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「新型コロナ 対策奮闘記」第3回 3月25日(水) 考えが大きく変わった日

■第3回 3月25日(水)



3月25日(水)、この日が私の考え方を大きく変えていった日であった。

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通常の業務を忙しくこなしており、株価は不安定だったが、丸紅さんが大幅赤字というニュースが入り、新型コロナウイルスとは関係なく、今年は株価が厳しい年になりそうだと思っていた。その翌日は、JXTGさんが3000億円の赤字を発表した。

そんな時、突然友人経営者から一報が入った。


秘密


ロックダウン?? そんなに酷いの?? もう日本はことが過ぎたんじゃ無いの??

18時17分にシフト本体の役員、グループ会社の社長にメッセージした。


★2_ホワイトボード


それから、本当に20時から小池都知事の緊急記者会見がはじまった。

★3_知事の部屋


記者会見の内容は

・昨日が17名、今日が41名。感染者が爆発的に増加、オーバーシュートの懸念
・3つの「密」、「換気の悪い密閉空間」、「多くの人の密集する場所」、「近距離での密接した会話」これを「NO!3密」と呼んで避ける
・平日はできるだけ在宅勤務。平日夜間、週末は不要・不急の外出はしない
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/governor/governor/kishakaiken/2020/03/25.html

というもので、謂わゆる「感染爆発 重大局面」であった。

直ぐにシフト社内では、新型コロナウイルス対策会議が行われ、粗々の方針が出来上がっていた。

経営チームの中で、決定事項が共有された。

★4_在宅での勤務を推奨



当然、在宅推奨をすべく、シフトにとって一番大切なセキュリティの確認と、在宅リモートワークが出来るような環境の整備をする必要があった。

直ぐに問題になるのが、ノートパソコンである。それから必要台数を洗い出し、グループ会社の不足部分も洗い出し、ある程度バッファを持たせて1500台を買うことにした。

当然、自宅にインターネットの環境も無い(最近はスマホだけで生活しているケースが多い)従業員もいるだろうという事で、その環境についても同時に調べた。

そうこうしていると、あのチャールズ皇太子が陽性反応が出たとニュースが流れた。。。

★5_チャールズ



非常にショックであった。ここまで警備の厳しい人ですらかかってしまう。

日本がロックダウンになったらどうなるのか、世界のロックダウン情報を直ぐに集めた。そして、有事の時はキャッシュである。だから直ぐにグループ会社のキャッシュを確認した。


★6_世界情勢まとめ


そして翌日の3月26日(木)も引き続き、グループ会社に指示を出した。

★7_皆さんも大変でしょうが


その日は、お客様のコロナに対する状況確認と、パソコンの手配と、従業員の環境の整備を含めた数字の集計に徹していた。パソコンが全然手に入らない。

23時に突然、ベトナムがロックダウンになるという情報が入ってきた。

★8_ひび やすまさ



弊社は、ベトナムにも150人規模のグループ会社があり、遠隔の地でバタバタと準備をしなくてはいけなかった。

3月27日(金)早朝、アメリカが中国の感染者数を超してしまった。

★9_米国の感染者


そして、とにかくパソコンを確保したかった。夜中も早朝も、どんどん情報が入ってきて、どんどん作業を進める一方、判断しないといけない事が増えていった。

★10_ヨネさん


そして、シフト本体の重職のメンバー、グループ社長を集めて15時から緊急対策ミーティングを行うことにした。

★11_一旦

3密


今思えば、緊急会議とは言え、そして検温して37.5℃以上の人は会議には居ないとは言え、密集して会議をするのは本当にバカだったと反省している。

そんな時、パソコンが入手できる事が分かった。本当に良かった。

★12_PCの在庫ですが


そんな中でも、まだ未確定な会社の運動会の開催に関するジャッジなど、分単位で色々な判断すべき項目が上がって来た。

★13_6月に開催するシフト


会議では、PC/モバイル/Wi-Fi/その他在宅環境の調査の報告や、諸々方針を決めて指示を出していった。

そんな中、こんなニュースも飛び込んで来た。

★14_ジョンソン英首相


イギリス、どうしちゃったの? 1ヶ月前に居た時は、そんな事なんて全く無かったのに。



世界が壊れていく、経営者としてとても危機感に駆られていた。その中、なんとかシフトでの体制、ベトナムでの体制が整った。ある程度、現段階でロックダウンになっても対応出来る。



これで、3月25日の小池知事の記者会見から、僕にとっての怒涛の1週間は終わった。



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