B'zは実はめちゃくちゃ文学だと思う
B'zって激しめのロックかと思いきやそこに乗っている歌詞が実に文学的だと思う。
ふつう、ロックと言えば激しめのビートに合わせて、ノッてる言葉で歌われることが多いと思う。
だけどB'zの歌詞はけっこう日本人的というか、繊細な内面が描かれていると思う。
「イヤなことなんて酒を飲んで踊って忘れようゼ!」
みたいな世界観とは真逆だ。超絶イケメンの稲葉さんがこの歌詞を書いて歌っているというのがまた憎い。
なんか稲葉さんにフトンって似合わないな・・・。
稲葉さんはベッドですよね、ベッドというかベッドルーム。
個人的にめちゃくちゃエモいのがこちら・・
なんか旧友に会った時にこの曲が頭に流れがち・・。
稲葉さんの口から「大手に就職」なんていうサラリーマン的ワードが飛び出してくるのがギャップがあって面白い。でもやっぱりB'zはそういう庶民感覚というか、市民感覚みたいのものを描けるから、支持されるんじゃないかな~?
サザンとかもそうだと思う。
桑田さんってイメージは湘南育ちの潮風薫る、女好きでお調子者でみんなの人気者って感じだが、実際は「風に戸惑う 弱気な僕」なのだ。
なんか、日本人って心の奥底にはそういう自然に対する畏怖とか、コントロールできないものと共存する感覚というか、そういう哀しみみたいなものを背負っている気がする・・・はかなさというか。
稲葉さんにせよ桑田さんにせよ、めちゃくちゃカッコイイ音楽を奏で、圧巻のパフォーマンスで日本中を沸かせながらも、そういう繊細さというかを持ち合わせているからこそ魅力なんだと思う。
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