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スラムダンクのこの目について

スラムダンクの中でキャラクターがこの目になる時がありますよね。
これって、「マジにしない」表現なんじゃないかなーと思います。

例えば、花道と不良時代の三井が体育館で揉めるシーン。
ここで、普段のトーンでキャラクターをケンカさせると、ちょっとマジというかガチの不良漫画になってしまいます。

「カッコ良すぎ」てしまうと思います。

キメすぎたり、気取り過ぎたりしすぎないように、この目を使うことでうまくトーンを調整しているのだと思います。

俳優・アーティストの、のんさんが自身の肩書を「あーちすと」としているのを見かけました。

これは、たぶん日本で「アーティスト」と名乗ると、ちょっとカッコつけすぎているように感じてしまうから、あえて平仮名でトーンを和らげているのだと思いましたが、インタビューでまさにそのようにお話されていました。

のん コメント(新聞へ掲載したのんメッセージ全文)
ちょっとハードルを下げて、自分の好きなように自由にやりたかったから、「創作あーちすと」と平仮名でおとぼけていた。

OTOTOYより

マジになりすぎたり、ガチになりすぎるのはなんとなく気恥ずかしいところがありますよね。

真剣に愛を伝えたり、感謝を伝えるのってなんか恥ずかしいです。

あと、noteで難しそうな言葉を並べて書いた文章なんかも、あとから見返すと結構恥ずかしいことが多いです。

かといって、ユーモアにふればOKかというと、イタい感じになったりするし、真剣に表現した方がいいこともありますし、トーンとは難しいものです。


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