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太平洋戦争と日本人

2020年5月20日
@spanestさんのTW(https://twitter.com/spanest/status/1262016653635665920?s=20) に対しての私のリツイートのコピーです。長期保存しておきたいのでnoteにしました。

@spanestさんのTW
「まだ1/3が支持していることが、にわかには信じがたい。(Shig: 検察庁法改正案強行採決の報があったにもかかわらず、内閣支持率が33%あることを指している)
自分が茹でられつつあることにまだ気がついていない、お目出たい蛙たちがまだいるのだな。」

ーー ここからがShigのリツイートの内容

計画性のまるでない無茶な戦争をいつまでも続けて、外地に派遣した戦闘員の多くを餓死させた。最終的な戦闘員の死者は230万人にのぼった。それでも敵国の再三に渡る降伏勧告を無視し続けた。結果、防衛機能を完全に失った国内において敵国の無差別殺戮を許し、女、子供、老人を含む50万人の一般市民の犠牲者を出した。

このままでは国の最高権力者たちの身にも危険が及ぶという段階になって、ようやく無条件降伏を決めた。
外地に派遣した戦闘員のうち60万人が捕虜として捉えられてシベリアに送られ、厳しい寒さと過酷な強制労働により6万人が亡くなった。

国の拡張政策により中国大陸を中心に多くの一般市民が移住していたが、彼らは帰国の船が出る港まで自力でたどり着かなければならなかった。気の遠くなるような道のりを徒歩で移動する途中、暴徒と化したソ連兵による殺戮、略奪、婦女子への暴行を好きに許した。加えて餓えと疲労から老人と子供を中心に多くの犠牲者を出した。外地で亡くなった一般市民の犠牲者の数は30万人だが、その多くはこのように戦争終結後に亡くなっている。

国の指導者のうち東京裁判で死刑になったのは、首相の東條英機以下わずか7名である。国家元首であり軍の最高司令官で開戦の勅旨を出した天皇は無罪放免となったが、その理由については戦後75年たった現在でも明らかにされていない。一説によれば、自分たちの身に責任が及ぶことを恐れたかつての指導者たちが必死に画策し、国民の戦争責任追及の目をそらすためにそのようにしたとある。しかし当事者たちが亡くなった今となっては真実は永久に闇の中である。検証材料となるような国の書類などは全て終戦直後に焼却処分されたと言う。

私は日本人は戦後75年たった今でも先の戦争の総括も反省も出来ていないと思う。昭和天皇の戦争責任の話もタブーになっており、誰もがその話題に触れたがらない。しかしその話題を避けていては永久に総括も反省もできず、本当の意味での新しい民主主義国家としての再出発は出来ないと思う。日本人は戦前戦中のマインドコントロールからまだ抜け出せていないのではないだろうか。

日本国民は物心ついたときから従順であるよう徹底的に教育される。そのため組織や権威の言うことを鵜呑みにして、んな理不尽な命令にすら疑問を感じることなく従ってしまう。過重労働のように、組織の命令に素直に従った結果命を落とすことすらあるが、ほとんどの者はそれを知ってもなお無抵抗である。家畜のように従順で洗脳されやすく、またコントロールされやすい国民なのである。