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渡邊裕子さんの「プライド・パレードに関する記事」を読んで

2019年7年23日

渡邊裕子さん

https://www.businessinsider.jp/amp/post-194296?__twitter_impression=true

記事の通知ありがとうございます。読ませて頂きました。在住者ならではの臨場感あふれる記事には大変感銘を受けました。私自身の知見も少し広げることが出来たように思います。
プライド・パレードはヒューマニズムの祭典と言った感じなのでしょうね。一度は参加してみたいものです。

先日見たルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)の2本の映画の中でも、男女同権がアメリカで実現されたのが思ったより最近のことであることに驚いたのですが、裕子さんが記事の中で書いておられるLGBTの歴史を見ても、人権、平等と言った点で社会が動き始めたのは、ごく最近のことなんですね(若い人にとっては、十分昔のことか?)。まあ、それだけアメリカは、時代に合わせた、変化を続けてきている国であり、それがこの国の原動力であることを思うと、やっぱりアメリカ凄いと思ったりする訳ですが。

クリントン大統領、オバマ大統領が作った「LGBTプライド月間」のくだりを読んだ時には、1961年にパブロ・カザルスがホワイトハウスで行った演奏会の前にケネディ大統領に送った書簡の内容を思い出しました(先日私がTSUTAYAで借りた、CDの解説にあった)。

「ヒューマニズムが、今日ほど重大な局面に至ったことは、いまだかつてありません。いまや世界人類の救済ということが、全人類の祈願ともなっています。すべてのひとは、この最終目標達成のために最善をつくすというくわだてに参加する義務があります。
それゆえに私は、閣下と個人的に親しくお会いできるこの機会を心待ちにしております。私が閣下ならびに、 閣下のお友達の皆様方のために演奏するのでありましょう音楽は、 アメリカ国民への私の深い感情と、 自由世界の指導者としての閣下に対する私たちすべての信頼の誠意を、かならずや象徴化してくれるものと確信しております。」

なんかカザルスってかっこいいなあと思いますよね。歴史に名を刻む、当時85歳の大芸術家が60年前に国際的なヒューマニズムの広がりを心から願い、それについてアメリカが果たすリーダーとしての役割に期待している。なんかプライド・パレードやプライド月間に通じるものを感じませんか。

しかし裕子さんの記事読むと、アメリカと日本の社会と国民のヒューマニズムに関する状況と認識の違いの大きさに直面して、暗く、悔しい気持ちにもなってしまいます。マスメディアにはあまり現れませんが、今、日本では多くの人が貧困とヒューマニズムの欠如した社会の中で苦しんでいます。私の大切な人も今まさにその中でもがき苦しみ戦っています(私自身がそれについて何が出来るのか模索している最中でもあります)。またかつて、うつ病で人生の全てを失ったと嘆き悲しんでいた、私もその犠牲者だったと言えるのかもしれません。
かつて私が訪れたカリフォルニア シリコンバレーや、デンマークを始めとする、ヨーロッパの国々で感じた、自由と民主主義とヒューマニズムがしっかり根ざした社会とそこに暮らす人々を思い出すと、余計その思いが強くなります。

まあ、泣き言ばかり言って、社会や人の批判ばかり言ってるカバ🦛からはそろそろ変わらなきゃいけないと思ってるところでもあるんで、私も私に出来ることを模索しながら日々頑張ります。
取りあえず、今日はこれから、川崎のバーに行って、カザルスを見習って、私のかわいこちゃんたちに、私のギターと美声でヒューマニズムの大切さを訴えてこようと思います。
参考動画:https://youtu.be/BFcz0MFodbk

とまれ、次の大統領選では、裕子さんの力でヒューマニズムの敵、にっくきトランプの野郎の再選をなんとしても阻止して下さい😁。

P.S.
世界の中心とも言えるタイムズ・スクエア周辺に住んでるなんて羨ましいです。私は2015年11月のニュヨークマラソンに前妻とエントリーしていて、生まれて初めて世界最大の都市を訪れることを楽しみにしていたんだけど、9月に私が2度目のうつ病を発症して、キャンセルせざるを得なかったんですよ。NYは今も私の憧れの地です。