おしゃれレトロ風カメラが高いって? バルナックライカがあるじゃないか!
息子の誕生日プレゼントを探しているとき、Nikon Z fcに出会ったのをきっかけに20年のブランクを破って写真を再開したことは以前書きました。
フリーフォトグラファー時代に愛用していたのもF3やNew FM2だったので、元来そういうタイプのカメラが好きなんです。
Z fc以外にも某社のレトロ風APS-C機を一時期使っていました。社名を伏せているのは、その後そのメーカーが嫌いになったからです。
そのシリーズのニューモデルは30万円近い価格と発売当日の完売からの受注停止、フリマサイトにあふれる転売といった現象が起こり、(悪い意味で)話題になりました。
私も発売日に公式モールで買うつもりで待機していましたが、サーバーがダウンしている間に完売してしまいました(買えた人はどうやったわけ?)。複数のショップの抽選にもすべて外れ、すっかり購買意欲が削がれてしまいました。
前置きが長くなってしまいましたが、今回書きたいのはそんなことではなく、クラシックなカメラが好きならなんちゃってレトロ風デジカメではなく本物を買おう!ということです。
このカメラを手に入れた理由は以下の記事に書きました。
機能美と造形美の完璧な調和、滑らかな肌触り、手に収まる丸っこさ、小ささ、軽さ、シャッター音、撮影の楽しさ、所有する満足感、すべてにおいてそこらのレトロ風デジカメの比ではありません。
できあがってくる写真に関してはデジタルとフィルムという違いがあるので単純に比較はできませんが、私は圧倒的にフィルムのほうに魅力を感じます。
あまり値段のことは書きたくないので、気になる人は相場を調べてください。デジタルライカしか知らない人はびっくりするかも。デジMとはゼロが2つちがいます(もちろん少ないほうに)。
レンズもライカにこだわるとそれなりに高いけど、定番のエルマー50mmなどボディと同じくらいの値段で手に入るものもあります。
あるいは旧ソ連製の優秀なツァイスコピーがいくらでも安く出ているので、とりあえずそれでも良いと思います。ゾナーコピーのJupiter-8 50mm F2や、ビオゴンコピーのJupiter-12 35mm F2.8など素晴らしい写りですよ。
露出計はiPhoneのアプリを使っています。さっと出してさっと測れます。
いちいち測るのが面倒という人は、サニー16ルールを憶えておくと人間露出計になれます。
バルナックライカは種類が多くて、よく知らないとどれを買っていいか迷うと思います。私もよくわからなかったので、昔からの憧れであり、完成型と言われているIIIfにしました。IIIaやIIIcなども使いやすいらしいです。
古いカメラなので状態は要注意ですね。シャッターが全速ちゃんと変化しているか、ファインダーにカビやクモリがないかのチェックは必要です。
もし壊れても修理してくれる工房がたくさんあるので大丈夫です。そこが完全機械式カメラの強みです。
M3を買ったらIIIfは防湿庫行きかもと思っていましたがそんなことはなく、どちらもそれぞれ代えがたい魅力があります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?