峯澤典子×古屋朋 対談『てばなし』刊行記念 vol.6
誰でも知っていることばで紡ぐ。
峯:第一に言えるのは、古屋さんの書き方はとても丁寧で、眼差しがじっくりゆっくりと触れるものを書いていきますよね。息の長さが関係しているのかな。途中で投げっぱなしにしない。でも投げ出すときは潔く投げて、また大切に受け止めている。言葉の放ち方がとても的確で丁寧というのが、とても惹かれる部分だなと思いますけれど。
あと言葉に対して、あまり制約を設けないというか、自由に言葉が波のように動いていくことを許している感じを受けて。
古:ありがとうござい