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認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷ『子育ての羅針盤』Summary②

(僕がほんの少しだけ裏方で関わらせてもらっている)認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷさんが提供している動画コンテンツ『子育ての羅針盤』の対談動画をサマリーでまとめました!

興味はあるけど、全部見る時間がないかも・・・

という方に、このサマリーをご参考にしてもらえると幸いです!

今回は、就労移行支援事業所irodori所長・佐藤将一さんとの対談動画です。
※動画は3部構成になっています。

第1部 就労の可能性について

■就労移行支援事業所とは

就労移行支援事業所は、一般就労するための特化した訓練を行う福祉サービス事業所です。場所によって支援の内容が異なるので、自分に合った事業所を選ぶこともできるそうです。

■障がい者の保護者が感じる就労の不安

自分自身が障害のある人をあまり目にせずに生きてきたこともあり、参考事例が経験としてストックされていなかったり、障がい者の悪いニュースの方が入って来やすかったり、保護者が不安を感じやすい環境にあります。

■「成熟していないと」という幻想

佐藤さんは、irodoriを経由して一般就労した人たちの具体例を伝えながら、イメージで肥大化された不安と現実のギャップを明らかにします。

■障がい者雇用は進んでいる

障がい者雇用に理解を示す企業は増えてきており、就労の在り方は以前と比べて柔軟になっています。また、単純に労働力として障がい者を捉えているのではなく、本人の人柄を見てもらえるケースが多くなっているそうです。

■「できることが将来を分ける」という誤解

それでもなお、「自分の子どもは何もできない」「できる仕事がないんじゃ…」という不安を持ってしまったりもします。しかし、それは誤解であると、安藤さんと佐藤さんのお二人の経験談から、障がい者雇用の現在地を紐解きます。

第2部 子どもの愛し方

■愛されること

第2部では、「子育て期によい関わりがあると、よい成人期につながる」という観点を中心に対談が進んでいきます。

愛されるキャラクターの人たちは、愛されている。

と、佐藤さんは言います。その人たちは、親が子どもを愛し、子どももまた、その愛情をキャッチできる育ちがあったとのこと。

■生きづらさを感じる若者

愛情を受け取り、自分の存在を自分で肯定できている若者たち。その一方で、自己肯定感が低く、依存心が強い人は、愛情のキャッチが上手くできていないと佐藤さんは話します。

■ポイントは「本人に伝わるように」

子どもに愛着を与える際、

本人に伝わるように

ということが大事だそうです。本人がキャッチしやすい伝え方のメッセージじゃないと伝わらないのです。では、それはどうしたらできるか、何を大切にすればいいのか、佐藤さんと安藤さんが紐解いていきます。

■親の愛には変われない

療育から家庭に「(その子が)どうしたらできたか」をフィードバックしきれていないと、「先生がいないとダメなのかな」という、親の自信喪失にもつながりかねない。佐藤さんは、プロがどんなに頑張っても親の愛には変われないと話し、成人期とは異なる児童期の関わりの重要性を伝えます。

第3部 大人になるまでにしておいてほしい3つのこと

■失敗した方がいい

安藤さんが児童期の目線から、佐藤さんが成人期の目線から、それぞれ子どもの育ちを捉えて、「社会に出る前に失敗した方がいい」理由を説明します。

■失敗や経験を積まずに成人期を迎えると大変

知らないという不安は行動を阻害します。成人期に知っている範囲が狭すぎると、全てが最初からの積み上げになるので、広げることが始めにくいと佐藤さんは話します。

■経験の積み方には段階がある

中学校くらいからは、経験と社会生活を紐づけていくとよいとのことで、安藤さんのお子さんの場合など、事例を交えて解説。大人と関わるシーンを想定した経験や大人扱いする関わり方など。

■佐藤さんが大切にしていること

佐藤さんの事業所では、スキルの習得にさほど重きを置いていません。それよりも、経験や愛情などを大切にし、それらをベースにスキルを積み上げていきます。

積み上げの順序としては、

①愛情
②経験
③社会生活との紐づけ

となります。これらはとても大事なことなのですが、積み残されていることが少なくないとお二人は話します。

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サマリーは以上です!

お二方の対談の中にある”手触り感”が大切だなと思うので、ご関心に沿って、ぜひご覧くださいませ!

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