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IT後進国としての日本

2020年8月21日

『日本のIT状況怖いな。FAXの時点で予想はしていたけど、若い世代は違うはずだと思っていた... 』

日本人のほとんどは、ITデバイス及びインターネットをいちユーザーとして使えれば十分と考えているようです。IT後進国の国民らしい受け身の考え方ですね。
ITが最も重要な産業のインフラであり、またアラブの春で見られたように国際社会の公器であるという視点は持っていないようです。

学校におけるIT教育というのは、単にキーボードの打ち方を覚えればよいというものではありません。技術、ビジネス、メディアという面からITを深く理解し、ITとITを利用した社会の発展に寄与できる人材を育てるためのものです。

そのためには英語教育も重要です。ITはそもそもワールドワイドなものであり、開発者としてITに携わる時でも、英語のスキルによって開発者の能力に大きな差が生まれます。世界第3位の経済大国でありながら、日本で生まれたアプリやITシステムがほとんど世界で使われていないのも、日本人の英語スキルの低さと無関係ではありません。

日本は1980年代のソフトウェア革命で世界の潮流に乗り遅れ、その後のインターネット、スマホ、SNS革命でも完全に蚊帳の外に置かれてきました。このままでは、ますます衰退の一途を辿るだけなのですが。。

(関連)
マイナンバーシステムと日本のソフトウェア革命
https://note.com/shig_matsuoka/n/n0b290d5f25e4



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2020年8月25日

社内Zoom会議について日本企業がコンサル会社に「部長や役員を大きく表示してほしい」や「部長や役員を上座に表示できませんか?」と尋ねたという話が話題なっています。ある人はこれを日本のガラパゴス化の例として「Zoom道」と名付けました。
以下はそれに悪ノリして書いたTWです😅。

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Zoom道、それは礼に始まり礼に終わる。目上の者の話を聞くときは、通信デバイスを頭より高い位置まで掲げるか、それを置いた机より低い位置までこうべを垂れるべし。目を瞑り静かに呼吸することを心がけよ。コーヒーや茶、タバコなどは勿論、飴、ガム、酢昆布、仁丹なども厳禁である。

会議中の発言時間の合計は目上の者のそれを上回ることがあってはならない。Zoomアプリの次のバージョンではメンバー個別の発言時間の合計がリスト形式で表示されるようになるとの噂もあるが、それまではストップウォッチや秒針のついた時計などを用意し、全員の発言時間を記録しなければならない。
自分の発言時間だけでなく同僚や後輩のことにも気を配ること。もし彼ら彼女らの発言時間がこのルールに反する恐れがある場合には、躊躇なく発言をやめさせることも会議参加者の重要な務めである。実り多い会議は秩序遵守の精神あってのものであることを忘れてはならない。

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調子にのって書いてたら、なんだか本当にそんなものがあるような気になってきた。😅