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「新型コロナ 対策奮闘記」第14回 4月6日(月) 在宅勤務がはじまった。ウィズ・コロナ、アフター・コロナについて考える

■第14回 4月6日(月)



月曜日から始まった在宅勤務で自宅での環境を整えている投稿が社内のSNSで上がった。

★1_在宅セッティング


これは時代の変化だと感じた。自宅がオフィスになり、多分アフター・コロナでは、会社3日、在宅2日とか、休日2日と言ったように、会社にいるよりも自宅にいる方が多くなる。つまり会社へ出勤する人数はほぼ半分になり、企業の床面積、販管費(水道光熱費、会議室、ウォーターサーバーなどのファシリティ)は半分になるんだと思わせる投稿だった。

そう思った時、少し妄想を書いてみた。時が進めば、まだまだ色々と面白い事が起きるだろうが、取り敢えず。


■自宅がオフィスと化す

● 専用の部屋が必要になりマンションの買い替え需要
● マンションのリノベーション需要
● インターネット回線が太いマンションに引っ越す
● 家族内でテレビのチャンネル争いと同じく、部屋の覇権争いが起きる
● 自宅オフィススペースに自分の好きな香りが欲しくなる
● 音楽をしながら仕事をする人が増える
● スーツを着る、私服を着る機会が減るので、
 関連ファッションは売上が下がる
● 一方、部屋着は売れる。また自宅のファシリティは売れる
● 女子は絶対に洋服と化粧の金額が下がる
● ズームはバックの壁紙が有料になって売れるようになる
● 自宅の光熱費が増える
● 災害対応で備蓄が増える
● 再配達の頻度が減る(ヤマトさん、佐川さんの業績が良くなる)
● パソコンは2台持ち(ミーティング用と使う用)
● パソコンはホワイトボード代わりにできるやつが売れる(マックの新機種が出る)
● 住んでる街が活性化する(商店街が復活する)
● 意外に家事代行が流行る
 (旦那が家事をアウトソーシング)
● 夜の店は行かない代わりに、投げ銭は増える
● ナイトグッズは爆売れかも
● 在宅離婚、自宅が2世帯にしたい要望が出る
● 一人の時間を大切にしたくなる(ワンルームマンション借りる)
● 一方、誰かに会いたくなる(メリハリが効いたライフスタイルになる)


■自宅でのご飯

● お昼のランチにデリバリーサービスが普通になる
 (Uber eats、出前館、食べログ、ぐるなび各社がしのぎを削る)
● シェフが来てくれて作り置きのサービスが流行る
● デリバリー要員が足りないので、飲食店のウェイターという職業は減りデリバリー要員になる


■自宅での家族との過ごし方

● 子供を面倒見るため
● 奥さんと会話を続かせるため
● 運動不足を解消するため
 のコンテンツが増える(YouTuber的なものは、ハウツー本が流行る)


■通勤

● 週2日か3日しか会社に行かないので、車通勤もありかもだし、都内に住まないかも
● 定期は買わなくて良い
● オフィスの場所が移動するかも
● 混んでいる時間は避けて出勤する
● 通勤時間が無くなるので趣味、携帯サービスの売れる種類が変わる
● 特に電車で勉強系/暇つぶし系は無くなる


■オフィス(もしかしたら勤務がシフト制になるのかも)

● オフィスの面積、ウォーターサーバー、水道光熱費、会議室、福利厚生、インターネット回線の量、ランチデリバリーの売上は減る
● オフィスの家賃は、自宅の家賃に(更に、都内に住む必要がないので広い家に引っ越すかも)
● 会議室の家賃はチャットツールのクラウド費用に
● チャットツールでのお作法が会社の規律(就業規則)に加わる
● TV会議での遅刻の定義、セットアップの自動化ツール(会議室予約がチャットツールの会議予約)、発言の順番、資料共有の順番、共有のホワイトボードが欲しくなる、唾が飛ばないので発言しやすい、リアルタイムにやり取りが難しいので、実はギャグは通じない
● 総じてオフィスの販管費が減るので、それを従業員の在宅化支援に使える会社が喜ばれる
● フリーアドレスが促進される
● シェアの文化になるので、パソコン・椅子・机を綺麗にする為のルール/設備が居る
● 自宅でもオフィスでも作業がどこでもし易いように、シンクライアント化する
● 半分は自宅にいるので、外食の機会は半分になる
● 接待文化がなくなり、家族とどう過ごすのかをサポートする商品を接待代わりに買うようになる
● または、ゴルフや週末の会食接待は行きやすくなる。平日は自宅にいるのでオフィスは小さくなる、駅の近くか遠くても良いかは、自宅を選ぶ基準と一緒
● ドキュメントは無くなる、オンライン
● 奇数の人、偶数の人とか、出勤日を割り振るか、連休が取りやすいように前半組と後半組とか
● オフィスがブレストの場になる(なのでオフィス家具の種類が変わるしオシャレになる)
● 会社って存在が分からなくなる(存在意義、求心力が無い)
● 帰属意識が無くなるから、同じ価値観が大切、会社はベースをまず作るので、入社1年は出社強制とか
● 会社としての存在意義を出すために、レクリエーションは増えるかも(社員旅行、運動会、忘年会)


■自宅とオフィス以外

● コンビニの数はもっと増えるし、地元の駅に居酒屋やバーが増える
● 外食は半分の数になる、その代わり新宿・渋谷の主要駅のテナントが様変わりする
● 自宅では出勤・退勤という概念が薄くなるので管理監督者の割合が増えるし、法律が変わる
● 自宅で作業していると他の仕事も出来るので、ダブルインカムのサービスが流行る
● 会社に所属するというのは時間を守れないとか、時間をお金に変えるという人以外所属しなくなる
● 新しいライフスタイルになるので新しいドラマが生まれる
● そもそも仕事のやり方を分業化しないと成り立たないので、旅行に行きやすくなる


■季節性

● 手洗いの文化が根付いたので、インフルエンザで休む人も減る
● 引き続き、石鹸会社の売上は好調




ざっと挙げただけでも面白ことになりそうだ。

まず災害時やこういった有事に対して、在宅2日、オフィス3日、休日2日という働き方に移行する会社が増える。特に金融機関とかは、サーバーの分散(地震災害時の時に、東京と関西を分ける的な)を国からも要請されると思う。あとは、在宅リモートをしない会社は従業員から人気がない会社になる。


アフター・コロナを想像すると我々のIT業界を主に考えると

これは、生活のあり方の世界的な変化である。日本だけでは無い。インターネットの出現に近い100年の1度の大変化である。

総じて、働く場所、会社・社員ランク(信用スコア)、時間の概念が変わる

我々の世界であれば

① オンプレミスじゃなく、よりクラウドになる

② オフィスと自宅で販管費をシェア

③ 新しいサービスがどんどん生まれまくる


SIに対する評価制度が変わる(アウトプットの見せ方、時間チャージから成果へ)、今まで残業で稼いでいた人が稼げなくなる。
会社の信頼度が注目される(家族から信頼されないと働けない)、給与だけじゃなくて、安全とか在宅とか経営者の従業員に対する考え方とか。

非常に面白いし、本当に素晴らしい世界に突入する。
考えるだけでワクワクする。


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