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違いを力に!相性が合わない人との仕事の進め方

はじめに

こんにちは!株式会社SHIFT(以下SHIFT)の能力開発部で、コミュニケーションやリーダーシップ教育を担当している岡田 洋輔(ようさん)です!

仕事をしていると、時々「この人とは相性が合わない」「考え方が全く違う」と感じる相手と出会うことがありますよね。

それは、相性の問題かもしれません。
あるいは、考え方や価値観が大きく異なるからかもしれません。

このような状況では、コミュニケーションがうまくいかず、仕事を楽しく進めることはもちろん、仕事の効率や結果に悪影響を及ぼすことがあります。

ただ、こういった状況は、まさに「水と油」のようなもので、どれだけ力を尽くしても水と油は自然に混ざり合いません。

それが仕事上の場合、パートナーやチームメンバーを選べるわけではありません。毎日顔を合わせ、共に仕事を進める上で、相性の不一致や考え方の違いは、個々の生産性を落とすだけでなく、全体の雰囲気をもギスギスとしたものにすることもあります。

これは仕事場の「壁」としてよくある状況ですが、この壁をどう乗り越えるかが、プロフェッショナルな仕事人とそうでない人を分けるポイントとなります。

では、どうすればこのような状況を乗り越えることができるのでしょうか?

この壁を乗り越えるためのカギは、「相互理解と尊重」が握っています。
相手の立場、視点を理解しようとする努力、そしてそれを尊重すること。
これが重要なカギとなります。また、話し合いを通じて、共有すべき目標や値を明らかにし、それに向かって共に努力することも大切です。

相互理解と尊重を深める5つの戦略

そこで今回は、明日からでもすぐに実践できる「相互理解と尊重を深める5つの戦略」をご紹介します。

戦略1: オープンコミュニケーションを確立する

素直な意見交換は、相手の価値観や考え方を理解する第一歩です。そのためにも、まず、あなたが相手と「オープンなコミュニケーションを通じて、お互いのためにも、関係性を深めていきたい」想いを共有しましょう。

相手にあなたの意図を伝えることで、相手の意識も同じ方向を向きます。同じプロジェクトに従事するものとして、目指すところは同じです。その目指すところに辿り着くために、良い意図を持ち寄れば、相手はきっと応じてくれるはずです。

具体的には、例えば定期的なミーティングを設け、それぞれが思っていることや考えていることを話す時間を作ります。話し合いの際には互いに割り込まず、話を聞くことが重要です。

そして、また、自分の意見を伝える時は「自分の感じ方」を中心に話すと良いでしょう。これにより、お互いが攻撃されていると感じずに意見を受け入れやすくなります

戦略2: 共有目標を明確にする

チーム全体の目標を明確にすることで、目指すところを明確にし、一体感を醸成します

具体的には、プロジェクトの初めにミーティングを行い、達成すべき目標を共有しましょう。その際には、具体的な数値目標や期限を設けると目標が明確になります。

そして、その共有目標を達成することが、お互いにとってなぜ大事なのかという価値観についても共有をできるからです。そうすることで、さらに相互理解を深めることにつながります。

戦略3: 役割を分担する

お互いの得意分野や興味のある部分を活かし、役割を分担することで尊重し合う関係の構築を目指します。

例えば、プロジェクトの初めに各自の得意分野ややりたい仕事について話し合い、それをもとに役割分担をします。この過程で、お互いの強みやスキルは、それぞれのバックグラウンドや価値観によって培われてきたものだと気づくことができ、お互いの違いを尊重することができます

戦略4: 相手の視点を理解する

自分の視点だけでなく、相手の視点も理解するように心掛けましょう。
具体的には、相手の意見を聞いた後、「もし私があなたなら、同じように感じるだろう」と考えてみるのも良いでしょう。

また、相手の立場や背景を考えることで、その人がなぜそのように感じるのか理解することができます。

仕事において多くの場合、異なる視点を持ち寄ることで、今まで持つことができなかったアイディアを生むことにつながるので、異なる価値観や考え方を持っている相手に有難さを感じられるようになるはずです

戦略5: 感謝の気持ちを表す

相手の貢献を見逃さず、感謝の言葉を伝えましょう。

具体的には、相手が手間をかけて作業した結果や、良いアイディアを出したときなどに感謝の言葉を伝えます。また、日常の小さなことに対してや、相手が目標達成に向けて一緒に居てくれることでさえも感謝を感じ、伝えることが大切です。

これにより、相手は自分の働きが認められていると感じ、モチベーションを保つことができます。また、相手は「認められている」と感じることで、その期待を裏切りたくないという認知的不協和という心理が働き、お互いの関係性にプラスの影響をもたらす可能性が高くなります

以上のような具体的なアクションをとることで、「相互理解と尊重」を実践し、仕事の相性や考え方の違いを乗り越えることが可能となります。

他にも「相互理解と尊重」を促進するためにできることはあるのですが、今回お伝えしたことは、その中でも特に重要かつすぐにできるものです。あなた自身の職場で、ぜひ試してみてください。

おわりに

仕事の中で相性や考え方が合わない人とどう接するか、そしてその人とどう協力するかは、仕事の成果を大きく左右する要素です。

相手を理解し、尊重する。共有の目標に向かって一緒に努力する。

そのために、まずはあなた自身がオープンな姿勢を持ち、相手の考え方や視点を理解しようとする一歩を踏み出してみてください。それが、仕事場でのハーモニーを生み出し、成果を上げるための最初の一歩になってくれます。

あなたの歩み寄る勇気が、素晴らしい共同作業を生み出すカギとなるでしょう。

P.S.
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!ひとりでも多くの方にこの情報をお届けするために、あなたの「スキ」が力になります。
これからもお役に立てるように、日本の最先端を行くIT企業で取り組んでいるコミュニケーション教育の一端を発進していきます。


執筆者プロフィール:岡田 洋輔(ようさん)
現在急成長中、可能性に溢れるSHIFTの能力開発部でIT業界にとどまらない『人間力』にフォーカスしたコミュニケーション/リーダーシップ教育を担当。Made in SHIFTの知識が世界のスタンダードとなるように、日々邁進中。モットーは「コミュニケーションを通じて、人生にポジティブなインパクトを」。

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