Märchen von Morgen (IX)
前回「磔刑の聖女」
暁光の唄
イントロ
虫の音
踏み鳴らす草葉
遠い風が林冠を揺らし
風も届かぬで森の中には木々の息が漂う
あたりはまだ暗く 眠りの中にある
それでも夜明けの兆しを感じる
ここからは見えぬがきっと
果ての空には土との境界が引かれて
暗闇が少し白んで青へと向かっている
沈みかけた低い月光が木々を縫い
ほつれた間から溢れた僅かな光が指す方へ
辿るかのように 唯 森を進む
志田はもっと嘆きのような始まりを
想像していた、、、、、
ジャブジャブしていないし
七歩じゃない!だと?!?
井戸脱出か!
水の中じゃないのに重い足取り
それに反して軽やかなピツィカート
宵闇に
嘗て恋した月光を
水底から見上げた月光を
背に受けて森を進む
朧な影を追いかけるように
月光が指し示す方へ
月の引力に逆らうように
東へ
彼らにとって
やっと迎えた「終わりの朝」であるはずなのに
この曲の始まり方は 志田の感性によると
殊更に飾り気もない 「等しい朝 」を迎えるかのよう
それこそ欲しかったものなのか
木管の旋律は植物の寝息のよう
ピツィカートの旋律に続く
上っていくピアノのアルペジオは
渾々と水を汲み上げるかのような維管束の波動
ストリングスの停滞した揺蕩う空気と
彼らを宵闇に鎖ざした森も
光を と
枝を伸ばし 葉を繁らせる
夜が訪れてもなお
彼らからわずかな月光を奪う
彼らほどこの光に恋した者はいないのに
手に入れるには まだ何が足りないと言うのか
この森の呼吸がすっかり彼の肌によく馴染んで
落ち着きを得る 心地よい
さよなら
ッッッッハスッ
「次の別れこそ 永遠」に
馴染んだこの宵闇の森に
「さよなら」と
な、、、、ああ、、、あ、、、
別れを受け入れて
それを自ら告げている
ずっと
ピアノの旋律は
悲しさよりも静かで清々しい
宵闇の唄は底上げされて
上に繰り上がるような旋律だったのに
慎重に降りていく旋律で
自らの意思で 一つひとつ確かめるような
僕たち?!
僕、、、、私達じゃないだと
何メルなんだ君は!
メルさん、、、落ち着いているけど
「どうしちゃったのよ」感はもうない というか
でも志田は彼のこんな、、、
お声を聴いたことがない
濁点でも 優しさでもなくて
でもちょっと優しさがあるのは
声帯の主のすっぴんのお声由来か、、、
メルさんの底根のお優しさが
例のあの人の素のお声のお優しさと
と言うか
メルさんとどなたかが
イリュージョンしてコンクルージョンして
別にあえて優しくしようとか
きっとやってないのに
その、、、なんか、、、ひしひしする
とてもいい これも似非の良きところなのかな
なんだろう
特に「同じ時間を」の前
しっかり目に息を吸っていて
ベトさんと同じく
手のひらに溜めた水に溢れないように
柔らかな髪を手で梳くように歌いかける
あの感じ
でも
ひたすらに 丁寧で 確かめるようなのに
誰かに向けられたものというより
誰もいない空間の独白というか
憑き物が取れたよう、、、もちょっと違う
確かにちょっとすっきり清々しさはあれど
それは音楽の方で
私たちもよく知る朝のスッキリ感で
彼だけのものではなく
お声自体は若干の放心の名残りと
罪と悲しみと全てを抱えたまま
ぐっと何かを抑え込んで
「これを自らちゃんと言わなければ」という
強い決意とそれに対する怖さ、、、というか
震えというか、、、幼さ、、、
なんだけれども
光と闇の童話のあの幼さではなくて
メルツくんだ とは言えなくて
でも
聞き分けもできて 我慢もできて 教養がある
でもひとりでどこか行くには勇気がいる
誰もいないのは寂しい
お部屋を真っ暗にしたら眠れない
なくしものをしたら涙が出てくる
みたいな 絶妙な 幼さで
物語とあんまり関係ないがお声とか歌い方は
はじめてのおつかい とかで
妹を連れて歩いている子の
こう、、、僕はもうお兄さんだから みたいな
足の踏ん張り、、奥歯噛み締め感、、、
とにかくお声はそういう
「おっきくなったね」と言いたくなるような
曖昧で絶妙な幼さで
成熟し切った屍揮者が言葉を紡いでいる
この不安定さ
なのに 見た目は大人頭脳は子供
みたいな違和感はなくて ちゃんと大人
隠しきれない幼さが蘇った 大人 って感じ
そして歌い方も絶妙で
別に嗚咽はないし
ベトさんとエリーゼさんの別れの後で
彼が泣きじゃくったかなんてわからないけれど
クソほど泣いた時の横隔膜の震えだけが
彼の身体に残って
整わない呼吸だけが口から漏れている感じ
なんだ、、、苦しい、、あっ
ああ
あああああああああ
大切な人達と 一緒に居たかっただけじゃない
生きたかったんだ
ああ、、、、、
光と闇の童話でメルツ君の死に際を
何度も繰り返していた メルさんが
生きていた頃を
愚か者のように 唄っていたメルさんが
生きていた頃なんて忘れてしまっていたメルさんが
自分は生でも死でもない身で
大切な人は皆 喪ってしまったメルさんが
同じ時間を生きたかった、、、、と
なんと言うことでしょう
エリーゼさんの「ずっと一緒にいようよ」に
「君と同じ時間を生きたかった」と返すにしても
この、、、この、、、
生きてない お人形エリーゼさんに対して
生きてはない メルさんが 「生きたかった」と
な、、ああああ
対ベトさん的にも
死にたくなかった よりも
逢いたかった たよりも
あの時 あの場所で 君と 生きたかった が
出てくるとは
なんだろうな
いろんな人へのいろんな気持ちが
混ざっているであろう
この絶妙なニュアンス
「同じ時間を生きたかった」に
自分の生と共に大切な相手の生も望んでいるのが
最高に愛
メルさんは本当に愛の人なんだ
でもな 「生きたかった」なんだよな
過去形、、、、
望みはすれど メルさんが歩む先に
「生きたい」時間と場所があるわけではない
あ、、、、、ああああ
摂理は彼らを赦さない、、、、から
鳥は空へ 屍体は土へ
摂理に反した彼らが
輪廻の歯車に戻ることはできないだろうから
彼らに次はない、、、、
だから「生きたかった」という
はぁん、、、、メルさぁん
君とずっと同じ時間を生きたかったし
生きたかった と手をずっと伸ばしてたんだ
穏やかにも苦しい
身を滅ぼす光の中へ進むようで
進む足取りは重いのに
確かに自分の意思で前へと進むその後ろ姿が
ひかり
フルートの風が
イントロでは遠いSEだった風が 音色となって
メルさん達のところへ流れ込み始める
鎖された森の出口が近づく
ひかりが重なるたびに
鳴る小さな鐘の音 と 深くなる低音
空と土の境に偉大なる太陽の産声が聞こえ始める
時を知らせるように鐘はなり
山際は少し白んで
空は一層青を呈すほどに 木立の影は黒く
嗚呼 此処から陽は昇るのだと
月光が指し示す先は此処だったのだと
森を抜けようと歩いていたのが
陽に向かって歩き始めるかのよう
そしてメルさんのお声のノイズが解ける
いつのまにか彼の歩みは縛りから解かれて
ただ前へと歩を進める
復讐は罪が故に
手伝うメルさん達も然り 罪に罪を重ねてきたわけで
そのきっかけは 恨みを怨みを晴らしたい から
だったのでしょうが
生 の中にある ひかり が
生の喪失とともに失われてしまったと思い
欲しくて 欲しくて
伸ばした手が掴んでしまった罪こそ
復讐だったんでしょうかね
恩寵↓ 愛情↓
きっと腕の中に壊れたエリーゼさんが居て
そのイドから賜ったようなエリーゼさんを
導いた先がなんであれ
一緒にいてくれたエリーゼさんを
抱きしめ返すような 優しい眼差しを向けるような
その抱擁は、、、お母様に ベトさんに教わった愛情
「寒くない?」「唯の僕が」
幸福↑未来↑
上を、、見ている
井戸の中から
丸く切り取られた 限られた空に映るものを
見上げるしかなかったんじゃなくて
木々の間から溢れた光を探すような
自らの意思で そこに何かあると知って
見上げるような
抑えていた何かがあふれないように上を向くような
嗚呼、、、そうだよな
そうなんだよな
メルさん(達)が欲しかったのは
イドの恩寵じゃなくて
慈しんでくれるような神様の恩寵で
お母様のただ曇りなき愛情で
ぬくもりに満ちた幸福で
眩い未来なんだよな
そして存在故に
大切な人を傷つけたりしない自分で
自分に欲しかっただけじゃなくて
大切な人から奪いたくなかったもので
与えるような 生 を生きたかったんだ
メルツ君に罪を重ねていたかもしれない
自分が死を招いてしまったお母様
鈍色に染めて羽ばたいた想い人
自分のために苦しみの道を歩み
今はもう動かない大切な人
メルさんは
何も知らずに死を迎えたことより
ひかりをくれる誰かが
ひかりをあげたい誰かが
闇を見ること を
そんな自分が歩んだ生を
罪のように背負っていたのかもしれない のなら
志田が思うに彼はずっと愛情の人 で ひかりの人で
ひかり に手を伸ばす一人の人間で
唯の彼なんだ
暗闇の時代
そして金管
いよいよ薄雲は橙に色づき始めて
空の青と混ざり反射して白い帯が広がる
もう見上げる事はなく
ただ前を見る彼の頬を照らすように
そよ風がその目にかかる前髪を掬うと
きっと宝石のように美しい瞳が
優しい橙を映して潤んでいるのでしょう
生まれながらに盲しいた少年
井戸の底で目覚めた青年
二人が出会った大切な君に
確かに惹かれあって
幼き身体が 仮初のこの身体が 死せる後も
この想いは変わらない
グッッッ
なんという愛か
メルさんはどうしようもないくらい
愛情に満ちた人ではないか
求めた ひかり のひとつ愛情が
メルさんの中に 死後も 宵闇に染まった後も
喪われずに むしろ肥大化しながら そこにあったのか
求めていたものが 持っているもの と
同じ ひかり だと
それにメルさんは気づいているんだ
グッッッ、、、ウゥ
宵闇の唄を
ぬぬぬぬぬぁぁぁぁぁぁぁ
あたりはもう十分に明るく
夜明けの気配はすぐそこに
黒かった木立の影に 木肌を 草葉の苔藻の濃緑を見た
お姉さん達も 悲しみはあれど笑っている時があって
七人の復讐を手伝って集めた 七つの罪と復讐の罪
非業の死か 必然の死か
本当に死んでいるのか死んでいないのか
よくわからないが
一度死んだが墓碑のない者たち
死も 衝動も 生きていたからこそそこあるものであり
復讐を手伝ったメルさんだから彼らの生き様を記す
ことができるのでしょう、、、
いよいよ地平の彼方に火輪が姿を現す
燃えるように赤い縁取が
光線を放ち 真っ直ぐ彼らを刺す
今こそ 暁光の時
その眩さに少し目を細めて
頬に温かさを 掠める風を受ける
彼の血の通わぬ瞼も赤く透かし
懐かしき肌の温もりに
忘れていたあの日々が
彼らが重ねたあの日々が甦る
キミが今笑っている
ここで この詩が
笑い声が、、、メルさんの声が
震えている、、、、ぁぁぁあ
あああああ だめだ
だめだめ 志田は
キミ、、、、
勇ましいドラム
力強い金管
迫るストリングス
鳴り響く鐘
迎暁の時
細めた目を開いて
睫毛の影の先に そのひかりを認めた
全ての光を合わせたかのような
黄金の輝き全身に受ける
眩すぎる白く飛んだ視界の中に
闇を盲しいた幼き自分が見ていた
眩い時代の景色が広がって
母の声が聞こえてくる
「メル、寒くない?」と
愛した人が
愛をくれた人がそこにいる
いきたい という意志をここで感じた
このひかりをたどればそこにいる と知っている
降るカウントダウンは
最後の歩を数えるように
ムッティ、、、あああああ
あったかいね、、、、あああああ
暖炉の前に立つ母の
あの温もりが
あああああ
あったかいよ、、、、
志田はもう、、、、限界だ
この唄を聴くことができていい人生だった、、、
あああああああああ
志田のエピタフも刻んでぇぇぇぇぇぇぇぇ
Guten Morgen.
とうとう暁光を拝みました
放心
大放心
気になるのは
メルさんはその後どうなったのか
ひかりの先で
愛すべき人との再会を果たしたのでしょうか
それとも変わり果てた彼らには
もう帰る場所なんてどこにもなく
ただ眩すぎる光線に焼かれて消滅したのでしょうか
そんなことも想像ができないくらいに
志田は暁光に焼かれて燃え滓になり
気づけば3日経っていました
いつもは曲を聴けば何かしら書けるのですが
志田の根本はハッピークソ野郎なので
ハッピーが見つからないと 路頭に迷います
文字にしてしまうと
私の中で確定してしまうと言うか
ならば書かないで曖昧にさせておきたい
でも 志田の場合は
文字にしないと健やかに悲惨な結末を迎えるので
Ceui!!!!!!!!!! しました
そんな燃えカスがしゃべります
暁光を迎えたのは誰か
そもそも志田は
メルツ君と
イドイドのメルさんと
Märchenのメルさんが 同一だと思っていない
かと言って全く別人ではなく
混ざっていると言うか
その組成が異なるのであれば 同一だと言えない
イドイドとMärchenの二人のメルさんは
パズルのピースのように
抜け落ちた部分同士が噛み合う事はあるけど
同一ではなくて
それぞれ別の物語の上に生きている
と思っている
これが皆様のうちで
一般的なのか そうでないのか よくわからないが
そんな理由から今回は特に
メルさん(たち)とか メル的な人たち
と曖昧に書きたかった(途中で諦めた)
ので 暁光の唄メルさんを
と言うか ベトさんの漂白抱擁を喰らった後を
混沌メルさんと呼ぼう
本文で前述したように
メルさんはメルさんなんだけれども
成熟し切った大人がこぼす絶妙な幼さ のある
絶妙に誰でもない混沌メルさんが暁光を迎えた
でも まごうことなき メルさん で
未知のメルさんではない
イドイドをMärchenを拝聴してきて 別れ難き
志田にひたひたに沁み込んだ
メルさん である事は間違いない
これは 知っているメルさん だと
メル的な人たちが限りなく同一であったなら
と言うか 純メルツ君 であったなら
悲しくも温かい物語の終を迎えたのでしょう
志田もひかりの中へ歩み出る彼らの背中に
「いってらっしゃい」と言えるかもしれない
でも志田が聴く限り
メルツ君でも
メルツ君が成長した青年メルさん でもない
残酷に言うなら
綺麗に片付きすぎている
綺麗な者のために誂えた綺麗な終わり
消し飛ばしたみたいに
感動的な音楽と詩で揺さぶられて
ひかりの中を歩かされて
そこに求めていたものがあると
確定しているかのようで 眩すぎる
本当はどこを歩いているのか
何を目指して歩いていたのか
ただ漠然としたひかりの中で
ぬくもりを抱いた
もっと混沌とした 曖昧なメルさんの中で
救いと言っても 死後の救済 で
笑って暮らしてたあの時代に戻れるわけではないが
メルツ君成分だけが救いを得られたような
そんなモヤモヤが残る
何かを削りながら疾っていたMärchenメルさんは
消え去ったのか
特に叫んでいたイドメルさんは
今はもう届かぬその声が掠れても尚
光に怯えたまま苦しんでいるのではないかと
そんな不安の中で
ハッピークソ野郎志田が一つの解を出すなら
混沌メルさんはメルツ君を返しにひかりへ向かった
と言っても
極めて幼いベトちゃんと出会う前の
盲しいたメルツ君 で
メルツ君が世界の色を見る前の
何色にも染まっていない純白幼メルツ君
開眼後 ベトちゃんと出会えば
幼き恋心に頬を染める
それはもう少年メルツ君色 であるはず
白に近いだろうが純白ではない
白は200色 メルツホワイト
メルツ君が
井戸に落とされ 死したのちに
宵闇に染まり イドに寄生されたイドイドメルさん
その記憶を失い
イドの寵愛を受け
屍揮者属性を得て罪に染まるMärchenメルさん
混沌メルさん はその大部分がメルツ以外であり
染まってから 築かれたメルさんは
メルツ君とは別の
メルさんだけの生き様であり
メルさんにはメルさんの人格があって
人生があったと志田は思う
だからこそ
メルツ君→メルさんは不可逆の変化で
メルツ君色を宵闇に染めたように
混沌メルさんを漂白しても
そもそもベトさんの漂白を喰らっている上に
強すぎる暁光に漂白されて残る白は
ごく僅かな 幼メルツ君がもつ 純白で
メルツホワイトでもない
メルさんを漂白してしまったら
もうそれはメルさんではない
混沌メルさんの中にある
メルツ君に由来しない「メルさん」という個がある
イドイドとMärchenを経て
苦しみ 人と出会い 共に過ごし 罪を重ね 別れた
ただ ひかりを求めた
その物語が
「メルさん」という優しさや愛情や慈しみを持つ
新たなひとりの人間を醸成し
イドの悪戯か 摂理の気まぐれか
メルツ君の想い人と廻り合い
混沌メルさんは自分の魂の混沌に気づいた
メルさんはメルさんなりにエリーゼさんを愛し
二人で歩んでいた先に出会った
愛を貫いて 命をも投げ出す
「唯君だけを愛した」と言ってくれる知らない女性
その温もりに 喪失に触れて
痛む胸の在処は
メルさんがエリーゼさんを愛する心と別のところにあって
小さなメルツ君の存在に
今も尚小さな手を伸ばしていることに
メルさん自身も
メルツ君と己が同一ではない ことに気づいた
彼女がこの変わり果てた姿を見て
愛していると告げたのは この子 だと
この子は何も変わってはいない と
彼女が愛したこの子は この子のままでここにいて
この子が手を伸ばす先へ 還してやりたいと
そして私が愛しているのはエリーゼさんだと
そして同一にも気づいた
僕たちが求めたのは ひかり だと
それなら私も彼女のように
混沌メルさんのなかのメルさんも
愛を貫いて この仮初の身を投げ出そうと
思ったのかもしれないし
メルツ君と メルさんの 分離を
図ったのかも知れないし
ともかくメルさんは自分が
空へも土へも行けないと知りながら
動かぬエリーゼさんを抱いて ひかりの中へ、、、、
エリーゼさんの「ずっと一緒に居よう」を
守るために
この歪な生きても死んでもない
自分の肉体があるわけでもない存在は
自らで終わりを選ばなければ
永遠に不滅かもしれないが
エリーゼさんを喪った今
唯 愛情のままに 共に
自らの終わりを選んだのかもしれない
そもそもメルさんは救済を求めているか
聞いて見なきゃわからないのに
志田が勝手に救いを求めているのが
そもそもおかしな話
やり直せない生で 生のうちに救済はない と思って
自分でひかりを探して
今しか見れんかも知らんと血眼で見続けるから
たまには自ら輝いてみちゃうから
眩いのかもしれないね⭐︎
志田に必要なのは救急!
サングラスもキュッキュッ!
ここまで読んでくださって
誠にダンケシェーン!
次回 Märchen von…「謎の7秒シリーズ」「総括」
余談
磔刑後何をしていたかお前は
というと 新たなる旅に出ていたわけでございますが
そんなこと関係なく
この暁光、、、、、本当につらかった
何度繰り返し聴けども
思考が止まる
志田も暁光に焼かれるというか
あまりにもしんどかったので
メルさんを疑似体験しようという
志田は健やかに悲惨な大奇行に疾り
自室の椅子に座って机上のライトを
限界まで目に近づけてみました(危険です)
まさに取調室で刑事にライトでカッとやられている
あの感じです
暁光の唄を聴きながら
良きところでスイッチをオン!
眩い、、、、眩すぎる
あ、、、、ああ、、、、
罪を白状するよりも
メルさんの気持ちが分かるよりも
Revoにキャトられている気分になりました
さすがにメルさんが
キャトられている唄ではありませんから
実験は失敗に終わりました
厳密には終わっていないけども
最期の唄を聴いて
メルさんのイドからMärchenを経ていく
成長というか、、、、成熟というか
イドメルさんを見失って
悲しんだ宵闇の唄が懐かしい
つらく 悲しく 重いけれども
それだけじゃなくて
メルさんたちと共に歩んだ物語が
私だけの物語がここにはあって
それが音楽と共に
笑い声と共に駆け巡って
ほのかにあたたかいのは
私のひかりでしょうか
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