天狗になる

「天狗になる」という言葉がありますが、なぜ慢心する人のことを天狗になると言うのだろうか。

調べてみると、そもそも天狗という架空の生物はもともと山伏や僧侶だったと考えられている。そのものがあまりにも慢心が過ぎて仏教の道を外れてしまい、魔界に堕ちてしまった妖怪なのだそう。

ですから慢心が過ぎる人のことを「天狗になる」と言うらしい。

「最近君天狗になってんじゃない?」と言われたら、慢心が過ぎているか、もしくは顔が赤くなってるか、背中に翼が生えているか、鼻が高くなっているか、山伏の服装になっているか、一本下駄になっているか自分で確認してみた方がいいかもしれない。

羽団扇を持ってしまってる可能性もある。

そういえばジュリアナ東京では羽付き扇子を使っていたから、彼女たちは天狗に憧れ、夜な夜な踊り狂い、天狗に向けた儀式を行っていたのかもしれない。

それほどに女性に憧れられたら、きっと天狗も鼻が高くなっていたに違いない。
ということで「天狗になる」を使って漫才書いてみました↓

ツ「どーも"徒然なる母に"です。お願いします。」
ボ「僕最近ね、私生活でも仕事でも天狗になってるんですよ。」
ツ「あんま自分で言わないよ。え、天狗になってるの?」
ボ「そうそう、凄く物知りだし、スポーツできるし、女の子にモテるな〜って自分で思ってるから」
ツ「気持ち悪いね。でもさ、天狗になってるって、自分で分かってる人は天狗になってないんじゃない?」
ボ「え?」
ツ「天狗になってるってことは自分のことを過大評価して偉そうにしてるってことでしょ?」
ボ「そうだよ?俺自分のこと過大評価してるし偉そうにしてるよ?」
ツ「それを自覚してるってことは過大評価してないってことだと思うよ?」
ボ「え、俺過大評価してるよ!」
ツ「いや自覚してるってことは自分のことちゃんと評価できてるってことだよ」
ボ「いや俺ちゃんと過大評価してるし、偉そうにしてるよ!」
ツ「なんで天狗になりたいの⁉︎天狗になっちゃってる人は見たことあるけど、天狗になりたがってる人初めてみたよ。」
ボ「だって天狗ってカッコいいじゃん」
ツ「は?」
ボ「目は大きいし、鼻は高いし、それに赤くて空も飛べるって赤トンボみたいじゃん!」
ツ「赤トンボカッコよくねーよ!赤トンボなんて目がいっぱいあるイメージしかないんだから。」
ボ「とにかく俺は天狗になりたいからこれからも自分を過大評価し続けるよ。」
ツ「いやまぁ勝手にしてくれたらいいけど。」
ボ「ちなみに俺自分のIQ?300だと思ってる」
ツ「ノイマンか!もういいよどーもありがとうございました。」


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