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『中小企業診断士の独立準備何をすればいいですか?』を読んで

『中小企業診断士の独立準備何をすればいいですか?』
著:高島 稔

を読みました。
中小企業診断士登録前の僕にとって、なんとピッタリな本なのだろう!
僕は現在、企業に勤めていて営業職に従事しているが、副業をやりながら実務経験を積むのかなと思っている。
とはいえ、将来的には独立という選択肢もあるという状況だったのでこれは読まねば!!とすぐ拝読。
この本の感想について書いていこうと思います。  


本の内容

耳が痛くなった

この本を読むと冒頭から耳の痛い話が書いてある。

『考えるほどに自信がなくなり「診断士以外の資格」に目写りしてしまう』

第一章・一項

何を隠そう僕が、中小企業診断士を取得しようと思ったきっかけが
「営業職だけでは自身の能力の限界を感じた」
からであり、悪く言えば資格勉強という目標に向かっていれば、そこを言い訳にできたみたいなところがある。
文中にも第4章・3項に「専門性を作り出す」ことの失敗例として「資格取得に走ってしまう」ことが挙げられている。
結局のところ、僕が働いている金融業界も、FP2級といった金融に関する資格はあるが、その知識だけで仕事が舞い込んでくるなんてことはなく、どう実務を受注していくかを考えないと、ただの頭でっかちの営業になってしまう。
でも難しいよね。
仕事を受注したら⇒実務経験に繋がって⇒専門性に繋がって⇒仕事を受注する
このフローは分かっているけど、最初の仕事をどう受注していいかが分からない!!

余談ではあるけど、だから僕は資格取得は一旦お休みして、どうすれば実務経験を積むことができるのかを考えていきたい。

デメリットを痛感した

デメリットというのはこの記事

で、書いた「独学生が故に、受験仲間がいなかった」ことである。

第2章3項「人脈とは何か?」に「仲良くなれる」人を探す方法について書かれている。

  1. 都道府県の中小企業診断協会に入会し、探す

  2. 実務補習、実務従事などで探す

  3. 受験仲間で探す

確かに、実務補習をやると「中小企業診断士」という資格をきっかけに様々な経歴の、様々な職種の、様々な年齢の人が集まり一つの成果物を仕上げる過程でまさに「仲良くなれる」
けれども、実務補習の性質上「仲間であり、先輩」という状況にはなりにくい。
受験仲間であれば、もちろんライバルかもしれないが、きっと苦楽を共にした絆で結ばれた力強い友であると同時に合格したタイミングによっては「仲間であり、先輩」という関係が築けているかと思う。

独学生だとその受験仲間がいないので、「受験仲間で探す」ができない。
無いものは仕方ないので、都道府県の中小企業診断協会や実務補習といった関係からなんとか「仲良くなれる人」「人脈」を探していくしかないのかなと思う。

情報発信をしようと思った

第5章は主に「情報発信」について書かれている。
僕は幾度となくnoteを使った情報発信をしたいなと思っていたけどいつも二の足を踏んでいた。
なぜかというと、世の中には僕よりも多彩な経験をお持ちで、博識で、文章がうまい人がいるのに僕の情報発信が役に立つんだろうか?という疑問からである。
もっと実務経験を積んでから、もっと専門性を磨いてから
と思ったけど、結局やってみないと経験にならないということは頭でわかってたはずなのに、なぜか情報発信は二の足を踏んでたのである。

独立を意識するにあたって、ここはやはり思い立ったが吉日!ということでこの本を読んだお陰で今こうしてnoteを書いている。
こうやって思ったことを文字に起こすことっていいよね。
そして非常に難しい作業だなと痛感している。
いつかこれらの情報発信が、仕事や出会いに繋がると嬉しいな。

本を読んだ感想

筆者も冒頭に書いておられるように、中小企業診断士とはどんな仕事をしているのか、という独立後の話は色んな本で書かれているが、独立準備にフォーカスした本というのは珍しいかもしれない。
自分自身にとっては、耳に痛いことも書いてあり「中小企業診断士の資格さえ取ればHAPPY間違いなしだよ~」といった楽観的にさせるような内容でもない。
知ってはいたけど、独立をするとなるとやはり気合いを入れてやらねばならんよね・・・と現実を突きつけてくれるようなそんな本だった。
でも耳障りのいいアドバイスって逆に怪しかったりする。
それに時にそこに甘えて致命傷にもなり得るからこのタイミングで読んでおけて良かったと思う。

まとめ

というわけで僕としてのスタートダッシュは

  • 中小企業診断協会への入会

  • noteやX(旧twitter)での情報発信

これらをすることで、鞄持ちをさせてもらえたり、下請けをさせてもらえるような人脈を作り、実務経験を積んでいく。
また、noteなどでの情報発信を通じて自身の知識レベルの底上げ。
ゆくゆくは色々な方との出会いのきっかけになれば。

という具体的な目標立案にも派生することができた良い著書だった。

#資格 #中小企業診断士 #独立準備 #高島稔

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