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ラストメッセージ

【この企画・作品について】

4人の作者さんと一緒にリレー形式で
《1つの作品》を作りました。
作者の方たちは誰と一緒に作っているのか内緒にしたまま物語を紡いでいただきました。

任務として
①写真をイメージして物語を作る
②誰かがタイトルを決める
③指定ワード[違うと思う]を誰かが入れる
というものがありました。

こちらには作者さんの名前入り台本を置かせていただきます。

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【①アラオー】

このスタンドFMを始めて、約1年。色々な人に出会い、どれも素敵で意味のある縁だったと思います。

今日はスタンドFMメンバーの友達にレターを出そうと思います。

こんにちは
ぐりさん、お元気ですか?


【②しんご】

IKKOが激しく色づき始めた折、体調は崩されていませんか。
私がまだ特大のマントヒヒだった時の話です。
急に雨が降り出したため。干していた洗濯物で庭を拭こうと外に出ると、
そこには101匹の元気なあぶない刑事(デカ)がいました。
ひろし20のきょうへい81。
これはまずいと、ひろしを少し増やしていた時、
足の薬指が金縛りにあったのです。
背後に焼き立てクロワッサンの気配を感じた私は、
恐る恐る、チップスの袋を開けてムシャリ。
もひとつおまけにムシャリ。
チップスは美味しいのでよく食べます。
チップス送ります。


【③ずっちー】

私がそんな思いの丈をラザニア一枚一枚にミートソースで書き殴っていた時を同じくして、一方その頃、
世界中の愛想笑いが集まる町 ドドスコファンタスモニカシティでは。


【④酢めし】

以上の内容が、私の元に届いた。

え?

え?え?えーー?

見間違いやろ。
もう一回見てみよう。

いやいやいやいや、え?
リレー知らんの?
体育祭とかなかったん?
コイツらスラム育ち?

一旦落ち着こ。
うん。コーヒーでも飲もう。
コーヒー買いに行って一回タバコ吸お。
うん、そうしよ。

ガチャ。(外へ)

変な遊具のある公園がちょうどあるし、座ってコーヒー飲みながらもう一回見よ。

ははは....笑

一方その頃、
世界中の愛想笑いが集まる町 ドドスコファンタスモニカシティでは。
じゃないねん。

上手いこと展開作りましたよー、あとはよろしくーじゃないねん。

コイツらほんま、誰か分かったら一回づつしばいたるねん。

よし、まあええわ。
これが最終的にどんな内容になろうと俺は関係ないからな!
もう、知らん。

『違うと思う』

「ん?誰っ!?」

あたりを見渡すが誰もいない。

『それは...違うと思うの。あなたはこのリレー企画に参加した。それはあなたの意志。ならば、全てを受け入れなければいけない。そうでしょう?』

「それはそうやけど...でも、限度って...あると思う。こんなの、どうやってもオチつけれんやんか!というか、お前誰やねん!」

『私は神。シナリオの神よ。あなたのように、どうしようもなくなったシナリオを抱えた人の手助けをしているの。』

「シナリオの...神?じゃあ、助けてくれるんか?ほんまか...。たしかに、安易に考えてた俺が悪かった。全てを受け入れる。だから...だから、俺にオチを!オチを与えてくれっ!」

『全てを救済しましょう。これをあなたに授けます。』

「こっ、これはっ!」

『使うも使わないも。あなたの自由。それを使えば、すべての物語に終止符(ピリオド)を打つことができます。』

「ありがとう...。助かった。これで物語を終わらせられる。よぉし!いっけぇーーー!」

柔らかな光に包まれる。

あぁ、なんて。
なんて美しい光なんだ。
これで..この物語を終わらせられる。

拝啓、スタンドFMのみんな。
こんな無茶苦茶な話を最後まで聞いてくれて、ありがとう。
でも..これで終わり。
最高の終着点を見つけたんだ。
「オチを付ける。」
今まで当たり前のようにやってきた。
こんなに難しいことだなんて、思ってなかった。
みんなが、僕に与えてくれた「試練」...だったのかも知れないね。
ありがとう。
これでまた一つ上のステージに行くことが出来るよ。
さぁ、見ていて。
終焉の時(ラストダンス)の始まりさ。
すべての物語を...終わらせるっ!

キラーーーン✨
(なんか効果音付けれたらつけて。)

.........

チュンチュン(スズメの鳴き声)

「ふわぁー、よく寝た。
変な夢見ちゃったなぁ。」

おしまい。