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新宿は豪雨

大森靖子さんが「新宿」という曲で、「あたし、新宿が好き」と歌っている。

椎名林檎が、「新宿は豪雨」と歌い出している。

フランク永井は、有楽町で待ち合わせしている。

田舎に住んでる僕達は、彼らの歌を、ネイティブとして聞けていないと思う。

新宿は豪雨だと、どんな気持ちになるのだろう。分からない。私の実家の辺りで豪雨が降ると、土砂崩れが起こる。山に囲まれているので。

有楽町で待ち合わせをする感覚は、僕に置き換えたらどこなのだろう。イオンモールだろうか。

僕は、彼らの曲が好きだけど、彼らに共感は出来ない。知識がないのである。

アメリカ映画を見ていると、たまに、何が面白いのか分からないジョークがある。「じゃあ、誰がチェリーパイを焼くんだい??」で、観客が笑う。誰でもいいだろう。

そう、同じ日本語を使っていても、暮している文化が違えば、齟齬が生まれる。私たち地方都市の人間には分からない言葉が多分に含まれている。

僕はそれが知りたい。だから東京に暮らしてみたい。そうして初めて、東京事変の歌詞の意味が分かるのだろうので、期待している。

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