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JR西日本最長片道切符の旅(5日目)

JR西日本最長片道切符の旅も5日目です。本日は姫路からの移動です。
姫路からは姫新線を利用します。姫新線、姫路から播磨新宮までは輸送量も多く本数も多いのですが、播磨新宮から佐用まではその半分くらい、そして佐用から津山はもっと減るという先細り路線です。

播磨新宮での乗り継ぎの光景
佐用での乗り継ぎの光景

佐用ではまたもやキハ120系との出会いが。佐用から先の輸送量の少なさを物語っているようです。ここまで姫新線の輸送量が激しく先細るのには訳があります。陰陽連絡線として整備された智頭急行があるため、鳥取への通過交通は智頭急行を利用します。津山へ行く利用者は、中国ハイウェイバスを使います。ということで、姫路からの姫新線は播磨新宮までの都市圏での運輸にほぼ集約されるといっていいようです。

さて、佐用から津山行きに乗ったのですが、昨日に津山は通過しており、最長片道切符の経路としては津山の一つ手前の東津山から因美線に乗り換えて智頭、鳥取方面に進むことになっております。ところが東津山での乗り継ぎが2時間以上あります。一駅先の津山まで足を延ばしてみることにしました。

東津山<>津山の往復乗車券

津山に到着し、津山まなびの鉄道館を訪問します。
津山まなびの鉄道館は扇形機関車庫とターンテーブルを有する資料館で、ターンテーブルは年に数回ですが現役で稼働させるため、近代化産業遺産に登録されています。ということで扇形機関車庫やターンテーブルを嬉々として撮影にいそしんでいたのですが、

気動車いろいろ。一番人気はキハ58

ターンテーブルの向こうに何か怪しげな青色のアームが

ヘルメットとハーネス装着で高所作業車から見下ろせるようです

これは乗らないわけにはいきません。さっそく申し込み、ヘルメットとハーネスを装着していざ出発です。

この角度、いいなあ
この角度、すごくいいなあ
津山運転区と津山駅をこの角度から
これは最高の角度です

もう、おなかいっぱいです。気持ちよく津山を後にし、因美線で鳥取へ向かいます。

智頭駅にて

智頭駅で鳥取から来て折り返す鳥取行きに乗り換えようとしたところ、やってきた列車は智頭急行の車輛でした。この列車は鳥取から智頭まで来て、ここからやっと本来運用されるべき智頭急行に入るかと思いきや、またJRで鳥取へと引きかえします。JR西日本がスーパーはくとの車両使用料をケチりたいし新幹線の特急代も稼ぎたいからスーパーはくとを姫路発着にしようと目論んでいる昨今において、こんな運用の仕方をするとは意外です。

鳥取ではまた1時間半ほど乗り継ぎ時間があります。鳥取駅のコンコースをぶらぶらしていると、倉吉にあるウイスキー会社がブースを出していました。どうやら仮初めのブースではなく、ガチのやつです。

倉吉のウイスキー

名前は聞いたことがあるし、ウイスキーを倉吉で作っていることも知ってはいたのですが、試したことはありません。時間もあるので試してみました。
バーボン樽仕上げやシェリー樽仕上げは美味いなと思いましたが、ピート臭の強いウイスキーが好きだと話すと、「うちも作っています」ということでそれも試飲してみました。確かにスモーキーな感じはするのですが、どうにもパンチがありません。濃い酒が好きな私には合わなかったようです。

鳥取を出て浜坂で乗り継ぎ、城崎温泉につきます。ここからは特急一本で結構進むのですが、ここでも1時間半くらい乗り継ぎ時間があります。

駅前の観光案内書の掲示

城崎温泉の外湯は10回ではきかないくらい利用しております。しかし数年ぶりに使うので観光案内書に出向いたところ、外湯の混雑状況をリアルタイムで知らせてくれるシステムが構築されていました。sensingとIoTの融合により、限られたキャパを最大限利用できるようにしたということですね。この状況を見て今回は地蔵湯を選びました。なお、このようなシステムの導入のせいかはわかりませんが、外湯の値段がどんどん高くなってきていますね。

特急こうのとり

温泉を満喫し、そのあとは特急こうのとりで尼崎へ。尼崎からは西明石まで東海道線と山陽線を利用するのですが、自宅最寄り駅である摂津本山駅がこの経路内にあるので、本日の宿は自宅とし、明日は自宅から出発することとなりました。

本日の最長片道切符の経路は、姫路<姫新線>東津山<因美線>鳥取<山陰線>福知山<福知山線>尼崎<東海道線>摂津本山でした。営業キロ及び運賃計算キロはそれぞれ417.2キロ及び432.7キロとなります。東津山<>津山の往復区間の営業キロ及び運賃計算キロはそれぞれ5.2キロ及び5.6キロとなります。

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