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『漢文の学び方』、重版ができました

 こんにちは、代表の平林です。
 おかげさまで『漢文の学び方』の在庫がなくなり、重版いたしました。
 発売から10ヶ月足らず、返品もほぼゼロで、ありがたい限りです。
 これからの入学シーズン、東洋史・中国文学・中国哲学はもちろん、日本史や日本文学を学ばれる方にもおすすめの一冊です。
 引き続きよろしくお願い申し上げます。

気取らず、ユニークで、役に立つ。これぞ魚返流漢文学習法!

 魚返先生は、学習者として、そして教師として長年深く漢文に関わり、「漢文とは一体なんだろう?」と長年頭をひねってきた人です。その先生が導き出した答えは、「漢文は符号語であり、一種の暗号言語である」というものであります。
 では、この──現代中国人にすら読解が極めて難しい──暗号言語を、われわれ日本人はどのように学習していくべきでありましょうか。それにはまず、漢文に対する誤解を取っ払い、暗号の法則(文法)をつかみ、そして幅をもたせて訓読していくことである、と魚返先生は語ります。
 本書は気取らない文体で書かれた「学び方」の参考書でありますが、現代、そして未来の読者が漢文の本質に近づくとともに、あわせて日本語の姿をかえりみるよすがにもなると信じ、七〇年ぶりにこの名著を復刊するものであります。

※本書は1953年至文堂刊行の原著に、例文の詳細な出典を追加するなどし、
より読みやすく、より学びやすくした復刊書籍です。
※本書は所謂「受験用漢文の参考書」とは異なります。

 なお、重版にあたり、巻末の著作目録/著者プロフィール写真等、一部追加を行なっております。
 これは初版刊行後にご親族と連絡がつき、新事実が判明したためです。
 初版をお求めくださった皆さまには、何卒ご海容いただきますようお願い申し上げます。

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