思い込みの罠

皆さん、お疲れ様です。

今回は、またお仕事ネタです。
お題は"思い込み"

実際、この通関という仕事に関わらず、"思い込み"はどこにでも存在します。

どんなことでも、同じようなことを繰り返すと、人間学習します。
人それぞれ、パターン化していき、脳内で処理効率化していきます。

だから、自然とスピードが速くなります。これは、いい点でもありますが、問題点もあります。

それは、イレギュラーが発生した場合です。あまりにパターン化すると、そのパターン以外のことが発生すると処理ができなくなってしまうことです。

それを補うのは、ある種"経験"になってきます。

イレギュラーで、パターンから外れたとしても、経験によってそのパターンに戻すことも別のパターン・ルートを選択することができます。

今回、私が出くわしたのは、チェック確認のパターン化です。これは注意不足、思い込みを引き起こします。

実際、仕事柄1つ1つ内容を吟味、確認していかないといけません。

ただ、今回あったのは前回の実績があり、今回も同じだという"誘導"がついていたのです。
そうすると、本来見ないといけないところを、簡略化させてしまったのです。

そして、後々実は違っていたということも判明し、最悪なことに前回の実績ですら、間違っていたということがわかりました。

これは、別の担当者が似たような案件の事例を引っ張ってきて、この案件も同じだろうという"思い込み"から、引き起こされた話でした。

このような、思い込みは如何なるときも注意しなければならない、非常に厄介な存在です。

慣れていないことで、"思い込み"は発生するわけがありません。そんなことがあったとしても、それは単に聞いていない、理解していないことによって引き起こされるだけなので。

慣れてくると、いつも背後に忍び寄ってきます。それは、第三者の目しかないように思います。

第三者は、まだ"思い込み"に囚われる可能性が低いため、その第三者の意見というのは貴重です。

ただ、第三者と言っても条件があります。

冷静に注意深く見れるだけでなく、しっかり意見が言えることです。
意見が言えなければ、意味がないですし、チェックを受ける人間からの意見に流されては、それこそ"思い込み"を正すことはできないです。

私の場合は、思い込みに捕らわれていましたが、チェックしてもらった第三者である上司をこちらの意見で通してしまったため、そのまま行ってしまいました。

そして、その第三者は二人までであること。

これは、チェック機能の第三者が増えすぎると、1人1人が他人にチェックを依存して、トータルでチェック機能が全く働かなくなる場合です。

いつしかの現場ネコのイラストのそれです。

https://twitter.com/karaage_rutsubo/status/1157112554910437377?s=19

また、好き勝手意見しすぎて、収集がつかなくなることです。

思い込みを防ぐ、正すには、適度なコミュニケーションの下で仕事を進めるのが重要だと言えます。

在宅、分散業務により、空間の断裂がある今日。

その仕事のコミュニケーションも、いつも以上に1人1人努力しなければ維持できない状況です。1人では"仕事"が成り立たないのも事実です。

そういう意味も、このコロナ下での仕事の変容は、"働き方改革"と同等かそれ以上のインパクトを与えています。

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