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2020年7月12日、川崎駅前にて行われた、レイシスト団体の街宣にカウンターとして参加した後の考察

2020年7月14日

#ヘイト監視をする川崎市を応援しよう

「ちょっと待って3枚目の写真! 子供連れてきたの?レイシストの街宣に? 信じられない!なに考えてるの?
まさかもしかしてだけど「子供を盾」にしてカウンターできないようにするつもりだった??? そこまで鬼畜でないことをほんと祈るわ…」

(Shig)
残念ながらその通りだよ
実際にはフロントに立つ前に退かしたけどね。さすがに子供にはディスれないから。やつらが子供をフロントに出そうとした時に、我々も必死になって阻止したよ。。

ーー
奴らレイシストたちは、我々カウンターからの批判を抑えるために、年端も行かない子供を街宣のフロントに立たせようとした。子供を大衆の前に晒せば、子供の写真がネットで拡散され、子供が学校でいじめに会うかもしれない。危険な人間の標的にされてしまうことだって考えられる。

奴らレイシストたちは言う。「我々は、英霊たちが命がけで守ったこの日本を愛し、日本の再生を心から望む国士だ」と。
国士というのは、私心を捨てて公に尽くす人間のことだ。しかし、この一事を見ても分かる通り、奴らの実態はそれとは真逆である。奴らは自分たちの目的のためには何でもする身勝手で無責任なエゴイスト集団だ。
奴らレイシストたちは惨めで貧弱な己の自我から目を背けたい。孤独から逃げたい。国士を気取っていい気分に浸りたい。権力者や支持者たちから、ちやほやされたい。甘い蜜を吸いたい。

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奴らが天皇を祭り上げるのも、天皇の威を借りて自分たちのエゴを通すために他ならない。
私には奴らの姿が、沖縄戦において愚かな指導者たちの命令に背くのを怖れ、我が身かわいさから女、子供を含む自国民に銃を向けた旧大日本帝国軍人たちの姿と被るのである。
無能で無責任な国の指導者たちに遠い異国の戦場に送られ、日本に残した家族を思いながら餓えと病の苦しみの中で命を落として行った数百万人の日本人兵士たちは、このレイシストたちを見て何を思うだろうか。
このままレイシストたちが増えて行けば、いったい日本はどんな国になってしまうだろうか。

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奴らレイシストたちは、自分たちのエゴを通すために弱い立場の移民を攻撃する。移民の犯罪リスクや、国の経済的負担を大げさに騒ぎ立て、衰退した日本で将来不安に怯える国民に向かって言う。「移民を排斥すれば、未来はバラ色に輝く」と。

日本の移民比率は1.8%で、世界199カ国中137番目という低さである。日本以外のほとんどの先進国の移民比率は10%を越える。移民比率ランキングで日本の下位にいるのは、自国民ですら生きていくのが精一杯の最貧国や、中国のように特殊な社会事情を持つ国々である。
少子化で高齢化と労働人口不足に陥ったこの日本では、もはや移民の労働力を抜きにしては社会が成り立たない。特に労働力不足が深刻な建設業、介護、農業、小売業では、移民を排斥すれば、明日にもその活動が立ち行かなくなるのである。移民が安心して働き生活できる開かれた社会を実現すること。日本の明るい未来はそこにしかない。
このままレイシストたちを放置して、日本を破壊させてはならない。
(最後に)この連ツイの写真を見て分かるとおり、奴らレイシストたちは我々カウンターの写真や動画を熱心に撮っている。これまで述べたように、奴らは目的のためには何でもする狂信的カルト集団である。 カウンター活動に参加しようとする際には、そのリスクを十分に考えていただきたい。

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(参考)
世界経済のネタ帳「移民比率」
https://ecodb.net/ranking/unms_pot.html

日本の移民比率と、豊かさ・幸福度との関係https://note.com/shig_matsuoka/n/n2ad4c1a15dde