチャレンジしてみようと思ってしまう。

正直、影響力のある企業であれば無料で導入してほしいのだが、席数100を超えると使用や不正に耐えられない(モニター1台、プリンター1台、POS連携なし、レジ締めなし)。まぁプリンターやモニターを増やしたり、POS作ったり、レジ締めやオーダー削除に何らかの制限を付与する方法はいくらでもあるし簡単だが、今のところはしない。
というのも、これくらいのアプリで反応が無ければ、どんなに頑張っても商売として成り立たないため、今は反応を観察している段階であるためだ。

反応があれば大手にも勝てる超便利POSレジ無料で作るけど、やる気も余裕もレスポンス次第。

【広告費の考え】

とりあえず、2000通のDMを15万で送付したので、今月末までは反応を見る感じになる。
15万なので、50件課金があれば約3か月で広告費の元が取れる。割合で言えば40件に1件の成約、2.5%である。ほとんど全員がターゲットであるとはいえ、Androidユーザーでなければハードルが高いため、半々だとすれば有効なDMは1000件になる。その中でも、多段NAT環境のビルやショッピングモールもあるだろうし、既に導入している店舗もあるはず。理想は雑居ビルや戸建て物件で一軒家用Wi-Fiの店舗で、駅ビルなんかは環境次第なところがある。
色々考えて500件が有効であり成約率1%なら5件といったところか。既に課金された経験はあるため、全く課金がないというのも考えにくいが、月5千円なら広告費ペイに30か月かかるので商売として成り立たない。

商売になる最低限のシナリオは12か月で広告費ペイだろう。とすれば、2000件の送付あたりで0.5%=10件の成約があればOK。
毎月同様の広告をやれば、広告費は12か月×15万=180万円。これは許容内。その12か月間の収益は毎月10件ずつサブスクが増えれば78万円となる。(手数料15%を引くと66万円)差し引き120万円の赤字だが、その時点でサブスクが120件あるはずだから、1か月で大体赤字を回収可能だ。これなら十分商売として成り立つし、アップデートにも集中できる。

同様に考えれば、月10万円のGoogle広告に関しても月3件の成約なら単月CPA3.3万円になるが、年間完全継続で考えれば、1年後36件サブスク、合計収益は23万円、赤字80万円で、月間収益3.6万円なのでペイに20か月。やはり商売として成り立たない。
月5件ならCV値2万円、1年後60サブスク、合計収益39万円、赤字は60万円で10か月でペイ。これなら成り立つ。

(シミュレーションエクセル使え)

つまり、金額で考えれば、1契約あたり2万円、Web広告風に言えばCPA2万以下であれば1000円のサブスクが長期的に見れば商売として成り立つということだ。(継続率が高ければ、広告費が維持できればの話)
改めてまともに計算して、若干の希望はある価格か。Google広告だと130クリックにつき1課金なので相当厳しいように感じる。LP変えてからは現状40クリックあたり1インストールなので、3インストールにつき1人が課金でいいのだが。
DMなら300通に対して1成約で、こちらの方がまだ希望がある感じもする。

逆に言えば月給20万の営業を雇って、月に10件契約してもらえればギリギリ成り立つな。ローカルで月に10件は厳しい気もするけど。

SNS広告なら250クリックあたり1件サブスクか。こっちは確認しただけでも20クリックあたり1件の資料DLがあることが分かっているので、ハードルが低そうだな。

とりあえず、月の広告費、通算収益、分岐点、期間による月額収益をちゃんと計算しよう。

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